2017年2月8日

店舗オフィス内装工事の基礎知識

オフィスや店舗を新規で借りたとき、その内装をこれまでとは違うものにしたい。社内の雰囲気を明るくするためにオフィスのレイアウトを大きく変えたい。そんなときに行うのが店舗やオフィスの内装工事です。ここではそんな内装工事について、その基礎知識と全体の流れについて解説します。これからオフィスや店舗の改装を考えている人はぜひ参考にしてください。

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オフィス内装工事の目的

オフィスの内装工事を成功させるためのポイントとして重要なのが、内装工事の目的を明確にすることです。なぜ内装を変えるのかという理由がしっかりしていないと、内装のコンセプトづくりの段階で方向性がブレてしまいます。このため理想通りのオフィスに改装出来ないだけでなく、どことなくチグハグしたオフィスに仕上がってしまう可能性もあります。

オフィスの内装工事を行うときは、まずはその目的をリストアップすることから始めましょう。会議を行うなどして、「何のための内装工事なのか」を明確にさせたうえで、コンセプトを決めるようにしましょう。コンセプトを決めるときはあまり大人数で行わず、会議に参加するメンバーを絞って行うとコンセプトをスムーズに決めることができます。

多くの人の意見を取り入れようとすると、まとまりのない内装になってしまうことがよくあります。オフィスの内装は会社の方針を示すものですので、経営に関係する人だけで決めるようにして、現場の声がないとわからないようなことだけ確認しながら、コンセプトづくりを進めるようにしましょう。

よくあるオフィス内装の目的としては、業務拡大のためのスペース確保や、反対に業務縮小のためのオフィス規模の縮小などがありますが、最近は社員にとって居心地のいい空間にすることを目的に内装工事を行うケースが増えています。魅力的な内装の職場にすることで、社員の定着率アップを図るのですが、このような目的がはっきりしているほど、オフィスのコンセプトもわかりやすいものになります。

オフィス内装工事の流れ

オフィスのコンセプトが決まったところで、施工業者に相談することから内装工事はスタートします。工事期間はおおよそ1~3ヶ月です。もちろんオフィスの規模にもよりますし、どこまでこだわったオフィスにするかということでも変わってきますが、シンプルな内装工事の場合は1ヶ月もあれば完了します。

予算は坪単価で10万~30万円と考えておきましょう。内装デザインを依頼する場合は、これとは別に坪単価で5万~7万円くらいの費用がかかります。内装工事は何かと追加で費用がかかることもありますので、予算は高めで設定しておきましょう。もちろん無駄遣いをしていいというわけではありませんので、抑えられる費用は可能な限り抑えるようにしましょう。

コンセプトが決まれば施工業者の選定を行います。施工業者はデザインだけを行う会社や、内装工事だけを行う会社、その両方を請負う会社などがあります。最近ではオフィスの移転作業までおこなう会社もあります。分業しないほうが工事期間を短くすることができ、トータルコストも下げることが出来ます。特に問題がなければ一貫して請け負ってくれる施工業者を選びましょう。

施工業者が決まれば、あとは工事の完了を待つだけですが、実際にはこまめに現場に通う必要があります。イメージ図だけですべてを把握することは難しいため、きちんと現場を見ながら、気になった点を修正してもらうようにしましょう。工事中はまだ修正しやすいのですが、工事後の修正は難しいため、追加費用が発生してしまう可能性があります。

パーテンションとは

オフィスの内装で欠かせないのがパーテンションです。パーテンションは空間を区切るための簡易的な壁だと考えてください。最近はパーテンションの少ないオフィスなどもあるようですが、会議室や応接室くらいは区切る必要がありますし、更衣室は外から見えないように別空間にする必要があります。

オフィス内に壁を設置すると、その物件から出ていくときの原状回復費用が高くなってしまうため、一般的にはパーテンションのような簡易壁を用いて、室内空間を区分けしていきます。パーテンションにはいくつもの種類がありますので、内装工事前にどのようなパーテンションがあるかということだけでも確認しておきましょう。

パーテンションの種類は大きく分けて3種類あります。スチールパーテンション、アルミパーテンション、そして造作壁です。それぞれに遮音性やコスト、レイアウトの自由度などの違いがあります。オフィスのパーテンションにはスチールパーテーションかアルミパーテンションを用いることがほとんどで、基本はスチールパーテーションを用いますが、コスト重視の内装工事をする場合は、アルミパーテンションを用いることになります。

スチールパーテンションは遮音性が高く、耐火性にもすぐれていますが、コストが高めで、レイアウトの自由度もあまりありませんアルミパーテンションはスチールパーテンションと比べると遮音性も耐火性も劣りますが、工期の短さやコストの低さが魅力的なパーテンションです。オフィスのコンセプトに合わせて、新しいオフィスに最適なパーテンションを選びましょう。

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