2022年8月9日

水道の蛇口を交換する方法を詳しく解説! 料金相場や予防法もご紹介

水道蛇口の交換方法、専門業者に交換を依頼する場合の料金相場を解説しています。豊富な施工事例と価格相場を参考に、リフォマなら、その他水漏れ・つまりのトラブルに緊急駆けつけ・修理対応ができる、施工事例豊富な専門業者を簡単に探して見積を依頼できます。「地域最安値」で水道蛇口の交換しましょう。

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水道蛇口の交換 - 自分で出来る対処法と修理費用

「水道蛇口から水漏れがする」「水道の蛇口が固い」「ハンドルがぐらついている」 「よく見ると部品が破損しているようにみえる」といった水道蛇口のトラブルを発見したときにはできるだけ速やかに原因を突き止めて対処していく必要があります。というのも、そのままトラブルを放置すると、傷や破損部分が広がり大変な量の漏水が起こってしまいかねないからです。

水道蛇口の基本機能である、水を出す【開水】・水を止める【止水】仕組みは、 ゴム製パッキン(密閉のためのシール)等の蛇口関連部品の役割も大きいため、パッキンを交換することで、 水道蛇口からの水漏れなどのトラブルを解決できることも少なくないようです。

一方で、水道蛇口の寿命は、「使用年数」ではなく「使用頻度」です。 水道蛇口のトラブルが、経年劣化によるものであれば、故障箇所ごとに修理を行っていくよりも、 蛇口そのものを交換する方がが迅速にトラブルを解消でき、費用を抑えられるケースも多いようです。

プロにお願いした時の費用目安

水栓まわり部品交換

8,000〜11,000円

単水栓(壁付)交換

8,000〜12,000円

単水栓(デッキ式)交換

8,000〜12,000円

分岐水栓取付(食洗機・浄水器等)

8,000〜12,000円

混合水栓(壁付)

10,000〜14,000円

混合水栓(デッキ式)

10,000〜14,000円

混合水栓(ワンホール)

10,000〜14,000円

ここでは、ご自身で水道蛇口を交換する方法についてくわしく解説していきたいと思います。

水道蛇口の種類ごとの交換方法

ここでは、上記で説明した種類別に、実際に水道蛇口を交換するときの方法をまとめてみました。 ぜひ参考にしてみてください。

1. 単水栓/壁付(キッチン、洗面台)の交換方法

単水栓は、壁に蛇口が取り付けられており、比較的素人でも交換が容易にできるタイプだといわれています。 また、単水栓とは、一つの排水口からお湯もしくは水だけを出す構造の蛇口タイプのことをいいます。

単水栓の交換方法

ここでは単水栓の交換方法をご紹介します。

用意しておくもの

  • パイプレンチ
  • シールテープ
  • 古新聞
  • 歯ブラシ

実際の対処法

STEP1 止水栓を締める
止水栓は主にシンクの下にあることが多いです。しっかりと締めて止水しておきましょう。 シンク下にない場合は水道の元栓を閉めるようにしましょう。

止水栓を締める

STEP2 水道蛇口を取り外す
水道蛇口本体を手で抑えて、根元の方から反時計回りに回すと外れます。 固くて回せない場合にはモンキーレンチを使ってみるといいでしょう。

水道蛇口を取り外す

STEP3 配管やねじ部分の掃除をする
配管につまっているゴミや古いシールテープ、ねじ部にこびりついている錆などを歯ブラシやドライバーなどで丁寧に掃除しましょう。 これらが残っていると水道蛇口を新しくしても再び漏水などのトラブルの原因になってしまいます。

配管やねじ部分の掃除をする

STEP4 シールテープを巻く
水道蛇口のねじ部に、時計回りでシールテープをたっぷり(10~20周が目安)巻いていきます。均等に力を入れてきつめに巻いていきましょう。 ただし、力を入れすぎるとシールテープがちぎれてしまうこともあるので注意してください。

シールテープを巻く

STEP5 新しい水道蛇口を取り付ける
時計回りに回して水道蛇口を取り付けます。途中、少しでも逆向きに回してしまった場合は、 水漏れの原因となってしまうのでシールテープから巻き直しです。

本体が水平に取り付けられたら、最後はモンキーレンチで固定していきます。

新しい水道蛇口を取り付ける

STEP6 水漏れを確認して完成
STEP1で締めた止水栓、または元栓を開けて水漏れがないかを確認します。 新聞紙を水道蛇口本体と壁の隙間に差し込んで、新聞紙が濡れないかをチェックするとわかりやすいでしょう。

水漏れがない場合には作業は完了。新聞紙が濡れたら水がどこかで漏れている証拠です。 手順1からやりなおしていきましょう。

水漏れを確認して完成

2. 混合水栓/壁付(キッチン)の交換方法

混合水栓とは水と湯を一つの排水口から同時に出すことができる蛇口のことをいい、 水と湯を水栓金具内で混合して湯温や流量を調節します。

単水栓とは違い、自分で取り付けを行うには配管などの仕組みを把握しておくなどの必要があり、 知識と技術を要するため、DIYは容易とはいえません

混合水栓

ここでは混合水栓の交換方法をご紹介します。

用意しておくもの

  • モンキーレンチ
  • シールテープ
  • 古新聞
  • 歯ブラシ

実際の対処法

STEP1 水道を止める
止水栓、または水道の元栓を締めます。 集合住宅の場合には、パイプスペースを確認してみるといいでしょう。

水道を止める

STEP2 水道蛇口を取り外す
取り付け脚とつないでいる蛇口の根元にあるナットをモンキーレンチなどで緩めて水道蛇口本体を取り外します。

水道蛇口を取り外す

STEP3 古い水道蛇口の取付け脚を外す
水道蛇口と配管をつないでいる取り付け脚を外します。 反時計回りに回すと緩んで外れていきますが、この時に配管を傷めてしまう場合があるので、 ゆっくりと動かして取り外すようにしましょう。

古い水道蛇口の取付け脚を外す

STEP4 配管やねじ部分の掃除をする
配管につまっているゴミや古いシールテープ、ねじ部にこびりついている錆などを 歯ブラシやマイナスドライバーなどで丁寧に掃除しましょう。 これらが残っていると蛇口を新しくしても再び漏水などのトラブルの原因になってしまいます。

配管やねじ部分の掃除

STEP5 シールテープを巻く
新しい取り付け脚にシールテープを巻いていきます。時計回りに均等に力を入れてきつめに巻きましょう。 ただし、力を入れすぎるとシールテープがちぎれてしまうこともあるので注意してください。

シールテープを巻く

STEP6 取り付け脚と水道蛇口本体を取り付ける。
STEP5でシールテープを巻いた取り付け脚を設置します。時計回りに回すと取り付けることができますが、 途中で少しでも逆向きに回してしまった場合は漏水の原因になってしまうので、シールテープから巻き直しです。

左右の取り付け脚が漢数字の八の字になるようにします。 水道蛇口本体が水平に取り付けられるように調整してから固定するようにしてください。

取り付け脚にナットとパッキンを付けて水道蛇口本体を設置していきます。 ナットを締めつけて設置が完了したら、元栓を開いて水を出し、水漏れがないか確認しましょう。 接続部に新聞を当てて濡れてないかを確認すると分かりやすいでしょう。

取り付け脚と水道蛇口本体を取り付ける

3. ワンホール混合水栓/台付(キッチン)の交換方法

キッチン天板やステンレスプレート等の台に水道蛇口が設置されており、水栓取り付け穴が1つの型をワンホールタイプとよんでいます。 取り付け穴のサイズがどのメーカーも共通なので、水道蛇口のみを好みのメーカーのものにすることも可能ですが、 自力で交換を行うにはそれなりの技術を要します

ワンホール混合水栓の交換方法

ここではワンホール混合水栓の交換方法をご紹介します。

用意しておくもの

  • モンキーレンチ(大)
  • 納付工具
  • プラスドライバー

実際の対処法

STEP1 止水栓を閉じる
給水・給湯管、両方の止水栓をマイナスドライバーなどを使ってしっかりと閉じます。 止水栓は主にシンク下にありますが、見つからない場合は水道の元栓を閉めましょう。

止水栓を閉じる

STEP2 水道蛇口本体を取り外す
シンク下で古い蛇口につながれている給水管・給湯管を外します。 モンキーレンチを使って、ナットを緩めながら外していくといいでしょう。 新しい水道蛇口を購入すると逆止弁も付属されているので、取り外した逆止弁は不要です。

さらに水道蛇口本体の固定ナットをモンキーレンチなどで取り外し、 キッチン台から水道蛇口本体をゆっくりと撤去します。水道蛇口はほとんど裏側からナットで固定されています。 作業がしづらい部分ではありますが、ねじ部を傷つけてしまうと外すのが困難になってくるので注意してください。

水道蛇口本体を取り外す

STEP3 上面施工用アダプターを取り付ける
最近のワンホール水栓は、上から簡単に本体を固定できる、上面施工用アダプターが使われています。 向きに注意しながら、取付け穴に上面施工アダプターを差し込んでネジを締めて固定しましょう。

上面施工用アダプターを取り付ける

STEP4 水道蛇口本体を取り付ける
上面施工用アダプターに水道蛇口本体を差し込んで設置します。この時、背面ラベルの位置を合わせるようにしてください。 さらにドライバーやレンチなどを使って、水道蛇口が動かないようにしっかりと固定しましょう。

新しい逆止弁を取り付け、給水・給湯ホースにしっかりと差し込んでください。 逆止弁取り付け前に、古いパッキンが残っていないか必ず確認しましょう。

また、新しい逆止弁にパッキンがついているかも確認します。 最後にSTEP1で閉じた止水栓を開けて水を流します。 ホースの接続部や隙間から水漏れがないのを確認できたら完了です。

水道蛇口本体を取り付ける

4. ツーホール混合水栓(台付)の交換方法

同じくキッチン天板やステンレスプレート等の台に水道蛇口が設置されているタイプ。 水栓取り付け穴が2つあり、向かって左がお湯、右が水の配管と決まっています。

穴と穴との距離はメーカーを問わず同じピッチなので、お好みのメーカーの水道蛇口と交換することが可能ですが、 配管が2つあるため、ワンホールタイプよりも手間がかかります

ツーホール混合水栓の交換

ここで台付ツーホール混合水栓(キッチン)の交換方法をご紹介します。

用意しておくもの

  • モンキーレンチ
  • 納付工具
  • パッキン

実際の対処法

STEP1 止水栓を閉じる
給水・給湯管、両方の止水栓をマイナスドライバーなどを使ってしっかりと閉じます。 止水栓は主にシンク下にありますが、見つからない場合は水道の元栓を閉めましょう。 水が止まったら、給水・給湯管を接続しているナットもモンキーレンチで外します。

止水栓を閉じる

STEP2 水道蛇口を締めているナットを外す
蛇口を下から締めているナットを外して、水道蛇口本体を上から引き抜きます。

水道蛇口を締めているナットを外す

STEP3 取り付け穴に新しい水道蛇口を差し込む
STEP2で古い蛇口を抜いた取り付け穴に、新しい水道蛇口本体を差し込みます。 付属のパッキン→座金→ナットの順番に取り付け脚に取り付けましょう。

さらにSTEP1で外した給水・給湯管を取り付けていきます。 この時、パッキンを接続部に必ず入れてからナットで固定しましょう。

取り付け穴に新しい水道蛇口を差し込む

STEP4 止水栓を開ける
STEP1で閉めた止水栓を開けます。配管接続部や水道蛇口の根元から水漏れがないかをチェックしましょう。 水漏れがないのを確認できたら完成です。

止水栓を開ける

5. ツーホール混合水栓/台付(洗面台)

基本的な構造はキッチン用のものと同じで水栓取り付け穴が2つあり、洗面台に設置されています。 キッチン用との違いは、洗面ボウルに水を溜めるための排水栓がついていること。 排水栓の種類はポップアップ式、ワンプッシュ式、ゴム栓式、また洗面台に排水栓がついていて 水道蛇口にはついていないタイプ(ポップアップ穴なし)があり、交換の際はこれらの変更が難しい場合もあるので注意が必要です。

ツーホール混合水栓

ここでは台付ツーホール混合水栓(洗面台)の交換方法をご紹介します。

用意しておくもの

  • モンキーレンチ
  • 納付工具

実際の対処法

STEP1 止水栓を閉じる
洗面台の下の止水栓を閉じます。止水栓が見つけられない場合には水道の元栓を閉めましょう。 水が止まったら、給水・給湯管を接続しているナットをモンキーレンチで外します。

止水栓を閉じる

STEP2 水道蛇口を締めているナットを外す
蛇口を下から締めているナットを外して、水道蛇口本体を上から引き抜きます。

水道蛇口を締めているナットを外す

STEP3 取り付け穴に新しい水道蛇口を差し込む
STEP2で古い蛇口を抜いた取り付け穴に、新しい水道蛇口本体を差し込みます。 付属のパッキン→座金→ナットの順番に取り付け脚に取り付けましょう。

さらにSTEP1で外した給水・給湯管を取り付けていきます。 この時、パッキンを接続部に必ず入れてからナットで固定しましょう。

最後にSTEP1で閉めた止水栓を開けます。配管接続部や水道蛇口の根元から水漏れがないかをチェックしましょう。 水漏れがないのを確認できたら完成です。

取り付け穴に新しい水道蛇口を差し込む

水道蛇口の交換はプロにお任せするのをおすすめします

水道蛇口の交換

蛇口交換の手順を紹介しましたが、いかがだったでしょうか?単水栓の場合は簡単に見えたかもしれませんが、他4つは素人がやるにはなかなか大変な作業だったと思われたかもしません。水道のトラブルの原因には蛇口以外にも、水道管やタンクが破損しているということも考えられます。

自分で交換してみたけれど、後日水漏れが起こってしまい、結局は業者にお願いしたという実例も非常に多いです。 手間や余計なコストを省く意味でも、トラブルが起こった場合や、水道蛇口を新しいものと交換する際には、 技術や知識を有している専門業者に依頼することをお勧めします。

水道蛇口の交換をプロに依頼したときの費用の目安をご紹介します。

各種交換の費用目安

水栓まわり部品交換

8,000〜11,000円

単水栓(壁付)交換

8,000〜12,000円

単水栓(デッキ式)交換

8,000〜12,000円

分岐水栓取付(食洗機・浄水器等)

8,000〜12,000円

混合水栓(壁付)

10,000〜14,000円

混合水栓(デッキ式)

10,000〜14,000円

混合水栓(ワンホール)

10,000〜14,000円

水漏れは、貴重な水資源を浪費してしまうばかりでなく、家計のムダな出費にもつながってしまうものです。 場合によっては、水道管から漏れた水が家の壁などを濡らし、腐食などの原因となってしまうなど甚大な被害をもたらしてしまいます。

このようなトラブルを引き起こさないためにも、日頃から水道設備に関する点検やチェックを頻繁に行っていきましょう。 また、これまで水道蛇口の交換についてくわしく解説してきましたが、自信のない場合はできるだけ専門家におまかせした方が得策といえるでしょう。

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!

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