2017年11月15日

テラスの種類と、リフォームの際に知っておきたい基礎知識

テラス付きの家を建て、友だちを誘ってバーベキューをしたい。そんな希望を持っている方も多いのではないでしょうか。庭に十分なスペースがある場合、テラスがあることで日々の生活をより良いものに変えることができます。ここでは理想のテラスを作るために知っておきたいテラスの種類と基礎知識についてご紹介します。

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テラスの基礎知識


リフォームをするときに「テラスを作りたい」と考えている方の話をよく聞くと、デッキやバルコニーであることがよくあります。
デッキ、ベランダ、テラスは、全て屋外のくつろぎスペースとして混同しがちですが、全く別物です。

定義を理解していないと、施工会社との食い違いが起こり、イメージしていたものと違う空間を作ってしまうなどのトラブルにもなりかねません。
ここではまず、テラスとはどういうものなのかについて、簡単にご説明します。

テラスとバルコニーの違い

テラスは建物外部の空間で、地面よりも一段高い場所に作られた空間のことを言います。
これに対してバルコニーは、2階以上に作られた屋根のない建物外部の空間のことを指します。
ちなみにベランダは、2階以上に作られた屋根付きの外部空間です。

これらの表現は、よく混同して使われますので注意してください。

テラスとデッキの違い

テラスとバルコニー、テラスとベランダの関係も難しいのですが、もうひとつ混同してしまいがちなのがデッキです。
デッキも地面よりも一段高い場所につくられた空間ですが、その高さが室内の床とほぼ同じになります。
室内の延長線上にあるものがデッキで、室内とは明確に違いがあるものがテラスだと覚えておきましょう。

屋上テラスはテラスの一種?

テラスの定義を複雑にしている要因のひとつが「屋上テラス」です。
屋上ですので正確にはテラスではありません。

本来は庭に作るテラスの空間を、そのまま屋上に移したイメージのものを屋上テラスと呼んでいます。

屋上テラスという表現が定着していますので、意味は通じますが、本来のテラスの意味とは違うということを頭に入れておきましょう。

テラスの床材の種類

テラスの床材は庭の一部として違和感のないものが使われます。
床材の種類として「これを使わなくてはいけない」というものはありませんが、タイルを敷き詰めたものや、コンクリートの打ちっぱなしのような素材がよく使われます。

家や庭が洋風の場合はレンガを使うこともありますので、家全体の雰囲気を大切にして床材を決めましょう。

テラス屋根の種類

テラスには屋根のあるものとないものがあります。
屋根は形状と材質で分類することができますので、ここではその分類によるテラス屋根の種類についてご紹介します。

屋根形状によるテラス屋根の分類

テラス屋根には「アール型」「フラット型」の2種類があります。
機能面で考えたときは、雨の吹込みを防ぐことができ、積雪を落としやすいアール型の方が優れています。

ただし、アール型のテラス屋根は、先端部の屋根の高さが低くなるため、圧迫感が発生しやすいというデメリットもあります。
機能性重視の場合はアール型のテラス屋根がおすすめです。

最近人気が高いのはフラット型のテラス屋根です。
見た目がスタイリッシュで、開放感があるため、どんな家のテラスにもマッチしやすいというメリットがあります。
機能性よりも見た目を重視したいという方におすすめしたい屋根形状です。

屋根素材によるテラス屋根の分類

テラス屋根の素材は、一般的に強度の強い「ポリカーボネート板」を使用します。
ポリカーボネートは強度があるだけでなく、色が豊富で、熱線や紫外線をカットしてくれる効果も期待できる優れた素材です。
弾性もあるため、多少の積雪や強風で壊れることがないというメリットもあります。

ポリカーボネート板に対して、さらに熱線を遮断してくれる屋根材が「熱線遮断ポリカーボネート板」です。
夏場に屋根がまったくない場合の冷房負荷率を100%とすると、ポリカーボネート板を設置するだけで、冷房負荷率を20%も下げることができます。
熱線遮断ポリカーボネート板を使用することで、さらに10%ほど冷房負荷率を下げることができ、電気代の節約につながります。

通常のポリカーボネート板でも、熱線遮断ポリカーボネート板でも、紫外線をほぼ100%カットすることができます。
このことからもわかりますように、テラスに屋根を付けるだけで、より快適な室内空間を作ることができます。
テラス屋根は、ただ雨からテラス空間を守るためだけにあるのではなく、室内環境の改善という効果も兼ねています。

また、テラス屋根の骨組みには耐候性の高いアルミを使用することが多く、一部で木製の骨組みも使われています。
木製の骨組みは見た目が良いのですが、メンテナンスを怠るとあっという間に朽ちてしまいます。
最近は木目調デザインのアルミ骨組みもありますので、長持ちさせたい場合は、それらの商品を利用しましょう。

まとめ

テラスはバルコニー、ベランダ、デッキと混同されることがよくあります。
デッキは建物外部にある、地面から一段高くなった空間です。
特にデッキと一緒にして紹介されていることがありますが、それぞれに定義の違いがありますので、頭の片隅に置いておいてください。

テラスは床材と屋根選びで快適性が大きく変わります。
ここで紹介した、床材と屋根材の素材について把握したうえでリフォーム業者に相談して、理想のテラスを作り上げましょう。

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