エコキュートの水漏れを発見する方法
エコキュートは構造が複雑なため、内部で水漏れがあってもどこで水漏れが起きているのか分かりません。使用中の不具合の中には、水漏れが原因のものがあります。エコキュートがどのような状態となると水漏れが考えられるのかをご紹介します。
水道代と電気代がいきなり高くなった
普段通り使っているにもかかわらず水道代と電気代が高くなっている時は、水漏れが起きている可能性が高いです。 見た目からはどこから水漏れしているのか分からないため、施工業者に修理を依頼しましょう。
エコキュートの冷媒、タンクを除いた本体の保証期間が1年、冷却部分は3年、タンクは5年としているメーカーが多く、保証期間内であれば、無料で修理してもらえます。
エコキュートから水しか出ない
蛇口をひねってからしばらくの間は水が出るのは正常です。通常は、お湯になってから蛇口をしめない限りはお湯が出続けますが、再び水が出る場合は水漏れだと考えられます。 お湯の管からお湯が漏れているため、混合栓からは水しか出なくなっています。
古い配管を使用していると水漏れのリスクが高まるため、エコキュートを新設する際には配管も全て新しくすることで安心してお使いいただけます。
エコキュートの水漏れを起こす原因とサイン
エコキュートの水漏れのサインについてご紹介しました。 次に、なぜエコキュートが水漏れしてしまうのかについて見ていきましょう。
経年劣化
エコキュートは毎日使うものですので、使用開始から7~10年程経つと、内部の部品が消耗し、水漏れする可能性が高まります。パッキンなどのゴム製品は経年と共に破損しやすくなりますので、部品を交換して水漏れを改善する必要があります。
ただし、寿命の近いエコキュートが水漏れした場合は、エコキュート自体の交換を検討してみてください。
長い間エコキュートを使っていなかった
旅行などで長期間エコキュートを使用していない場合、内部の減圧のために水抜き栓から水が出ることがあります。久しぶりにエコキュートを使用する際には一度お湯を出してみて、お湯が出るようならしばらく様子を見てみてください。
ただし、寒冷地で水抜きをせずにしばらく使用しないでいると、エコキュート内の水が凍結し膨張すると、パッキンや接続部が壊れることがありますので、念のため業者に点検してもらうことをおすすめします。
また、水抜き栓から水がでることは、エコキュートの内部の圧力を下げるためであるのので、問題ありません。 反対に、水抜き栓以外の箇所から水漏れしている場合には、故障の可能性が高くなるので修理を依頼しましょう。
整備不良
新しいエコキュートで水漏れが生じた場合は、設置の際の整備不良であることが多いです。整備不良による水漏れは無料で修理してもらえますので、すぐに業者に連絡し、整備不良はないか点検してもらいましょう。
エコキュートを移動させた
エコキュートはスペースをとる設備ではありますが、業者は邪魔にならないように設置してくれます。設置の際、エコキュートを動かすことを想定していないため、少しでも動かすと、ヒートポンプユニットとタンクユニットを接続するホースにすき間が生じ水漏れしてもおかしくありません。エコキュートを移動させる必要があれば、移動後にパイプの締め金具が閉まっていることを確認してください。
不具合ではない水漏れについて
エコキュートの水漏れの中には、正常な作動中に起きるものもあります。不具合ではない水漏れの症状や原因を知っておくと、早急な修理が必要なわけではないと分かり安心です。 そこで、不具合ではない水漏れについてご紹介します。
ヒートポンプユニット周りが濡れている
ヒートポンプユニットは沸き上げ時、内部や配管が冷却されます。この時空気中の水分が触れると結露が発生し、配管から水滴が流れ出ることがあります。
冬季は、ヒートポンプユニットの背面に霜がつくことがあり、霜が溶けて水が流れ出ることもあります。 あまりに排水が多い場合は排水工事が必要になりますので、販売店や施工業者に相談してみてください。
貯湯ユニット周りが濡れている
水は沸き上がると温度が上昇し、膨張して体積が増えます。貯湯タンクは常に満水の状態なので、沸騰で増えてしまった水は排水口や排水配管から水が排出されます。 貯湯ユニット周辺が濡れているのは、この排出された水が原因ですので、貯湯タンク周辺が水で濡れていても問題ありません。
まとめ
エコキュートの水漏れのサインや原因、水漏れしたエコキュートを使い続けることによる危険性についてご紹介しました。 エコキュートの水漏れは見た目からは分かりませんが、水道代と電気代が高くなったり、お湯が出なくなった時は水漏れが疑われます。
整備不良や経年劣化の他に、ヒートポンプユニットとタンクユニットを接続するポンプにすき間が生じているなどが原因です。 ただし、正常な作動によるものもありますが、排水量によっては排水工事が必要になります。
不具合ではない水漏れならば問題はありませんが、そうでない場合にはエコキュートの修理や交換を行い、安心して使える状態にしましょう。
いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!
まずは相談から