2021年12月7日

エコキュートの選び方とポイント

エコキュートの選び方には機能やタンクの容量、設置可能なサイズであることを確認するだけでなく、使用環境の確認や給湯以外にも活用したいかなどもポイントになります。使えるエコキュートを選ぶために確認すべきことをご紹介します。

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使い勝手の良いエコキュートを選ぶために


様々なメーカーからエコキュートは販売されており、商品によって機能や大きさが異なります。種類が多すぎて、どれを選ぶべきか悩まれる方は多いです。使い勝手の良いエコキュートを選ぶためには、機能による違いの他、容量と使用人数の目安、設置スペースに合う形状について知ることが大切です。

エコキュートのタイプの選び方

エコキュートはお湯の暖め方や機能の違いで「フルオート」「オート」「給湯専用」の3つに分けられます。それぞれの特徴についてご紹介します。

フルオート

フルオートとは、お湯張り、保温、足し湯までをボタン1つでお任せで自動運転するタイプのエコキュートです。ボタンを押してお湯張りがスタートし、設定のお湯の温度や量になると自動でストップします。適宜自動で追い炊きをすることで、設定温度を保ちます。お湯の量が少なくなったら、設定した量になるように自動でお湯が足されます。

ボタンを押してからは全て自動で行ってくれるため利便性は高いですが、設定を変えないと不要な時まで追い炊きや足し湯が行われてしまうため、光熱費が余計にかかりやすいです。

オート

オートでは自動で保温や足し湯はできませんが、お湯張りは可能です。自動で行える機能が少ない分、フルオートと比較すると商品価格が安いです。お湯の量が少なくなったり温度が下がってきたら、自分でさし湯や足し湯で調整しなくてはなりませんが、必要ない時に保温や足し湯がされないため、光熱費の無駄は防げます。

給湯専用

蛇口をひねって給湯するタイプのものです。自動運転機能がついていないため、3つの中で最も低価格です。給湯の手間を省く機能よりも価格を抑えてエコキュートを設置したい方におすすめです。蛇口を閉め忘れて浴槽からお湯が溢れるのを防ぐために、設定したお湯の量になったら音声やメロディーなどで知らせるリモコンつきのものもあります。

容量の選び方

エコキュートは電気料金の安い深夜に沸かしてタンクにためられたお湯が使用可能な状態にあります。そのため、使用中にお湯不足にならない容量を選ぶことが大切です。

しかし、使用状況によってはおすすめのサイズ以上のものを選んだ方が良い場合もあります。容量の目安や選ぶ際の注意点を見ていきましょう。

使用人数と容量の目安

  • 1人(ワンルームマンション用):150~200ℓ
  • 2~3人:300ℓ
  • 3~4人:370ℓ
  • 4~5人:460ℓ
  • 5~7人:550ℓ

目安以上のサイズのタンクを選んだ方が良い場合について

エコキュートは普段のお湯の使用状況を学習し、それに基づいてお湯の量を作るため、親戚や友人が来てお湯の使用量が増えると、お湯が不足するということは珍しくありません。親戚や友人が頻繁に来る方はもちろん、今後家族が増える可能性があるという方は、目安のものより大きいものを選ぶことをおすすめします。

その他に、夜の入浴の他に朝のシャワーを浴びる習慣がある場合には、日中にお湯が不足してしまう可能性があるかもしれません。日中にお湯を沸かし治すと、昼の電気料金が夜に比べて高いため、 エコキュートの節電効果が小さくなってしまいます。そうならないために、予めお大きめのタンク容量を選んでおくと安心です。

設置スペースに合う形状の選び方

エコキュートを設置するには、ヒートポンプユニットと貯蔵タンクを設置する必要があるため、設置スペース周辺の状況に合わせた形状のものを選ぶことが重要です。

標準的なものは、ヒートポンプユニットと貯蔵タンクを分けて設置します。 設置スペースが狭い場合は、ヒートポンプユニットと貯蔵タンクの奥行の薄いタイプで対応します。

さらにスペースの節約可能なヒートポンプユニットと貯蔵タンクが一体化したものもあります。

多機能型のエコキュートについて

給湯のイメージの強いエコキュートですが、沸かした高温のお湯の熱で暖房用の温水を作ることが可能なことから、床暖房や浴室暖房でも利用できます。 このように給湯以外に床暖房や浴室暖房の機能が搭載されたエコキュートを「多機能型」といいます。

多機能型のエコキュートでは、温水を循環させて暖めることで、床や浴室を暖めることを可能にします。温水を循環させて暖めるのはガスや灯油の給湯器と同じですが、エコキュートでは空気の熱を利用していることから二酸化炭素が排出しないため、環境に優しいのが特徴です。

設置環境に合うエコキュートを選ぶ注意点

一般的なエコキュートでは、外気温-10℃で90℃のお湯を作ることができます。外気温が-10℃を下回ると、暖かさを感じにくくなったり、配管の凍結が起こりやすくなります。そこで、-10℃を下回る寒冷地では、凍結対策がされているなどの寒冷地仕様のタイプを選ぶことで、快適にお使いいただけます。

寒冷地に限らず、潮風の当たりやすい場所にエコキュートを設置する場合も注意が必要です。潮風が当たることで本体にサビが発生しやすくなるため、サビに強い商品を選ぶことをおすすめします。

設置環境に適したものを選ぶために、メーカーのカタログなどで仕様や特徴を細かく確認しましょう。

まとめ

エコキュートの選び方をご紹介しました。エコキュートは作動方法やタンクの容量、設置スペースに合うサイズを選ぶだけでなく、使用状況や環境にも耐えられるものを選ぶことが大切です。ライフスタイルなども加味して、無駄のないエコキュートを選びましょう。

こちらのページでは、エコキュートの施工事例や商品、その他お役立ち情報をまとめています。 エコキュートの設置や交換をご検討の方はぜひ参考にしてください。

エコキュート 交換のお役立ち情報まとめ

エコキュートの取付や修理費用について詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
エコキュート・電気温水器の取付・修理の費用相場とポイント

エコキュートの設置や交換に併せて、お風呂のリフォームを検討している方はこちらのページも参考にしてください。

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