浴室の鏡の交換はDIYと業者に依頼のどちらがいいのか
浴室に設置していある鏡はとても重宝します。洗顔やシャンプー、身体洗いなどで鏡を全く見ずに済ませる人はかなり少ないと思います。
ですが、お住まいの家のお風呂にもともと鏡が設置していなかったり、サイズが求めているものと異なっているということはよくあります。その場合、新しく鏡を設置するわけですが、この作業はDIYでもできるのでしょうか?
慣れていない人にはあまりおすすめしませんがですが、DIYは可能です。なにより、DIYの一番のメリットは、非常に安い値段で浴室に鏡が設置できることです。また、取付けるのはご自身ですので、空いている時間に施工を行うことができます。
しかし、DIYの経験があまりない方ですと、完成までに時間がかかるだけでなく、鏡の取付けが不完全で外れてしまうことががあります。さらに、鏡を割ってしまったり、作業中に怪我をするケースもあるので、慎重に行わなくてはいけません。
浴室の鏡をDIYで交換する方法をご紹介
そこで、鏡をDIYで取り付け方法について簡単にご紹介します。
①DIYで使用する道具
浴室の鏡をDIYで交換するには、いくつか道具が必要になります。道具ない場合は、お近くのホームセンター、またはインターネットなどでも手に入れることができます。
最低限、以下の道具があれば浴室の鏡の交換が行えます。
- カッターナイフ(100~500円程度)、またはヘラ(200~1000円程度)
- ピアノ線(500円程度)、PPバンド(300~800円程度)
- 軍手(300円程度)
- ミラーマット(1000円程度)
- のり剥がしクリーナー(1000円程度)
- 速乾ボンド(1000~3000円程度)
- 変成シリコン(500~1000円程度)
②浴室の鏡をDIYで交換する方法
それでは、浴室の鏡を交換する方法についてご紹介します。
1.浴室に設置されている古い鏡を外す
鏡の上下に留め金がある場合は、マイナスドライバーで上の留め金を持ち上げると、鏡が動かしやすくなります。留め金がない、もしくは錆びついている場合は、鏡の裏に貼られている両面テープのようなミラーマットを切り離すと、動かせるようになります。
ミラーマットを切り離すには、ピアノ線やPPバンド(ダンボールなどの梱包で使用されている、ポリプロピレン製のバンド)を鏡の裏に通し、のこぎりの要領で左右に動かすと切り離しやすいようです。
2.外した鏡の後ろを掃除する
切り離したミラーマットが残っていると思いますので、カッターナイフやヘラで取り除いていきます。次に、壁が汚れていると浴室が劣化する原因になりますので、のり剥がしクリーナーなどで清掃します。ミラーマットの跡は多少残っていても問題ありません。
3.新しい鏡を貼る
壁にミラーマットを貼ります。粘着力が強いので全面に貼る必要はありません、鏡からはみ出ないように複数貼りつけてください。 浴室にある鏡は、留め金とミラーマットを使用して設置されていることが多いのですが、不安な方は速乾ボンドとミラーマットを併用するとよいでしょう。
4.鏡がきちんと固定されていたら完成
留め金があるときは、外したときとは逆に上の留め金のところに鏡を入れます。このとき、鏡がきちんと固定されていれば完成です。
大きい鏡の場合は、壁と鏡の溝をシリコンで埋め直す作業が発生しますし、鏡が取り外せない場合は、鏡を割る方法もありますが大変危険です。怪我をしては本末転倒ですので、浴室の鏡はご自身で用意し、取付けのみを行ってくれる業者を探して依頼しましょう。
浴室の鏡を交換するのにかかる費用は?
浴室に鏡を設置する費用はDIYであれば、鏡代のみですので1万円以内で設置できます。 ただし、先にご紹介したDIYの道具がないときは買い揃える費用が別途必要ですので、別途5,000円程度かかるだけでなく、完了までに数日かかることがあります。
業者に依頼する場合は、鏡代の他に工事費と出張費などを含めて1万~5万円前後かかります。費用はDIYに比べて高くなってしまいますが、1時間程度で工事が完了しますし、安全に仕上げてもらえます。
業者に依頼しすると、プロの技術で確実に鏡を設置してもらえます。アフターフォローが充実している業者であれば、施工後に問題が起こっても無料で対応してもらえます。
浴室の鏡を選ぶときの3つのポイント
浴室の鏡といっても、アクリルや樹脂製など材質も違ければ、サイズも数多くの種類がありますし、くもり止めや防錆といったコーティング加工がついた商品もあります。
ここでは、浴室の鏡を選ぶときのポイントについて詳しくご説明します。
素材とサイズ
鏡の素材としては、アクリルやプラスチックとアルミの貼り合わせてできているものですと、非常に頑丈で割れにくいので浴室の鏡としてもおすすめです。
また、浴室の鏡は留め金がありますので、基本的に既存の鏡と同じ大きさになります。サイズが大きいものを購入してしまうと、鏡を設置できないことがあるので注意してください。
コーティング加工
浴室の鏡を選ぶときに大切なことは、湿気に対する強さです。浴室は湿気が溜まりやすい場所ですので、湿気に弱い鏡ですと腐食が進んで変色することがあります。鏡の変色は元に戻すことができないため、できる防湿効果がある鏡を選んでください。
安価だからといって通常の鏡を購入してしまうと、設置してから1年程度で変色する可能性があります。浴室に設置する鏡は、くもり止めや親水加工がされているもの、防カビや防錆の加工が施されたものがおすすめです。
お風呂の壁の材質
浴室に鏡を取り付ける際、ネジを取付けられるかどうかでDIYに使用する道具が違ってきます。在来浴室など浴室の壁が木材でできている場合は、留め金にネジを使用することができるため、よりしっかりと固定することができます。一方、タイルやFRP(繊維強化プラスチック)のときは、ネジを使用できないためアンカーといって、直接ネジを締め付けることができない工具を壁に使用します。穴を開けるために電動ドリルがいることもありますし、タイルは滑りやすくなっていますので、DIYを行う場合は気をつけましょう。基本的に穴をあけることが必要な場合は業者にお願いしたほうが安全でかつ確実です。
賃貸物件で鏡を交換することはできるの?
賃貸物件でも浴室の鏡が汚れてきたり、錆びてきたりすると交換したくなりますよね。賃貸物件でも浴室の鏡は交換できます。
ただし、賃貸物件では退去時に原状回復(入居時の状態に戻すこと)を義務づけているところが多いため、良かれと思って汚れた浴室の鏡を交換してしまっても、元に戻してほしいと言われることがあります。
浴室の鏡を交換したいときは、まず大家さんや管理会社に連絡をして、交換をしていいか確認してください。勝手に交換すると後にトラブルに発展する可能性があります。
まとめ
浴室に鏡が設置する作業は、大きい鏡でなければDIYでも行うことができます。DIYのほうが工事費や出張費がかからないため、非常に安いで値段で設置することが可能です。
ただし、DIYの経験がない方や大きい鏡を設置する場合は、コーキング処理やマスキングテープを貼り付ける作業が発生しますので、業者に依頼したほうが確実に仕上げてもらえます。
見積もりであれば無料で行ってくれる業者がほとんどですので、DIYで設置できるか不安な方は一度相談してみてください。
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