浴室の排水口がつまってしまった時の解消法 - 自分で出来る対処法と修理費用
一日の疲れを癒すために入るお風呂。何らかの原因により排水口がつまってしまい、汚れを流すことが出来なくなってしまうと、疲れを癒すどころの話ではなくなってしまいます。 つまりをそのままにしてしまうと、悪臭の元になって雑菌などが繁殖してしまい、衛生面においても良い結果をもたらしません。 そこでここでは、このような浴室の排水口がつまってしまった場合の解消法をくわしく紹介していきましょう。
プロに依頼した場合の費用相場の目安
浴室の排水口の詰まりを業者に依頼したときの費用の目安をご紹介します。
- 詰まり除去:8,000〜11,000円
- 高圧洗浄機使用・戸建(1時間):15,000〜20,000円
- 高圧洗浄機使用・店舗/マンション(1時間):35,000〜45,000円
- トーラー機使用(3mまで):13,000〜18,000円
排水口がつまってしまう原因とは?
つまりの根本な原因を把握することで、対処法も大きく変わってきます。 髪の毛のような小さな異物が蓄積されたものなのか、それとも大きな異物が排水口を塞いでしまっているのか、あるいは、ヘドロのようなやわらかいものが原因なのか、 それぞれによってつまりの原因を解消する対処方法が変わってくるのでよく見極めてから原因を解消していきましょう。
ヘドロのようなやわらかいものが原因の場合
浴室は洗い流したあとの髪の毛、石鹸カス、シャンプーやボディシャンプーに由来する汚れ、 身体から出る皮脂などがたまりやすく、さらには排水管の奥のほうにヘドロなどが蓄積されてしまう場所でもあります。
ヘドロは悪臭を放ちやすいので、定期的に清掃を行ってつまりの元になるものを排除しておく必要性があるのです。 予防をするための方法をご紹介しておくと、一番手っ取り早いのは家庭用のパイプクリーナーなどを使うこと。 ただし、表面のやわかい部分は分解してくれますが、固く変質してしまったヘドロにたいしては効果がありません。
その場合には、ホームセンターなどで専用の掃除用ワイヤーを購入して、削り取っていくといいでしょう。 ただし、素人が扱うとまれに配管を痛めてしまうことにもなりますので、専門業者にメンテナンスを依頼するのも一つの方法でしょう。
髪の毛などの小さな異物が蓄積されている場合
水酸化ナトリウムなどの髪の毛を溶かす成分が入っている洗剤などを排水口に流し込んでみるといいでしょう。 ここで注意しておきたいのが気をつけて頂きたいのは、重曹とクエン酸が混ざったものを一度に使用してしまうと、化学反応をおこしてしまい、濃度の濃い塩素が発生してしまう危険性があります。
使用する前に、浴槽をしっかりと洗浄して、可能であれば数日ほどの間を置いて作業を行うようにして下さい。 なお、作業中には窓を開けておくなどして、十分な換気を心がけておくようにしてください。 さらには、細部にこびりついてしまっている細かい汚れには、ピンセットやブラシ、爪楊枝などを使って取りのぞいておくことで、今後のつまりを防ぐことにつながります。
大きな異物が原因のつまりの場合
かみそりの刃、ボトルのキャップ、入浴剤の袋などの、排水口に落ちるサイズの固形物が誤って落ちてしまった場合には、 絶対にそのままにしたりせずに、その都度取り除いておくようにするといいでしょう。
固形物がつまったあとも問題なく水が流れていたとしても、時間が経ってくるとそこに髪の毛などの細かい異物が蓄積されていき、結果つまってしまうといったことは少なくありません。 また、排水口自体の寿命が縮んでしまうなどの、重大なトラブルに発展する場合も珍しくはありません。 自分で回収することがむずかしい場合には専門業者に依頼して必ず回収しておきましょう。
排水口がつまってしまった場合の直し方
対応策としては、排水口の流れを妨げる髪の毛や汚れ、固形物などを取り除くことが挙げられます。
用意しておくもの
- ゴム手袋
- スポンジ
- 歯ブラシ
基本的なつまりの解消法
STEP1 付属部品を取り外す
フィルターなどの付属部品を取り外します。浴室のメーカーによって取り外し方が変わってくるので注意が必要です。
ただし、ほとんどのメーカーは工具などを使用することがありませんので、簡単に取り外すことが可能です。
STEP2 付属品の洗浄
STEP1で取り外した部品は、今後のつまりを予防する上でもスポンジなどを使用して、きれいに掃除を行っていきましょう。
「古い歯ブラシ」などを使用すれば、「微細な汚れをきれいに落としやすくなるでしょう」。
STEP3 排水口を洗浄
排水パイプ用の洗剤などを使って排水口の奥を掃除していきます。
「髪の毛の蓄積によるもの」「固形物によるもの」など、つまりの原因がはっきりしている場合には、以下にある「そのほかの対処法」を参考につまりを解消してください。
STEP4 付属品を取り付ける
STEP1で取り外した部品を再び取り付けて終了です。取り付け方がわからなくなってしまったという方は、取り外しの前に、カメラなどの映像で残しておくといいでしょう。
そのほかの対処法
ヘドロのようなものがつまっている場合
ねばねばしたヘドロのようなものがこびりついて排水口の流れを妨げていた場合には、重曹とクエン酸を混ぜたものを流すとキレイにすることができます。 市販のものでも十分に使用することが可能です。 弱酸性の成分を含む皮脂や垢、アルカリ性を含む石鹸カスや湯垢なども同時に取り除くことができるので強力な洗浄ができます。
髪の毛がつまっている場合
細かい髪の毛が排水口に付着している場合には、水酸化ナトリウムが配合されているトイレ用の洗剤を流し込んでみるといいでしょう。 ただし、ヘドロを取り除く際に紹介した重曹とクエン酸を混ぜた洗剤を併用すると塩素が発生してしまうため、絶対に使用しないでください。 洗剤を流し込んだ後には、プラスティック製のパイプクリーナーなどを使用して、細かい汚れを取り除いていくといいでしょう。
ただし、あまり強くこすり過ぎてしまうと、排水管自体に傷がついたり、 プラスティックが排水管の中で折れてそれが深刻なつまりの原因になってしまう場合もあります。十分に注意して使用するようにしてください。
固形物などがつまっている場合
トイレのつまりなどを解消するために使用する吸引ラバーカップを使用すると、汚れをダイレクトに取り除くことができます。 気になる方はトイレ用とは別に用意しておくとよいでしょう。使用方法はトイレで使用するときと同じで、水を張った状態にしてラバーカップを排水口に当て上下に動かしていきます。 押し込むのではなく、引き抜く時に力を入れることがポイントです。
つまりの原因である固形物などが浮遊してきたら、速やかに取り除いていきましょう。 つまりが解消できたら重曹やクエン酸などを利用して、排水口の消臭もしておくといいでしょう。
※これらの方法を試してもつまりが解消されない場合には、構造的な不具合があることが予想されます。速やかに専門業者に依頼することをお勧めします。
予防方法と注意点
排水口のつまりを事前に回避するには、日頃の掃除を欠かすことが出来ません。 定期的にパイプクリーナーを排水口に流し込むと、細かい髪の毛や石鹸カスを溶かして取り除くことが出来ます。 パイプクリーナーでなくとも、クエン酸と重曹を混合させたものを流すことでも同様の効果を得ることが出来るでしょう。
排水口にフィルターなどを被せて、事前に髪の毛やカスの侵入を防ぐというのも高い効果を期待できるでしょう。 また、入浴後に排水口にきれいな水を流し込むことがで、汚れが蓄積することを防ぐこともできます。
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