シャワーヘッドからの水漏れの解消法 - 自分で出来る対処法と修理費用
シャワーの歴史は以外に古く、19世紀のイギリスにまで遡ります。 伝染病を抑えるために開発されたものが始まりで、次第に一般家庭に普及するようになりました。
シャワーヘッドとは、先端に取り付けられた水を分散させて噴射するためのもの。 つまり、無数の小さな穴が開いているタイプが一般的で、中にはマッサージ機能や浄水機能などが搭載されているものまであります。
プロに依頼した場合の費用相場の目安
シャワーヘッドの修理や交換を業者に依頼したときの費用の目安をご紹介します。
- シャワーヘッド修繕:8,000〜11,000円
- シャワーヘッド交換:8,000〜11,000円
シャワーヘッドから水が漏れてしまう原因
シャワーヘッドから水が漏れてしまう原因としては「バルブの故障」「ヘッド本体の故障」「残留水からの水漏れ」 の3つがあるといわれています。
真っ先に考えられるのが「バルブの故障」「シャワーヘッド本体の故障」。 この2つの故障を確認する方法としては、シャワーヘッドを上向きにして置いておき、 それでも水が漏れて出てくるようであれば、バルブや本体に何らかの故障が出ている可能性が高いでしょう。
この際に注意しておきたいのは「残留水の有無」。シャワーヘッド内には水が残っている場合があり、残留水とよばれています。 シャワーヘッドを上向きにして置いて水漏れが止まるようなら原因は残留水です。 残留水が漏れ出てくるのは故障ではないので修理して直るというものではありません。
残留水ではない場合は、バルブやシャワーヘッド本体に何らかの不良があることがほとんどなので、 水漏れを改善させるためにはバルブやシャワーヘッドの交換を行いましょう。 バルブやシャワーヘッドの交換は、ご自身で行うことも可能で、メーカーによっては、直接部品を購入出来るようなところもあります。 その際には、メーカーの相談窓口で蛇口の品番を言ってバルブの品番を教えてもらうようにしましょう。
シャワーヘッドから水が漏れ出てくる場合の直し方
バルブやシャワーヘッド本体の故障の場合、一番の解決策としてはそれぞれの交換作業を行うことです。 ここでは、バルブの交換方法ついてくわしく解説していきます。
まず、故障の原因がシャワーヘッドの残留水かどうかを見極める必要があります。 水が出る部分を上向きにしてみましょう。このときに、水が次々とあふれでるようであれば故障。 水があふれでなければ残留水のため修理はできません。
水漏れの原因が残留水でない場合、多くはバルブを交換することで改善されます。 下記に掲載しているバルブ交換方法で、自身で修理を行うことも可能です。 ですが、バルブを交換しても水漏れが改善されない場合はシャワーヘッド本体の故障となります。 その場合は専門的な技術などが必要となってくるため、専門業者に修理を依頼した方が得策といえるでしょう。
用意しておくもの
- ゴム手袋
- ドライバー
実際の対処法
STEP1 止水栓を止める
止水栓をドライバーでしっかりと閉めて水が出ないようにします。
STEP2 ハンドルを取り外す
水が止まったらハンドルを取り外します。ビスで固定しているもの、差し込んでいるだけのものの2種類があります。
STEP3 ナットを引き抜く
ナットを取り外します。ナットを取り外すとバルブの軸が見えてくるので、これを引き抜いていきます。
STEP4 バルブを取り替える
新しいバルブと取り替えて、1~3の行程を逆に組立ていき完了です。
シャワーヘッド選びのポイント
近年では、シャワーヘッドにこだわりをもっている家庭も増えてきているようです。 ここではシャワーヘッドを選ぶ際の4つのポイントを紹介していきましょう。 注目の4つのポイントとは「価格」「節水」「手元止水機能」「塩素除去」になります。
価格
シャワーヘッドに備え付けられている機能によって価格は大きく変わってきます。自分のライフスタイルに合った必要な機能のみが備わったものを選んでいくといいでしょう。
節水
季節のなかでも汗をかきやすい夏は、シャワーを浴びる機会が増える傾向にあります。 あまりにも頻繁に浴びすぎて「いつもよりも水道代が高くなってしまった」という経験をした方も多いのではないでしょうか? 基本的にシャワーを浴びている際は、水を流しっぱなしにしていることがほとんどなので、浴槽に溜めて入浴するよりも、多い水量を消費しています。特に普段シャワーを使用することが多いご家庭では、節水ができるシャワーヘッドにすると有効であるとされています。
機能や種類にもよりますが、最大で普段の使用量から50%もの節水を実現することができるものもあります。 節水すると、たんに水道代が安くなるというメリットを得られるだけではありません。
使用する水が少なくなるということは、お湯を使うときに使うガスも節約することにつながります。 ガスの排出量が少なくなるということは、同時に環境によいということにもつながっていくのです。
手元止水機能
風呂場にある椅子に座っているとシャワーを取るときに「フックに手が届かない」 「顔を洗ってると目を開けることができないのでシャワーの場所を手で探らなければいけない」といった、不便さを感じることがないでしょうか?
そんなときシャワーからの排水を手元で自在にコントロールすることができる「手元止水機能」が常備されているシャワーヘッドにすると大変便利です。 赤ちゃんがいる場合には、目を離さずに手元で止水・出水ができるので、思わぬトラブルを回避することにもつながります。
ただし、止水機能があるシャワーヘッドは、混合栓の場合「逆流防止の弁が付いていないタイプ」には使用できないことがあります。 同時に、シャワーホースの交換が必要な場合もあるので、購入前にメーカーに問い合わせておいた方がよいでしょう。
塩素除去
水道水には、さまざまな除菌のために「塩素」とよばれる成分が含まれています。 これは水道法で定められているもので、残留する塩素のおかげで雑菌の繁殖を防いでいるのです。
しかし、ここで注意しておきたいのが、塩素は口からだけはでなく、皮膚からも吸収されるということ。 水道水を飲むよりも、お風呂で水を浴びるほうが多くの塩素を吸収しているともいわれています。 塩素を除去してくれるシャワーヘッドであれば、身体に必要以上の塩素を浴びせずに入浴することができます。
塩素対策をする際に活躍してくれるシャワーヘッドは大きく分けて2つのタイプがあります。
除去タイプ
塩素をフィルターに通すことにより、必要以上の塩素を除去することができるタイプです。 ビタミンCを注入することによって有害物質をほぼ取り除くことができます。 定期的にカートリッジを交換することがあるので、消費したときに備えて備蓄しておくといいでしょう。 有害物質を除去するのでカラダへの吸収を事前に防ぐことができます。緩和タイプ
シャワーヘッドの中にセラミックがあり、そこから出てくる遠赤外線で水を活性化。 その影響により塩素を減らすことができます。ただし、塩素を完全に除去できるわけではありません。 水そのものを活性化することができるので、人間の身体だけでなく、 植物などに与えても元気になったり、食物などが腐りにくくなったりするなどの付加効果を期待できます。 さらに、マイナスイオンが発生するともいわれているので、ぜひ試してみてください。
シャワーは家庭に置いて毎日使用する部分なため、ここが故障をしてしまうと、通常生活に支障をきたしてしまいます。 快適に使用するためには、定期的なメンテナンスが欠かせないでしょう。 自分でメンテナンスを行うのが難しいようであれば、専門業者に依頼することも可能です。
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