2022年11月2日

トイレ交換でかかる費用・工期は?費用を抑えるポイントもあわせて解説!

トイレ交換をしたいけれど、どんな業者に依頼すればいいのか分からない方もいるのではないでしょうか?トイレの交換はいくつか種類があるため、ご自身が行いたい工事を明確にしておくと、適切な業者を選ぶことにつながります。この記事では、業者の選び方以外にも、交換にかかる費用についても解説しています。

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トイレ交換を考えるタイミング

トイレ交換

トイレ交換を検討するきっかけで多いのは「寿命を迎えた」か「水漏れトラブル」かです。 そのほかのケースも併せて詳しく見ていきましょう。

部品の耐久年数

一般的に、トイレの耐久年数は15年ほどです。

便器の陶器部分だけであれば100年以上使い続けられるといわれていますが、タンクやパイプなどといった他の部品で劣化が起こってしまい、不具合が生じるケースがあります。 タンクは10年、配管は20年で交換の時期を迎えるとされています。 最近では温水洗浄機が付いているトイレが多いですが、温水洗浄機の寿命は10年といわれています。

耐久年数はあくまでも目安で、使い方や使用頻度によって寿命は変わってくるので、使用年数が耐久年数に近くなったら注意して様子を見るようにしましょう。

部品の故障

トイレを長い間使用していると故障してしまうことがあります。 トイレ自体が問題なくても部品の故障が何度も起こる度に修理をしていると修理費用がかさみます。 部品の修理や交換だけで問題ない場合もありますが、何度も故障を繰り返すようであれば、トイレ交換をする方が費用はかからないかもしれません。

参考までに、トイレの故障や不具合の起こり方としては、「詰まりやすくなってきた」「水漏れが起こる」「レバーを回しても水が流れない」「手洗い器の水が止まらない」といったものがあげられます。このような不具合が起きたら便器交換のサインです。

節水対策

最新のトイレは節水機能も優れています。10年前のトイレの約40%の節水効果が期待できるトイレもあります。

そのため、古いトイレでたくさん水を使うより新しいトイレに交換して節水した方がランニングコストを抑えられます。 リフォーム時に費用こそかかりますが、快適なトイレに交換できる上に、ランニングコストの面でもお得になります。

バリアフリー化

トイレのリフォームはバリアフリー化のタイミングで検討するのも良いでしょう。 ご家族に高齢の方や介護が必要な方がいる場合は、バリアフリーリフォームを検討することもあるはずです。

手すりの設置や段差の解消といった工事だけを行って、数ヶ月後にトイレ交換をすると工事の期間や費用が無駄にかかってしまいます。 バリアフリーリフォームの検討をしている方で、トイレが古くなっていると感じたら合わせてトイレ交換も検討しましょう。

トイレ交換にかかる費用

トイレ交換の費用

トイレの交換工事には、トイレ(便器、便座)の交換、床や壁の内装リフォーム、スペースの拡張など、いくつかの種類があります。

費用は、設置する商品の機能などにより差が出てくるので、ご自宅に必要な機能を持つものを選ぶことで、費用を抑えることができます。 業者に依頼した場合、トイレの本体価格の他に、取り付け費、撤去処分費、出張費などの費用が4万~7万円ほどかかるので、覚えておきましょう。

和式トイレから洋式トイレに交換(フル交換)

和式トイレから洋式トイレへリフォームする場合は、床や壁を取り払うため解体費用がかかります。 他にも、配管工事なども行うため、交換工事の中で最も費用がかかる工事といえます。

費用は、30万~60万円ほどが相場といわれていますが、設置するトイレがタンクレスなどの機能性の高いものだと、40万円前後になります。

トイレすべての交換総額(本体価格+工事費用+廃棄費用+諸経費)

普通のトイレに交換

20万円~30万円

タンクレストイレに交換

30万円~40万円

和式トイレを洋式トイレに交換

30万円~60万円

便器の交換(タンク付き、タンクレス)

便器の交換費用は20万~50万円ほどで、タンク付き、またはタンクレスなど便器の種類によって変わります。 機能性の高いタンクレストイレの場合は、本体価格が20万~30万円ほど高くなるので、総額が高くなります。

便器交換の総額(本体価格+工事費用+廃棄費用+諸経費)

タンク付き

15万~30万円

タンクレス

25万~45万円

便座の交換(普通便座、暖房便座、ウォシュレット)

便座の交換費用は、取り付ける便座の種類によって変わります。費用相場は、2万~10万円ほどです。 便座の交換だけであればDIYでも対応できますので、検討してみてもいいかもしれませんね。 ご自身で交換をされる場合は、本体価格のみとなります。 ここでは業者に依頼した時の総額を表にまとめました。

便座交換の総額(本体価格+工事費用+廃棄費用+諸経費)

普通の便座に交換

1万円程度

ヒーターつき便座に交換

2万~6万円

温水洗浄便座に交換

3万~7万円

タンクの交換(手洗い付き、手洗いなし)

タンクのみの交換費用は、5~10万円前後を目安にしておきましょう。 ただし、タンクが古くメーカーが製造を中止してしまっている場合は、便器とセットで交換する必要があるため、交換には15万~30万円ほどかかります。

タンク交換の総額(本体価格+工事費用+廃棄費用+諸経費)

タンクのみ交換

5万円~9万円

トイレ交換にかかる日数

トイレ交換にかかる日数

トイレ交換を検討するにあたって、「どれだけ工事に時間がかかるのか?」「どのくらいの間トイレを使えないのか?」といった疑問を持つ方も少なくないでしょう。 ここで、工事内容別にかかる工数を見ていきましょう。

便座の交換

便座の交換だけであれば、特に複雑な作業が含まれないので30分ほどで終了します。 ただし、ウォシュレット付きの温水洗浄機に交換する場合は、かんたんな水道工事が必要になるので2時間ほどかかると考えておきましょう。

トイレ本体の交換

トイレ本体の交換にかかる工期は半日〜1日と考えておきましょう。 トイレ本体の交換では、排出搬入、それに伴う養生※が必要となるので便座のみの交換より時間がかかります。

※養生とは、工事中に材料が飛散したり、工具が当たったりして、建材や部材、工事範囲外の部分が汚れたり、傷ついたりしないように保護することです。

壁や床の改修

トイレ内の壁や床の改修には1〜2日かかると考えておきましょう。 工事内容としては、既存の壁や床などを全て撤去し、その上で新しい壁紙や床材を貼るため、工事の規模が機器の入れ換えよりも大きくなります。

和式から洋式トイレにリフォーム

和式から洋式トイレにリフォームする場合、工期は2〜5日かかると考えておきましょう。 和式トイレは床から一段高くなっているものが多く、その床を削ってから床や壁の張り替えを行うため、規模がどうしても大きくなってしまい、工事するのに時間がかかります。

バリアフリー化のためのトイレの拡張

車椅子を入れ、介助できるようなトイレに広さを確保するために拡張したり、新しいトイレを作るといった工事内容になると、3〜5日の日数がかかります。

トイレ交換にかかる期間について下記の記事にて詳しく解説しています。

▼参考記事はこちら▼
【リフォマ】トイレ交換にかかる時間を解説!施工日数はどのくらいかかる?

トイレ交換費用を抑えるコツ

トイレ交換の費用を抑えるコツ

トイレ交換にかかる費用はできるだけ抑えたいですよね。 ここでは、トイレ交換にかかる費用を抑えるコツをいくつかご紹介します。

【コツ1】予算をあらかじめ決めておく

リフォームにおいて予算をあらかじめ決めておくことは大切です。 予算を決めた上で、「こういうトイレにしたい」といった希望を決めて、「最低でもこれだけないと困る」といった最低ラインを決めておくと、予算を大幅に超える失敗を防げます。

【コツ2】補助金制度・助成金を利用する

トイレ交換は、バリアフリー減税の適用対象になるケースがあります。

  • 自分が50歳以上
  • 同居の家族が65歳以上もしくは要介護・要支援・障害者

上のどちらかに該当する場合は、減税対象となりリフォーム費用が安くなります。補助金制度については後述で詳しく説明しているので、該当の方は確認しておきましょう。

【コツ3】ブランドにこだわらない

TOTO、LIXIL、パナソニックはトイレメーカーの中でも圧倒的に人気があります。 もちろん人気のあるメーカーには、機能性やデザイン性に優れている商品が多くあります。

しかし、ブランドにこだわらなければ費用を大きく下げられる可能性があります。

この3大ブランドの中でも、業者によっては大きく割引されて仕入れられるメーカーがあります。 どうしてもメーカーにこだわりたい場合は、そのメーカーに強い業者を選ぶと良いかもしれません。

【コツ4】節水の性能が高いトイレを選ぶ

トイレ交換をして確実に安くなるのが水道費です。 ランニングコストを抑えるためには、節水の性能が高いトイレを選ぶことが重要です。

【コツ5】必要なリフォームは一度にまとめて行う

トイレ交換の費用を抑えようとして、よくおかしてしまう失敗が、「とりあえず部分的なパーツだけ交換する」ということです。 例えば、トイレの床材の張り替えは、トイレ交換の時に一緒に行えば1万円ほどで済みますが、別々で行うと3万〜5万円かかってしまうケースがあります。

全部を新しくする必要はありませんが、ある程度劣化している部分は思い切って交換すると長期的にはお得です。

【コツ6】複数の業者に見積もりを出してもらう

リフォームの費用を抑えるためには複数の業者に見積もりを出してもらうのも重要です。 業者によっては必要以上にコストを削っていたり、余計な工事を付けて工事費用を高く見積もってくることがあります。

そのため、提示された見積もり書が適切な価格であるか確認するためにも複数の業者に見積もりを出してもらい、内容を比較するのが重要です。

補助金制度について

補助金制度について

トイレ交換をするときに一定の条件を満たしていると、補助金や減税の対象になります。 補助金や減税を活用できれば、費用が抑えられるのでトイレの設備や機器のランクアップや追加工事など、リフォームプランの幅が広がります。

トイレ交換で活用できる補助金制度は以下の2種類があります。

  • 介護保険の住宅改修費
  • 地方自治体の補助金・減税制度

ここで受給条件や金額について見ていきましょう。

介護保険の住宅改修費

【受給条件】
介護保険の要介護認定における、要支援1〜2、要介護1〜5と認定されていること

【申請者】
担当のケアマネージャーを通して申請

【助成金額】
対象経費20万円まで

【対象の工事内容】
・転倒防止のための手すりの設置
・段差の解消
・滑りにくい床材への貼り換え
・開き扉の引き戸や折扉への交換
・和式トイレから洋式トイレへの交換
・その他付随する住宅改修

地方自治体の補助金・減税制度

【受給条件】
・申請先の自治体に住まいがある
・住民登録されている
・住民税の滞納がない

【申請者】
本人

【助成金額】
各自治体で異なる

【対象の工事内容】
各自治体で異なる

トイレ交換の業者選びで失敗しないコツ

トイレ交換の業者選びで失敗しないコツ

「トイレが古くなってきたので、機能性の高いおしゃれなトイレにしたい」などの理由から、トイレ自体の交換を検討される方は、多いのではないでしょうか。

どんなリフォーム工事を行うときでも、業者選びは非常に重要です。 適切な業者に依頼しないと、納得のいく工事をしてもらえなかったり、相場とかけ離れた高い施工料金を支払ったり、契約に関する金銭的トラブルに巻き込まれるなどにもなりかねません。

ここで、トイレ交換の業者選びで失敗しないために、抑えておきたいポイントを5つご紹介します。

安すぎる施工料金にだまされない

適正な施工料金を把握するためには、2~3社ほどの複数業者から相見積りをとるのが一般的です。 その際、他の業者と比べて極端に安すぎる金額を提示している場合も、信頼できる業者とはいないため、注意してください。

見積もりの安さに惹かれて依頼したら、後から追加費用などを請求されるケースもあるため、「なぜ安いのか」をきちんと説明してもらい、その理由を明確にしてもらうことが大切です。

工事内容をきちんと確認する

業者からの見積書は金額だけでなく、工事内容もきちんと確認するようにしましょう。 リフォーム工事などの見積書には、素人では分かりにくい専門用語などが記載されていますので、分からないことはご自身が納得のいくまで業者に質問しましょう。※専門用語をあまり使わない業者の方が信用度が高いです。

施工前に疑問点を解決しておくと、工事をスムーズに行えるだけでなく、追加で費用を請求される対策にもなります。 工事中や工事後のトラブル回避にもつながるので安心です。

トイレのメーカーを確認する

見積書に目を通すときは、設置するトイレのメーカーと価格についても、必ず確認しておきましょう。 価格が安いと、あまり見聞きしない海外メーカーのトイレを設置されることもあります。 有名ではないトイレだと、故障や不具合がでたときに業者に修理を依頼しても対応してもらえない場合があります。

一方、日本のトイレ大手メーカーの商品ですと、修理に対応できる業者も多く、部品などが入手困難になるなどのトラブルが起こるケースも低いです。

実績や資格のある業者を選ぶ

トイレ交換の実績が多い業者は、施工技術のある業者かどうか判断する上で、大きな目安のひとつといえます。 ホームページで工事実績を掲載しているところは、技術に自信がある業者といえるでしょう。

また、トイレ交換は水道工事も行うので「給水装置工事主任技術者(国家資格)」を有した、水道局指定工事店でなければなりません。

水道局指定工事店に登録されている業者は、お住まいの自治体のホームページなどで確認できます。

  • 水道局指定工事店:お住まいの自治体の水道局から、給水装置工事で適正な施工ができると、認められている業者
  • 給水装置工事主任技術者:水道法に基づいて、給水指定工事工事事業者が水道事業者から指定を受けるために必須な国家資格

アフターフォローの有無

万が一トラブルが発生した時や、工事不良が見つかった時に対応してもらえるか、アフターフォローがあるかも事前に確認するようにしましょう。

具体的に、料金が発生するのか、対応してもらえる期限や対応範囲についても、しっかり聞いておきましょう。 トイレ本体のメーカー保証もあわせて確認しておくと安心です。

トイレ交換の事例紹介

ここでリフォマで過去に行われたトイレ交換リフォームの事例を3つご紹介します。 ご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

【事例1】費用35万円でタンクレストイレに交換

ずっと座っていたくなる理想のトイレ!

ずっと座っていたくなる理想のトイレ!の施工前写真(1枚目)
ずっと座っていたくなる理想のトイレ!の施工前写真(1枚目)
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ずっと座っていたくなる理想のトイレ!の施工後写真(0枚目)
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BEFORE
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AFTER
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ずっと座っていたくなる理想のトイレ!の施工後写真(4枚目)
工務店名
株式会社デンキョウ
施工月
2018年6月
施工地域
広島県廿日市市
住宅種別
戸建住宅
業者のコメント
お手洗いが奥と手前では使い勝手がぜんぜん違います。 これからはタンクレスで決まりですね。
工事内容詳細

パナソニック アラウーノV

工事費用
35万円

【事例2】費用60万円でトイレ交換+内装工事

トイレ・内窓リフォーム

トイレ・内窓リフォームの施工前写真(1枚目)
トイレ・内窓リフォームの施工前写真(1枚目)
トイレ・内窓リフォームの施工後写真(1枚目)
トイレ・内窓リフォームの施工後写真(1枚目)
BEFORE
トイレ・内窓リフォームの施工前写真(1枚目)
トイレ・内窓リフォームの施工前写真(1枚目)
AFTER
トイレ・内窓リフォームの施工後写真(1枚目)
トイレ・内窓リフォームの施工後写真(1枚目)
工務店名
株式会社HARA建築工房
施工月
2018年12月
施工地域
広島県広島市安佐北区
住宅種別
マンション
お客様のご要望
「トイレが古くなってきたので交換したい」
「寝室のクロスを貼替えてほしい」とご要望いただきました。
ここがポイント!
  • 内窓を取付け結露、防音対策!

業者のコメント
マンション9Fにお住まいのI様。
以前リフォームをさせて頂いた方からのご紹介でした。
寝室のクロス貼替えと内窓を取り付けました。
外部に面した大きな窓。冬になると結露がひどく
クロスまでカビがはえ、剥がれていました。
内窓を付け、結露と防音対策にしました。
トイレはTOTOネオレストタンクレスタイプに交換。
トイレの給水を利用したカウンター式手洗器も設置しました。
タンクレスでスッキリとシックでスタイリッシュなトイレに。
工事内容詳細

【トイレ】
TOTOネオレスト タンクレス 手洗カウンター付
【内窓】
YKKAP プラマードV(内窓)LOW-Eペアガラス

工事費用
60万円

【事例3】費用20万円トイレ交換

TOTOトイレリフォーム

TOTOトイレリフォームの施工前写真(1枚目)
TOTOトイレリフォームの施工後写真(0枚目)
BEFORE
TOTOトイレリフォームの施工前写真(1枚目)
AFTER
TOTOトイレリフォームの施工後写真(0枚目)
工務店名
株式会社HARA建築工房
施工月
2015年12月
施工地域
広島県廿日市市
住宅種別
戸建住宅
業者のコメント
トイレの水漏れをしていました。
TOTOのトイレに交換しました。
工事内容詳細

トイレ:TOTO

工事費用
20万円

まとめ

まとめ

トイレ交換をする際は、水道工事の実績が多い業者や、工事を行うために必要な資格を有する業者を選ぶというのが大前提です。 しかし、どんな工事を行うのかで選ぶべき業者が異なりますので、ご紹介した3つの業者の中から適切な依頼先を決めてください。

ポイントとしては、見積書に記載されている工事内容や金額をしっかりと確認し、分からないことは納得のいくまで業者に質問をしましょう。 また、他の業者に比べて工事金額が極端に安い場合は、価格の理由を明確にしておくと、施工中、施工後のトラブルの回避にもつながります。

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!

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トイレのお役立ちコラム

Q.トイレにはどんな種類があるますか?

トイレの種類は大きく分けて、洋式・和式の2種類に分かれます。 洋式トイレの形としては、「組み合わせ便器」「一体型トイレ」「タンクレストイレ」「システムトイレ」の4つに分類されます。

組み合わせ式タイプ

組み合わせ式タイプ

もっとも普及しているタイプのトイレで、独立した便器や便座、タンクを組み合わせて設置するのが大きな特徴です。

メリットとしては、それぞれのパーツが独立しているため、一部分が故障してしまった場合は、その部分のパーツを取り換えるだけで済みます。 さらに、ウォシュレットは別売りのものを取り付けられたり、タンク上部の手洗いの有無を選べるなど、機能選択の自由度が高いという点もメリットです。

一方、便器や便座、タンクが独立しているため、どうしても複雑な形状になってしまいます。 そのため、掃除に手間がかかったり、綺麗に掃除するのが難しいといったデメリットがあります。

一体型トイレ

一体型トイレ

便器や便座、タンクなどのパーツが一体化しているタイプのトイレです。

メリットとしては、組み合わせ式タイプと比べて形状がスリムになり、スペースにゆとりをもてます。 それに加え、掃除がしやす点が大きな特徴です。

デメリットとしては、それぞれのパーツが一体化しているため、部分的に故障した場合でもトイレを丸ごと交換しなければならない点です。 さらに、組み合わせ式タイプと比べて本体価格が高額になるケースが多いです。

タンクレストイレ

タンクレストイレ

名前の通り、タンクがなく水圧で流すタイプのトイレです。 タンクとは、便器後方に付いている貯水タンクを指します。

メリットとしては、タンクが必要ないのでコンパクトで限られたスペースに配置できる点があげられます。 タンクありのトイレと比べて、隙間やでこぼこが少ないため掃除が簡単な点もメリットです。

デメリットとしては、本体に手洗いが付いていない点や、一体型トイレと同様で、故障した場合トイレを丸ごと交換しなければならない点があげられます。

システムトイレ

システムトイレ

手洗い器や収納キャビネットなどを自分の好みに合わせて組み合わせができるトイレです。 既存のタンクや吸水管をそのまま収納キャビネットに収めることで、トイレの部屋全体のリフォームができます。 そのため、タンクや吸水管に手を加えるなどの大規模な工事なしで、部屋全体のリフォームができます。

見た目と機能、両方にこだわりたいという方におすすめです。

メリットとしては、タンクまわりのコンセントなどがキャビネットにしまっているので、視覚的に落ち着いた雰囲気を持たせ、おしゃれな空間を演出できます。 散らかりがちな小物や掃除道具、トイレ用品をキャビネット内で整理することができます。 手洗い器の設置は、既存の給排水を利用できるため、大掛かりな給排水工事が不要です。

デメリットとしては、収納タイプだと設置可能な間口の幅に制限があるため、狭いトイレには設置できません。

さらに、タンク式トイレやタンクレストイレと比べて、工事費用が高くなり工事期間も長くなる傾向があります。 便器が故障した場合、トイレを丸ごと交換しなければならない点もデメリットです。

Q.トイレの排水方式にはどのようなものがありますか?

トイレには排水方式が2つあります。 排水溝の位置によっては便器を配置できないケースがあるので、お使いのトイレの排水方式を確認しておきましょう。

【床排水方式】
便器本体の下部と床がつながっていて、排水管が見えない構造をとっています。 一般的に戸建住宅に多い方式です。

【壁排水方式】
便器の後ろから壁に向かって排水管がつながっている構造をとっています。 一般的に集合住宅に多い方式です。

Q.便座の種類にはどのようなものが

便座にも普通便座、暖房便座、温水洗浄便座などの種類があり、リフォームの際は希望に合わせて便座の種類を選択しましょう。

【普通便座】
普通便座は特別な機能がなく、価格や維持費が安いといった特徴があります。

【暖房便座】
便座を温める機能が付いていて、冬でも快適にトイレを使用できます。また、電気を使っているため電気代がかかります。

【温水洗浄便座】
「おしり洗浄」や「ビデ洗浄」などの温水シャワーの機能が付いていて、暖房機能や自動お掃除機能など、さまざまな機能が付いています。機能性に優れている反面、電気代と定期的なメンテナンスが必要になります。

Q.トイレ交換を行うメリットを教えて下さい。

【メリット1】きれいな状態が長く続く

最近のトイレは便器の形状が進化していて、お手入れがしやすく汚れにくくなっています。 TOTOの「セフィオンテクト」やLIXILの「アクアセラミック」、パナソニックの「スゴピカ素材」など、便器に特殊な加工や素材を使って、汚れの付着を防ぐようなトイレもあります。 便器に汚れや水アカが付着しにくいため、定期的にお手入れをすればトイレをきれいに保てます。

また、従来のトイレは便器のフチ裏に発見しづらい汚れが溜まって臭いの温床になっていました。 最近のトイレはフチ裏がない形状をとって、汚れが見つけやすく拭き取りやすいようになっています。

【メリット2】消臭機能がある

トイレの臭いはこもりやすく気になるものです。 ストレスなくトイレを使用するためにも、臭いが充満するのはなるべく避けたいですね。

最近のトイレは温水洗浄機に脱臭機能が付いているので、便器内の嫌な臭いが室内に充満する前に消臭してくれます。

また、トイレの臭いは壁や床にも染み付いてしまいます。 壁紙や床材には汚れや臭いに強い素材があるので、リフォームをすれば臭くないトイレに変えられます。

【メリット3】トイレを広く使える

最近のトイレはタンクレストイレなど、コンパクトなものも多く、トイレを交換するだけで室内の空間が広くなります。

また、システムトイレにすれば掃除道具やトイレ用品、その他小物などをキャビネット内に収めてトイレを広くきれいに見せれます。

【メリット4】節水で水道費が抑えられる

最近のトイレは節水機能が優れているので、水道費を抑えられます。 例えば、TOTOのピュアレストだと、大1回の洗浄で3.8Lしか水を使用しません。

【メリット5】電気代が抑えられる

最近の温水洗浄便座は省エネに対応しているので、電気代を抑えられます。 例えば、TOTOのウォシュレットは、設定した時間に電源が切れる「タイマー節電」や使用していない間は自動で電源をOFFにしてくれる「スーパーおまかせ節電」が搭載されています。

こういった機能を使うと、従来製品より年間約5,000円も電気代が節約されます。

【メリット6】おしゃれな見た目にできる

最近のトイレは壁紙や床材がシンプルなものだけではなく、木目調や大理石風などバリエーションが豊富なため、安くてもおしゃれな空間を設計することができます。 また、トイレ自体もタンクレストイレや一体型トイレなど、コンパクトな形になっているので空間に広くゆとりのある印象を与え、部屋に統一感を持たせられます。

【メリット7】トイレ移動の手間を減らせる

年齢を重ねると、トイレの頻度が増え足腰が衰えトイレまでの移動が大変になります。 トイレ交換では、トイレの移設や増設が可能なので、トイレまでの移動距離を減らし、転倒などによる怪我のリスクを減らせます。

Q.トイレ交換のデメリットはありますか?

【デメリット1】リフォーム費用がかかる

トイレ交換では、どうしても費用がかかってしまいます。高い機能を付けたり、工事の規模が大きくなってしまうと費用が高くなってしまいます。 どうしても欲しい機能や必要な工事に絞ってリフォームを進めるのも良いでしょう。

【デメリット2】工事の間はトイレが使えない

トイレ交換の工期は工事の規模によって変わってきますが、1日以上の時間を要する場合があります。便座のみの交換であれば1日で済みますが、工事中はトイレが使えないため、不便に感じるかもしれません。

【デメリット3】取り付けられないトイレがある

排水方式や部屋の寸法によっては、取り付けられない種類のトイレがあります。 事前に排水方式や部屋の寸法を把握して、希望するトイレが取り付けられるか業者に確認しましょう。

Q.おすすめのトイレメーカーを教えてください。

TOTO

トイレといえばTOTOと考える方も多いのではないでしょうか。 TOTOのトイレの特徴としては、節水・洗浄・清潔さがの全てにおいて進化しており、特に節水機能が強い点があげられます。

渦を巻くような「トルネード洗浄」が大きな特徴で、少ない水を有効に利用して、便器内をしっかり隅々まで洗い流せます。

代表的な商品は「ピュアレストQR/ピュアレストEX」「GG/GG-800」です。

LIXIL

LIXILのトイレの特徴としては、デザイン性が高くリーズナブルな機器の品揃えが豊富な点があげられます。

「新品の時の白さ輝きが100年」続くと銘打つ「アクアセラミック素材」は水アカや汚れがこびり付きません。 「鉢内除菌」はプラズマクラスターイオンが便器内の臭いのもとなる菌を除去してくれます。

代表的な商品は「アメージュZ便器(フチレス)/アメージュZAシャワートイレ」「リフォレ」です。

パナソニック

パナソニックのトイレの特徴としては、シックでキリッとしたフォルムである点があげられます。 最大の魅力は汚れが付きにくく、お手入れが楽な点です。 これまでの陶器製の便器とは異なる「有機ガラス系新素材」を採用していて、撥水性に優れ、水アカがつきにくいです。

代表的な商品は「アラウーノS160/アラウーノS141」「NewアラウーノV」です。

Q.マンションでトイレ交換をする場合の注意点はありますか?

マンションでトイレ交換を行う場合にはいくつか注意点があります。 まず、マンションでは「管理規約」があり、この規約に抵触するようなリフォームは行えません。

また、排水方式によっては排水パイプの経口サイズが異なるため、設置できる便器の種類が限られます。 マンションではトイレの排水方式が床排水である場合が多いですが、リフォームを行う前にご自宅のトイレの排水方式を確認しておきましょう。

監修者:

渡邊 一伸(ナベさん)

大工歴35年。大手ハウスメーカーで2年間現場監督に従事。3000棟以上のリフォーム・住宅修理の工事管理の実績をもつ。阪神淡路大震災においては1年間復興財団に奔走。その後、独立し、会社を10年経営。2016年に1月に株式会社ローカルワークスに入社。