シロアリ駆除をしたいと思うけれど、シロアリ駆除の方法にはどのような工法があるのか、どの工法が適しているのか、また駆除に使用する薬剤は安全なものなのか・・・など専門的な事から、シロアリの生態・繁殖についてなどシロアリの基本的な事、またシロアリについて知っておきたい事をQAでまとめました。シロアリ被害でお悩みの方はぜひ参考にしてください。
シロアリの生態について
Q01. シロアリにはどんな種類がいるのでしょうか。
日本に生息していて建築物に被害をもたらすシロアリは、主にイエシロアリとヤマトシロアリの二種類です。
【イエシロアリ】
【ヤマトシロアリ】
Q02. シロアリはどこに住んでいてどのように繁殖するのでしょうか。
シロアリは、土の中や木材の中に住んでいて、湿気のある場所や温かい場所を好みます。
シロアリはコロニーと呼ばれる巣を作り、女王アリを中心として集団で生活しています。シロアリには決まった産卵時期がないので 女王アリは常に産卵をしています。
Q03. シロアリによる食害は木材以外のものがありますか。
シロアリは雑食性の昆虫です。木材だけでなく、プラスチック類、ゴム類、レンガ、コンクリートなども加害してしまうので、鉄筋コンクリート住宅だからといって、安心はできません。 シロアリの羽アリとクロアリ(普通のアリ)の羽アリの見分け方はありますか。 クロアリは建築物に被害をもたらすことはありません。クロアリの羽アリの特徴は、胴体がくびれていて、触覚は『くの字型』になっています。
シロアリの羽アリの特徴は胴体が寸胴で、触覚は数珠のような形をしています。
また、クロアリの羽アリとシロアリの羽アリの発生時期にもそれぞれ違いがあります。クロアリの発生時期は6月~11月です。イエシロアリの発生時期は6月~7月、ヤマトシロアリの発生時期は4月~5月です。
シロアリ駆除について
Q04. シロアリ駆除のバリア工法とはどのような工法なのでしょうか。
バリア工法は、建築物の壁や柱などに穴をあけて、そこから薬剤を注入したり、土壌に薬剤を散布してシロアリの建築物への侵入を防ぐ工法です。
Q04. シロアリ駆除のベイト工法とはどのような工法なのでしょうか。
ベイト工法は、建築物の周りの地中にステーションと呼ばれる容器を埋め込みます。その容器の中にシロアリの餌を入れておき、シロアリの巣全体を根絶させる工法です。
Q05. シロアリ駆除をしたら効果はどのくらい持続しますか。
シロアリ駆除をしてからその効果が持続するとされている期間は約5年間です。5年を過ぎたら点検をされることをお勧めいたします。ただし、薬剤や環境により持続期間が変わってきますので、定期的に点検をされたほうがより安心です。
Q06. シロアリ駆除をするのに一番良い季節はありますか。
シロアリは常に産卵をしています。季節を問わず、シロアリが発生したらすぐに駆除をすることが大切です。
シロアリ駆除の薬剤について
Q07. シロアリ駆除に使用する薬剤は人やペットに安全なものですか。
日本しろあり対策協会が認定している薬剤は安全性の高いものですが、アレルギー体質の方には適していない薬剤もあることがありますので、業者さんに使用する薬剤を確認して医師に相談されてください。
自分でできるシロアリ駆除と予防について
Q08. シロアリ駆除は自分でできますか。
ホームセンターなどにあるシロアリ防止剤を床下の木材に塗って木材の腐食防止をしたり、床下に薬剤を散布したりすれば一時的にシロアリによる加害を防ぐことができます。
ただし、完全に駆除をすることはできていない可能性が高いので、シロアリが発生した場合はすぐに業者さんに駆除をお願いした方が賢明といえるでしょう。
Q09. シロアリ点検はどこを重点的にすればよいですか。
主にお風呂場、トイレ、キッチンなどの水廻りの床下を点検してください。その際に床下に蟻道やシロアリによる食痕が見つかった場合は、早急に駆除を行ってください。 シロアリによる加害は建築物にどのような症状が現れますか。 床を歩くときしむ音がしたり、ドアなどの建てつけが悪くなったりするとシロアリによる加害が進行している可能性があります。
また、羽アリ(シロアリとクロアリの判別が必要です)が発生した場合も注意が必要です。すぐに床下点検を行いましょう。
Q10. シロアリを発生させない予防策としてどのような事に気を付けたら良いですか。
雨漏りや、水漏れが発生した場合は、すぐに修理をして下さい。そのままにしておくと、シロアリは湿った場所を好むためシロアリが繁殖してしまう恐れがあります。
また、建築物の周囲に廃材などを置かないようにして下さい。廃材にシロアリが集まってきます。
Q11. 家を建てるときに行うシロアリ予防策はありますか。
木材に薬剤を浸透させた加圧注入処理を行った木材を使用したり、基礎に防アリ処理を行います。このような処理により、シロアリの加害、侵入を防ぐ効果が期待できます。
シロアリ駆除で大切なこと
シロアリはホームセンターなどで購入できる薬剤である程度は防除することはできますが、完全なシロアリ駆除にはつながらない場合がほとんどです。シロアリ被害の拡大を防ぐためにも、シロアリが発生した場合は速やかに専門の業者さんに駆除を依頼することをお勧めします。
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