2019年5月16日

【令和元年】2019年 断熱リフォームに適用できる補助金制度を紹介!

ZEH(ゼロエネルギーハウス)へのリフォームを国や自治体が推進する中で、断熱材や断熱窓を使用して断熱性能を高めるリフォームに対する補助金や助成金の制度が充実してきました。この記事では、国や東京都が実施している断熱リフォームへの補助金について、平成31年度(2019年度)の情報も併せて解説します。

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国の断熱リフォーム補助金制度

断熱リフォームの費用相場

床の断熱材設置

30万〜120万

壁の断熱材設置

80万〜200万

断熱窓の設置

6万〜15万

国が実施している断熱リフォームへの補助金は、高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業(断熱リノベ)が挙げられます。

一般社団法人 環境共創イニシアチブ が実施する制度で、最大120万円の補助額が魅力です。平成30年度(2018年度)に引き続き、家庭用蓄電システムや蓄熱設備が補助の対象(太陽光発電システムなどが設置され、2020年3月末までにFITの契約が終了する方が対象 )となっています。

さらに、次世代省エネ建材支援事業は令和元年(2019年5月~)も変わらずに募集しています。補助対象経費の1/2 以内で1戸あたり200万円の上限となっていて、補助金を受けられる条件が広がりました。

どちらの補助制度も戸建て住宅と集合住宅ともに申請出来る上、住宅の所有者以外に、これから住宅を購入する方も対象ですので、断熱リフォームをお考えの方は積極的に利用していきましょう。

では、国が実施するふたつの補助金制度について、詳しく解説していきます。

断熱リノベ(高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業)

断熱リノベ(高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業)は、エネルギー消費効率の改善と低炭素化の促進を目的としています。既存住宅の高性能建材を用いた断熱改修を支援し、戸建住宅では断熱改修と同時に行う家庭用蓄電池や家庭用蓄熱設備の導入、または改修の支援を対象とする補助金です。

2019年度 断熱リノベの補助金額

2018年度よりも選択肢が増えて、よりニーズに合った申請ができるようになっています。

断熱リノベ補助金額

高性能建材(ガラス・窓・断熱材)

対象経費の1/3以下

最大120万円

家庭用蓄電池

2万円/kwh(設備費)

最大対象経費の1/3か20万円

対象経費の1/3以内(工事費)

最大5万円

家庭用蓄熱設備

補助対象経費の1/3以下

最大5万円

補助対象製品

高性能建材(ガラス・窓・建材)、家庭用蓄電池

  • SIIが定める要件を満たし、SIIに登録されている製品であること
  • 未使用品であること

2019年度より追加

  • 高性能建材、および家庭用蓄電システムはSIIに登録されていること

出典:旭化成HP

対象製品の一部である旭化成の断熱材「ネオマフォーム」は、高い断熱性能を持つ上、熱に強いフェノール樹脂を使用し耐火性にも優れています。

出典:YKK AP株式会社HP

こちらも対象製品であるYKK APの断熱窓「プラマードシリーズ」は、樹脂製による高い断熱・防露・気密性をもつ人気商品です。

他にも登録されている製品は数多くありますので、詳しくは下記のサイトをご参照ください。
断熱リノベ補助対象製品一覧
(令和元年5月10日時点)

家庭用蓄電設備

家庭用蓄電設備の登録要件、方法については、環境省ZEH事業の蓄電システム製品登録公募要領 を参照してください。

要件の一部としては以下のものが挙げられます。

  • 本事業の補助対象住宅に導入される蓄電システムである
  • 本年度、SII(環境共創イニシアチブ)に登録された蓄電システムである
  • 導入価格が保証年数に応じて定められた、目標価格以下の蓄電システムである

出典:シャープ株式会社

クラウド蓄電池単体の場合は、夜間の割安な電力を蓄電して昼間に使用して電気代を節約できます。
また、太陽光発電システムと連携させれば、太陽光と夜間電力だけで電気を賄えるなど、ZEH(ゼロエネルギーハウス)へ近づけることができます。

他にも登録されている製品は数多くありますので、詳しくはこちらをご参照ください。
家庭用蓄電池登録製品一覧

申請者の要件

  • 戸建住宅・集合住宅(個別)の個人の所有者
  • 個人の所有予定者
  • 集合住宅(全体)の管理組合等の代表者

一般公募の場合は、上記のいずれかに該当する方が申請できます。ただし、集合住宅は一次公募のみですので注意しましょう。

補助要件

  • 既存住宅の改修において、SIIに登録された高性能建材(ガラス・窓・断熱材)を導入し、一定の省エネ効果(15%以上)が見込まれる
  • 補助対象製品の必要な性能値および、エネルギー計算の結果が早見表の要件を満たしている
  • 2019年度より、窓のみの改修が選択できるようになった(戸建住宅のみ)

詳しくは平成31年度 SII公募要領をご参考ください

募集期間

戸建住宅、集合住宅(個別)の公募期間
【一次公募】
2019年5月13日(月)~2019年6月28日(金)17:00締切
【二次公募】
2019年7月上旬~2019年8月中旬(予定)

集合住宅(全体)の公募期間
【一次公募】
2019年5月13日(月)~2019年6月14日(金)17:00締切

申請期間までに必要書類やリフォーム内容の確認を進めておきましょう。

余裕を持ってリフォーム内容を確定し、契約する業者を決めます。どんな建材を使うのか、いくら費用がかかるのかの見積書を受け取った後で、補助金申請の手続きを進めると、金額や内容がはっきりするので申請書類も正確な情報を書くことができます。

業者の選び方や見積書の見方については、下記の記事で詳しく解説しています。

問い合わせ先

SII(環境共創イニシアチブ)では、直接の受け付けは行っていないため、電話で問い合わせとなります。
受付時間は平日の10:00~17:00です。

TEL:03-5565-4860
FAX:03-5565-4861
(一般社団法人 環境共創イニシアチブ 断熱リノベ担当)

次世代建材 (次世代省エネ建材支援事業)

次世代建材(次世代省エネ建材支援事業)は、短い期間で施工できる高性能断熱パネルや潜熱蓄熱建材、調湿建材などの省エネ建材使った断熱リフォームの推進を目的としている事業です。

補助金額

次世代建材の補助金額

補助率

補助対象経費の1/2以内

戸建住宅の補助金

上限200万円、 下限20万円/1戸

集合住宅の補助金

上限125万円、 下限20万円/1戸

次世代省エネ建材支援事業の特徴は、住戸の居室・水回り等に導入必須な断熱パネル、または潜熱蓄熱建材を施工すれば、任意製品(断熱材、窓、玄関ドア、ガラス、調湿建材)を導入する工事も補助対象となる点です。
また、2019年度より防火窓も申請対象になりました。

例えば、リビングに約15万円の断熱パネル(導入必須)を設置するのと同時に、約35万円のリビングダイニングに内窓(任意製品)を設置し、合計50万円の経費がかかった場合、1/2の25万円が補助金として付与されます。

補助対象建材

  • 断熱パネル
  • 潜熱蓄熱建材
  • 断熱材、玄関ドア、窓、ガラス、調湿建材(同時に導入する場合に限る)

出典:株式会社LIXIL

任意製品になりますが、LIXLIの玄関ドア「グラデルシリーズ」は、断熱性に優れ、触り心地のいい木目デザインも魅力的です。カードやスマートフォンでのロック機能にも対応しています。

他にも登録されている製品は数多くありますので、詳しくはこちらをご参照ください。
次世代建材の対象となる建材一覧
(平成31年1月25日時点)

申請者の要件

戸建住宅、または集合住宅の場合

  • 申請者が住んでいる住宅である(住民票に示す人物と同一であること)
  • 申請者が所有している(所有予定を含む)
  • 専用住宅であること(店舗等と居住部分が同一住宅の場合、電気・ガスなどを分けて管理している。断熱工事も区分されていること)

賃貸住宅の所有者の場合(個人・法人どちらでも申請可能)

  • 申請者が当該建物を1棟全て所有している
  • 集合住宅の場合は改修箇所が1戸からでも可能とする

補助要件

補助金の要件としては、以下の項目などがあります。

  • 断熱パネル、または潜熱蓄熱建材のいずれかの改修を行う
  • 上記の工事を両方を行う、またはどちらかの工事を実施する場合に限り、断熱材、玄関ドア、窓、ガラスの交換、調湿建材の改修工事が補助対象

詳しくはSII公募要綱をご参照ください。

募集期間

【一次公募】
2019年5月13日(月)~2019年6月28日(金)17:00締切

【二次公募】
2019年8月上旬~2019年9月中旬(予定)

補助金の交付は先着順となっています。
また、二次公募の日付は変動する可能性がありますのでご注意ください。

問い合わせ先

SII(環境共創イニシアチブ)では、直接の受け付けは行っていないため、電話のみの問い合わせとなります。
受付時間は平日の10:00~17:00です。

TEL:03-5565-3110
FAX:03-5565-4861
(環境イニシアチブ 次世代建材担当)

東京都の断熱窓補助金

窓やガラスの断熱リフォームに対しては、国からだけではなく、東京都も補助金制度を実施しています。
期間は令和2年(2020年)の3月31日までとなっていますので、国からの補助金を受けられなかった方は確認しておきましょう。

補助金額

補助金額

助成率

対象経費の1/6

上限額

1住戸当たり50万円

ただし、国からの補助金と併給する場合は、
助成対象経費の半額-国からの補助金の額を引いた額」と比べて、小さい方が支給されますので注意してください。

例えば、60万円の経費がかかった場合、
東京都からの補助金は1/6の10万円ですが、国に30万円の補助金を申請していると、経費60万円の半額である30万円から、申請済みの30万円が引かれるので、東京都からの補助金は利用できません。

助成対象

  • 高断熱窓(窓・ガラス)

経済産業省の「高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業」において、執行団体である一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)に補助対象製品として登録されている、窓およびガラスが対象となります。

環境共創イニシアチブ 窓・ガラス対象製品一覧

助成対象者

  • 都内に住宅を所有する個人・法人、および管理組合
  • 上記と共同で申請するリース事業者

助成要件

  • 都内の既存住宅において、平成29年4月1日以降に新たに高断熱窓を設置する
  • 1つ以上の居室において、設置される全ての窓、内窓か外窓の取付け、もしくはガラスの交換を実施すること

最低でも、1居室の全ての窓を改修してください。1居室の全ての窓の改修と同時に、他の居室か廊下、玄関などの改修を行う場合、その他の部屋の窓は1枚以上の改修で構いません。

補助金の交付を決定する前に、工事または契約締結して発生した経費は助成対象外です

必要書類

申請に必要な書類は以下のようなものが挙げられます。

  • 提出書類チェックリスト
  • 助成交付申請書
  • 実施計画書
  • 費用総括表
  • 費用明細書
  • 助成対象経費の積算に関する根拠書類(見積書等)
  • 建物の登記事項証明書
  • 申請者の実在を証明するもの(運転免許証や住民票など)

など、詳しくは助成金申請の手引きをご確認ください。

申請期間

平成29年(2017年)8月28日(月)〜令和2年(2020年)3月31日(火)

問い合わせ先

TEL:03-5990-5066 (公益財団法人 東京都環境公社)

その他自治体の助成金

東京都以外の地方自治体の中にも、断熱リフォームへの補助金制度を実施している自治体も多く存在します。

例えば、既に募集は終了してしまいましたが、神奈川県では高断熱外皮の設置工事に上限10万円まで補助金を交付していました。
神奈川県産業労働局産業部エネルギー課

自宅の断熱リフォームを検討されている方は、インターネットで「断熱 補助金 自治体名」と入力して検索してみると良いでしょう。
近年では、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指したZEH(Zero Energy House)を推進するキャンペーンも見受けられますので、その中の対象項目に含まれているかを確認しておきましょう。

ZEHに関しては、下記の記事で詳しく解説していますので興味がある方はご参照ください。
【2019年度】平成31度のZEHの補助金制度はどうなるの? 基本的な知識を解説

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい場合は、複数の工務店に見積りを出してもらってしっかり比べてみることです。しかし、自力で信頼できる工務店を探したり、複数の業者とやりとりするのは手間がかかりとても大変ですよね。リフォマなら、全国1,000社の工務店が加盟していますので、あなたの「困った!」を解消してくれる工務店を効率よく探せます。

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