2017年11月3日

店舗で壁紙クロスを選ぶときのポイント

店舗で壁紙クロスを選ぶときのポイントについてご紹介しています。店舗を訪れた人に居心地の良さを感じてもらうためには内装にこだわりたいところですが、その中でも壁紙クロスはとても重要なアイテムです。ただし、選び方のポイントを把握していないと、実際にクロスを貼ってみるとイメージと違うというようなことが起こります。ここでは、満足のいく仕上がりにするための壁紙クロスを選ぶときのポイントを掲載していますので、参考にしてみてください。

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店舗での壁紙クロスの選び方

店舗の壁紙クロスを選ぶ際にはどのような点に気を付けて選ぶべきなのでしょうか。
ここではまず、壁紙を選ぶためのポイントについてご紹介します。

床材やドアの色に合わせて選ぶ

まず店舗の床材やドアの色をチェックしてみましょう。
店舗内は壁紙クロスだけではなく、床やドアなど含めて内装となります。壁紙クロスを選ぶ際には、それらの色も加味したうえでどのような色味が合うかどうか考えます。
デザインの基礎を理解している設計事務所では、以下のような組み合わせを基本とします。

無彩色・焦げ茶:グレー
黄・赤:ベージュ
白・茶・クロ:白

店内の色味と壁紙クロスの色を合わせることができれば、内装に統一感を出すことができます。

壁紙クロスサンプルは、できるだけ大きなものを使う

壁紙クロスを選ぶときは、カタログではなくきちんとサンプルで確認してください。
実際に壁に当ててチェックできればベストです。机の上に並べて見るのと、壁に当ててみるのでは印象が変わりますし、照明の当たり方でも色味は違って見えます。

サンプルの大きさも重要で、小さなサンプルは色が濃く、大きなサンプルは色が薄く見えるという性質がありますので、できるだけ大きめのサンプルで実際の色味に近い状態を確認しましょう。

機能性を重視する

壁紙クロスは見た目のみで選びがちですが、機能性もそれぞれあるため機能面も考慮に入れましょう。
消臭効果のある壁紙クロスや汚れが付きにくい壁紙クロスなど、最近の壁紙クロスは機能も増えています。店舗の壁紙クロスは、家庭で衣替えをするような手軽な感覚では交換できないため、機能面も重視し、きれいに保てるものを選びましょう。

店舗に向かない壁紙クロス

店舗と自宅では、壁紙クロス選びで優先すべきポイントが違います。
自宅は100%自分の趣味で選べばいいのですが、店舗の場合はお客様の居心地の良さを重視しなくてはいけません。
基本は店舗のコンセプトに合わせて、見合った色や素材を選びます。

避けたい壁紙クロス
・デザインがうるさい
・インテリアに合っていない
・お店のコンセプトに合っていない

店舗の壁紙クロスを選ぶときは、できるだけシンプルなデザインのものを選びましょう。細かい柄が施された壁紙クロスは、店舗だと落ち着きがなく、お客様の居心地が悪くなります。
また、販売店などの場合、壁紙のインパクトが強すぎると商品の印象が薄くなり、良さが伝わらなくなる可能性もあります。

お店のコンセプトやインテリアに合っていない壁紙クロスも相応しくありません。
特に壁紙クロスは、照明の当たり方や色味でも見え方が変わりますので、照明が当てられた状態まで想像して選びましょう。
飲食店など夜の営業が主体のお店の場合は、常に照明で壁紙が照らされます。照明の色調と壁紙クロスが合わないと、サンプルで見た色味とかけ離れてしまったり、コンセプトにそぐわない印象を与えることもありますので注意してください。

壁紙クロスの張替え時期の目安とかかる費用

店舗の壁紙クロスは定期的な張替えが必要です。
毎日見ていると汚れやくすみに気づきづらいですが、初めてきたお客様にしてみれば「古い」「汚い」と感じることもあります。
張替えの目安は約10年です。汚れが目立つような場合は、それよりも短い期間で張替えを行いましょう。

費用に関しては、お店の大きさによって変わります。
一般的には1平米あたり800〜1000円が壁紙クロスの張替えにかかる費用です。これに下地処理や、既存の壁紙クロスを破棄する費用などが加わります。
量産されている壁紙クロスは低価格で購入できますが、1000番台と呼ばれるハイグレードの壁紙は標準よりも価格が高めに設定されています。

壁紙クロスのメンテナンス

店舗の壁紙クロスは定期的な交換が必要ですが、メンテナンス次第でその寿命が大きく変わります。
壁紙クロスの種類によりますが、ビニールクロスと呼ばれている標準的な壁紙であれば、水拭きで汚れを落とすことができます。飲食店などでは頑固な油汚れが付きやすいので、汚れをしっかり落としたい場合は、ホームセンターなどで売られているビニールクロス用の洗剤を使用してください。

全体的にはタオルなどの布で汚れを落とし、落ちにくい汚れはブラシなどを使って落としましょう。力を入れすぎないように注意してください。
1年に1度程度、専門の清掃業者に依頼すると、見違えるようにきれいになります。普段は自分たちできれいな状態を保ち、定期的に専門家にメンテナンスしてもらうと良いでしょう。

まとめ

店舗の壁紙クロスは、お店の印象を決めるのにとても重要なアイテムです。
お店の個性を出したくなる場所ですが、それによってお客様の居心地が悪くなるようでは意味がありません。壁紙クロスを選ぶときは、床材やドアの色に合わせて、空間のバランスが良くなるように意識してください。

交換は10年に1回程度を目安に行い、毎日のお手入れに加えて、1年に1度ほど掃除のプロに依頼して壁紙クロスの汚れをしっかりと落としてもらいましょう。
美しく明るい店内で、お客様を気持ちよく迎えましょう。

店舗内装の壁紙クロスの選び方についてご紹介させていただきましたが、外装など店舗の他のリフォームについては *こちらの記事*に詳しく分かるようになっておりますので、ご参考ください。

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