店舗の収納が重要な理由
お客様からの印象アップにつながる
清潔感のある店舗は気持ちが良く、お客様の居心地にも影響してきます。 通路や商品棚、テーブルなどお客様の利用する場所は、こまめに整理整頓や掃除を心がけるはずです。
ところが、目につきにくいレジ裏など、従業員しか立ち入らない場所はついつい手を抜きがちになることもありますよね。 収納場所があまりない場合、比較的目につきにくい場所に、あれもこれもとごちゃごちゃ寄せ集めてしまいがちになります。 レジなどに立ち入るのは確かに従業員だけかもしれませんが、お会計の際、手元や内部がお客様の目に入ることだってありますので気は抜けません。
店舗では広々とした印象を与えるために、無駄なものは置きたくありません。また、多くのお客様に使っていただけるよう、できる限りスペースは客席として利用したいところ。販売点であれば商品を並べるスペースは多い方がいいですよね。 しかし、在庫をはじめ事務用品や備品のストックなど、店舗には収納しなくてはいけないものがたくさんあるため、収納スペースの確保も課題となります。 できるだけ広くスペースを残しながら、収納場所を確保し、必要なものを上手く収納することが大切なポイントとなります。
バックヤードは作業効率に直結する
従業員しか立ち入らないバックヤードがつくれる場合、収納スペースがある程度確保できるため、まずは安心できます。しかし、考えもなしに必要なものを置き始めると、収納しきれなくなったり、収納するべきものが増えた時に対応ができなくなります。 このような場合、必要なものがなかなか見つからず、目的の物を探すのに一苦労で、いちいち作業効率が低下することも考えられます。
作業効率に繋がるのですから、バックヤードの収納も手は抜けません。
従業員が何をどこで使うのかを洗い出し、場所ごとに収納することがポイントです。
バックヤードでのみ使うもの、店頭でも使うもの、商品として売られるものなど、用途別に収納スペースを分けましょう。
バックヤードの配置は、出し入れするスペースや人の行き来まで考えた配置だと、なお作業がしやすくなります。 店舗種類にもよりますが、販売店であれば店頭とバックヤード、飲食店であればフロアとキッチンなど、従業員の往復が発生します。商品やお皿を持って歩けるスペースを確保し、通路には収納スペースを設けないことで、確実な動線も確保することができます。
収納場所がバックヤードしか作れない場合は、バックヤード内での分類方法を検討する必要があります。 従業員それぞれが、必要なものを取りにバックヤードへ集まるようでれば、一目で見つけてすぐにバックヤードを離れられるようにする必要がありますよね。 中身を確認しやすいよう、クリアケースなどで収納したり、どこに何があるかわかるよう、ラベルを貼るなどの工夫をしましょう。
敷地に余裕があるのであれば、全て一つのバックヤードに収めるのではなく、バックヤードをいくつか違う場所に設けるか、収納をバックヤード・レジ裏・店頭内などに分割して設けると作業もスムーズになります。 収納が分かれていれば、同じ場所に従業員が集まることもなく、また店頭にも収納を設けることで店頭から従業員がいなくなってしまうということも防ぐことができます。
店舗の収納スペースのポイント
店舗運営にあたり、デザイン性を優先するのか機能性を優先するのか悩む方は多いでしょう。 しかし、デザイン性ばかり気にかけていると使いにくさを感じたり、機能性ばかり気にかけると殺風景な店舗となる心配がありますので、デザイン性と機能性のバランスが大切です。 見せる収納、見せない収納を使い分け、スペースの作り方を工夫すればこれらの両立が可能となります。
見せたいものと見せたくないものを区別する
飲食店の場合、食器類は店舗の印象を決める要因の一つでもあります。 お皿やグラスを見えるように収納するケースはよく見受けられますよね。 一方、お客様の前で使うことのないような事務用品などは完全に隠してしまいたいものとなります。
見せる収納を考えることは、店舗デザインを考えることにもつながります。 例えば、重ねて収納ができないワイングラスなどは並べて収納するとかなり場所を取りますが、バーカウンターの上部にぶら下げて収納をすれば、場所を有効活用しながらナチュラルに見せる収納が確保できます。
逆にあまり使う頻度のないものや、かさばるものは雑多な印象を与えてしまうため、見えない場所へ収納すのが良いでしょう。
また、見た目と共に作業効率を考える事も重要です。見た目がおしゃれであっても、よく使うものを見せる収納にしては従業員の作業効率を落としてしまう可能性もあります。まずは従業員の作業効率を考え、どこに何を配置すべきかを割り出し、その収納を見せるか見せないかで収納方法を判断しましょう。
デッドスペースを活用する
敷地の狭い店舗こそ、デッドスペースの有効活用が課題となります。 狭い店舗では収納スペースの確保が難しいと思われがちですが、案外使われていないスペースも多く、収納として活用しやすい場合があります。
たとえば、間取りが複雑で客席や商品の配置が難しい部屋角は、棚を設置したり壁を有効活用することでスペースを活かせます。 壁に棚を付ける場合は、棚の設置タイプの関係で強度が必要になりますので、より安全に使いたい方は業者に設置を依頼することをおすすめします。
また、飲食店であればお客様の座る座席下や、サロンの場合鏡の裏、販売店であれば商品棚の下なども収納スペースにすることが可能です。 小さなデッドスペースを活用することで、収納はかなり確保できますので、活かせていない場所がないか確認してみましょう。
厨房にはスチールラックで収納スペースを設ける
スチールラックは手頃でありながら丈夫で、パーツを自由に組み立てられることが魅力です。
温度が高い所にも耐えられ、最近のスチールラックは防カビ加工が施されているため、火も水も使う厨房に向いています。
丈夫さに加え、スチールは湿度や温度による影響を受けにくいため、耐久性に優れます。
また、金属の重みのおかげで安定感が高いため、転倒や落下の心配が少ないです。
そして、パーツを自由に組み立てられるため、ご自身の作業しやすい収納スペースをつくることが可能です。
通気性の良さから、どこからでも収納しているものを確認できるため、必要なものがどこにあるのかをすぐに認識できます。
スチールラックは、火や水を使い、忙しく動き回ることの多い厨房の安全性を確保しながら収納スペースをつくることが可能です。
まとめ
店舗の収納が必要な理由や、収納スペースを設ける際の注意点をご紹介しました。 多くの物を収納するためには、整理整頓が必要です。同じスペースであっても、整理ができていれば収納できるものは確実に増えます。 また、なによりもお客様はきちんとした店舗だという印象を抱きます。
従業員しか立ち入らないスペースにも収納スペースを工夫し、整理することで、動きやすい店舗になり、作業効率も格段に上がります。 店舗運営に適切な収納スペースを設けるためには、見せる収納と隠す収納に分類し、デッドスペースを活用することが重要です。 店舗の印象づくりにも、従業員の働きやすい店舗づくりにも役立つ収納を考えていきましょう。
店舗の収納についてご紹介しましたが、*こちらの記事*では、店舗づくりに役立つ様々な情報や店舗のリフォームについてより詳しく分かるようになっているので、ご参考ください。
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