2017年9月1日

店舗の内装(改装)工事の金額・費用相場とポイント

店舗の内装(改装)工事の費用を抑えるためには、工事日程に余裕を持ち、設備の整った居抜き物件を見つけたり、機器の中古やリースを検討することが大切です。しかし、予算を抑えることばかり意識し過ぎると、工事内容に不満を持つ可能性もあります。予算を抑えながら満足度の高い内装(改装)工事を行うために気をつけることを見ていきましょう。

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店舗の内装工事の費用の抑え方


店舗の内装工事の費用を抑えるためには、居抜き物件を選ぶなど、店舗だからこそ使える方法もあります。店舗の内装工事の費用を抑える方法と抑えることのできる仕組みについてご紹介します。

居抜き物件を活用する

居抜き物件とは、以前の店舗の内装や設備が残されたままの物件のことです。店舗の内装工事は水道や電気といった設備工事に費用がかかるため、これらの工事費がかからないことで、内装工事費を大幅に抑えることが可能です。

ただし、以前の店舗と業態が同じですと、お客様は以前の店舗のイメージに引っ張られ、ご自身の店舗のコンセプトを上手に伝えられない場合があります。 ご自身の店舗のことを知ってもらうためにはレイアウトを変えるなど、内装をそのまま使わないことが大切です。

工事内容が多くなるほど費用はかさむため、費用を抑えながら内装デザインのイメージを一新できないか業者に相談してみましょう。

複数業者から見積もりをとる

複数業者から見積もりをとることで、適正価格で見積もりを出してもらうことが期待できることに加え、複数の見積書を比較することで、どのような内装工事にいくらかかるのか、必要な工事と不要な工事を知ることにつながります。また、費用を抑えることを重視するならば、予め業者に開業に最低限の工事内容で見積もりを出すように依頼し、そこから必要な工事を追加するという方法もあります。

ただし、内装工事の費用を抑えることばかりに注力し過ぎて、あまりにシンプル過ぎてお客様の印象に残る内装でなかったり、動線が確保されていないレイアウトでは、内装工事の意味がなくなります。費用と美観、利便性のバランスを考えた内装工事の計画が大切です。

飲食店の内装工事の費用の抑え方

飲食店はオフィスなどと違い費用のかかる厨房設備が必要です。厨房設備の費用で、内装工事の費用は大きく変わるため、厨房設備の費用の抑え方をご紹介します。その他の設備費用の抑え方も併せてご紹介します。

厨房機器は中古やリースを利用する

厨房機器は飲食店の内装工事費の大部分を占めます。そのため、厨房機器の費用を抑えることが、飲食店の内装工事の費用を抑えることにつながります。
餃子焼き器など専門の調理器具は費用が高く、全て新品で揃えてしまうとすぐに予算に達してしまい、内装のデザインにかける費用が足りなくなることも珍しくありません。

そこで、厨房機器に費用がかかり過ぎていると感じたら、中古やリースを検討しましょう。中古の厨房機器を選ぶ場合、状態の良いものを選ぶことで買い替えの手間やコストを抑えることができるため、価格と状態のバランスを見極めることが大切です。

設備が使える状態にある居抜き物件を見つける

以前の店舗が飲食店の場合、キッチンが残っていることがほとんどです。キッチンは本体価格の他に設置費用などもかかるため、キッチンに関する費用を抑えることができれば、内装工事費の大幅なダウンにつながります。

ただし、キッチンの大きさや位置が希望と異なっていたり、修理が必要など、追加工事が必要になると新しいキッチンを設置するのと費用が変わらないことは多いです。キッチンに限らず、業務用の空調設備など、高額な費用の設備は多いです。既存の設備が使える状態にあることが、内装工事費を抑える前提となります

店舗の内装工事の費用を抑える際の注意点

内装工事費の抑え方を理解しても、要望によっては費用を抑えられなかったり、費用を抑えても満足できる工事とならない可能性もあります。内装工事費を抑える際に気をつけるべきことをご紹介します。

見積もり期間にはゆとりを持つ

業者に見積もり依頼をする際、見積もり期間が短いと特急料金を加算する業者があります。特急料金の設定のない業者であっても、物件の調査や図面の分析を十分に行えず、万一に備えて見積もりに上乗せせざるを得ないこともあります。見積もり期間は最低1週間~10日は設定する必要があります。

開業する店舗業態の得意な業者に工事を依頼する

内装業者には、施工の得意な店舗業態と苦手な業態があり、得意な店舗業態であれば、店舗の見た目も利便性も高めるデザインを提案できることはもちろん、見た目も利便性も保ちながら費用を抑えるためのノウハウもあります。ご自身の業態の店舗の内装工事が得意か否か知るためには、業者の過去の施工事例を確認することが有効です。

業者を選定する段階で、複数の業者からどの業者に工事を依頼すべきか悩まれることでしょう。業者の施工事例で、様々な店舗の内装の雰囲気を確認することで、理想の内装デザインに仕上げてもらえそうだと思える業者が見えてきます。ご自身の業態の店舗の施工経験が豊富で、デザインの好みのものが多い業者を見つけましょう。

あまりに安い見積もりは工事に危険が伴うことも

同じような条件で見積もり依頼をした際、大幅に安い見積もりを出されれば、そこに施工依頼したいと思うでしょう。このような場合、施工依頼を出す前に必ず安さの理由を確認しましょう

例えば、「仕上げ材を大量に仕入れて、仕入れ値を抑えているため費用を抑えられる」など、納得のいく説明かどうか確認をします。もし安く工事を行える説明がない場合には、工期を短くしているなど、工事の質に問題がある可能性があり、欠陥工事につながりかねません。

店舗のオープン日までゆとりがなかったり、厳しい予算を提示されてしまうと、業者は無理な工事計画を立てざるを得ません。内装工事の相場を把握した上で予算を組み、オープン日まで余裕を持って工事を依頼することは、安全な店舗内装工事には大切です。

まとめ

店舗の内装工事の費用の抑え方や費用を抑える際の注意点をご紹介しました。店舗の内装工事を依頼する前には複数業者から見積もりをとり、内装工事の相場を把握し、設備の整った居抜き物件を見つけることで内装工事費を抑えることが可能です。飲食店は厨房設備が必要な分、費用が高くなる傾向にありますが、中古やリースを活用することで客席のデザインなどに予算を当てることができます。

店舗の内装工事は決して安い費用で行えるものではないため出来る限り費用を抑えたいものですが、工事の日程によっては工事費を安くすることが難しかったり、提示する予算によっては意味のない工事となることもあります。店舗オープンまでにゆとりを持ち、的確な業者を選び、予算とのバランスを考えながら内装工事を依頼しましょう。

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