2017年11月3日

エステサロンの内装(改装)工事の注意点

エステサロンの内装(改装)工事の注意点として、エステサロンのコンセプトを伝えながらスタッフは動きやすく、お客様はくつろげるレイアウトを考えることが挙げられます。エステサロンには待合スペースや施術室などがありますが、どのスペースでもエステサロンのコンセプトを感じながら落ち着ける内装について考えましょう。

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エステサロンの内装工事を依頼する前の注意点

エステサロンのコンセプトを明確にする

内装工事を依頼する際、デザインを決める必要があります。
業者は、どのようなイメージの店舗にしたいのかを依頼者から伺いながら照明や壁紙などのデザイン案を考えます。

内装工事完了後にエステサロンのコンセプトを決めようとすると、ご自身のこだわりを表現できていないことに気づいたり、施術メニューの価格帯や取り込みたい客層と合わないといった恐れもあります。

内装デザインは、エステサロンの環境づくりに重要です。
どのようなお客様に来てもらいたいか、メニューの価格帯はいくらにするのかといったことを考えることで、エステサロンの方向性が見えてきます。
どのようなエステサロンにしたいのかを伝え、業者に内装デザインを提案してもらいましょう。

動線を考えたレイアウトを考える

エステサロンのコンセプトが伝わり、お客様に満足いただける内装であっても、スタッフが動きにくそうであったり、他に施術しているお客様が気になって落ち着かないということがあれば、エステサロンの居心地は悪くなります。
スタッフがスマートに動けてお客様がゆったり過ごせるためには、動線を考えたレイアウトが大切です。

動線とは、店舗内の人の動きを線で表したもので、お客様の動きの「客動線」とスタッフの動きの「作業動線」があります。
エステサロンではお客様は横になって施術を受けるため、客動線はそれほど大きくなりません。
主にスタッフの作業動線が重ならないようにベッドなどのレイアウトを考えましょう。

作業動線が重ならないことと併せて、施術中に他のお客様が気にならないベッド配置も大切です。
一方、初めて来店されるお客様は施術の様子が見えないと不安に感じることもありますので、施術中のお客様は見えないながら施術室の様子を見えるような配置を考えましょう。

エステサロンのスペースごとの内装工事の注意点

エステサロンは待合スペースやカウンセリングスペース、施術スペースなど、いくつかのスペースから成り立っています。
スペースごとに注意することは異なります。

受付

受付は、お客様がエステサロンに来店してから初めて目にするスペースのため、エステサロンのコンセプトの伝わるデザイン性が求められます。
そのためには、外観とのつながりを意識することが大切です。

宮殿のような外観であるのにスタイリッシュな雰囲気の内装となると、お客様にエステサロンのコンセプトは伝わりません。
来店されたお客様が求めていたエステサロンに合致するデザインを考えましょう。

待合スペース

お客様に待っていることを感じさせず、リラックスしていただける空間を目指しましょう。
たとえばソファーや壁紙、床の仕上げ材を暖色系のものにし、照明は柔らかく温かい印象のものを選ぶと、落ち着いた空間になりやすいです。

施術中のお客様と待機中のお客様がお互いに気にならないように、施術室と待合スペースを適宜区切ったり、ソファーやベッドを背中合わせの配置にするなど、お客様がエステのことだけを考えられるように工夫しましょう。

カウンセリングスペース

お客様の悩みに合わせて施術メニューの説明や提案が行われる場所です。
お客様が書類を記入するためのテーブルが必要になりますが、壁から離れたアイランド型とカウンタータイプが考えられます。

アイランド型の場合、スタッフがテーブルを挟んで立つ形になるため、作業動線と客動線が重なりにくいです。
ただし、広いスペースが必要になるため、店舗面積が広くなければカウンタータイプにすることをおすすめします。

施術室

施術室は、エステサロンのメインとなる場所ですので、特に慎重に計画を立てましょう。
施術中はお客様にリラックスしていただくことが大切なので、落ち着けて清潔感の感じられる内装にすることが重要です。
温かみのある色味や白を基調とした壁紙などにすることに加え、汚れのつきにくい素材を選ぶことを心がけましょう。

施術室には個室タイプとオープンタイプとあります。
完全個室にする場合、壁で仕切る必要がありますが、壁を新設すると工事費用がかさみます。

また、部屋の広さによっては圧迫感を感じることもあります。
予算を抑えつつ開放感も大事にした施術室にしたい場合、カーテンで仕切ることをおすすめします。

エステサロンのコンセプトに合う内装工事の注意点

スタイリッシュなエステサロンの場合

白や黒といった無彩色が基調の、シンプルな内装を目指しましょう。
シンプルであることで幅広いお客様に受け入れていただきやすいため、リーズナブルなメニューからハイグレードなメニューまで用意しているエステサロンにおすすめです。

ただし、あまりにシンプルですとクリニックのような印象となるため、観葉植物やフロアライトなどを活用しておしゃれな空間を演出しましょう。

高級志向のエステサロンの場合

高級レストランのような落ち着いた内装を目指しましょう。
落ち着いた明るさの照明で、シックな色味の壁紙などを使うことがポイントです。
施術室は広々とした個室である方が高級感を演出できるため、ゆったりした個室の施術室をつくりましょう。

まとめ

エステサロンの内装工事の注意点をご紹介しました。
お客様も従業員も動きやすい店舗レイアウトで、エステサロンのコンセプトのつながる内装は、居心地の良い店舗につながります。
エステサロンはいくつかのスペースに分かれますが、どのスペースも落ち着けて、清潔感のあることが大切です。

エステサロンのコンセプトによって内装で用いる器具や素材が異なるため、予めコンセプトは決めた上で内装工事の依頼をし、ご自身の理想のエステサロンを実現させましょう。

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