2017年9月28日

店舗の床を綺麗にする掃除方法を素材別に詳しく解説!

飲食店は、人の出入りが多く、生ゴミが溜まりやすいため衛生面を整えるのに苦労します。 店内の隅々まで清掃がゆき届いているお店はお客様にとっても気持ちのいいものです。 そのためには常日頃から掃除をきちんとする必要がありますが、一体どこをどのように掃除をすれば良いのでしょうか? ここでは毎日のお手入れや定期的にするべき掃除についてご紹介します。

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店内を綺麗に保つには定期的な清掃が必要

飲食店の内装(改装)工事を終えた店内は、とても美しく清潔になっているでしょう。 しかし、営業を開始し、お客様を迎えていくに連れて、その美しさは少しずつ失われてしまうかもしれません。 内装工事直後の綺麗な状態を保つためには、毎日の簡単なお手入れや、定期的に実施するしっかりとしたお掃除を欠かさずに行うことが大切です。

排水溝の掃除方法

排水溝は厨房の中に位置しお客様から見えにくい場所ですが、生ゴミのにおいや汚れが気になる箇所です。 だからこそ、毎日のお手入れで清潔に保つことが大切です。

排水溝の掃除においては次の道具を用意しておきましょう。

【用意するもの】

  • ゴム手袋
  • デッキブラシ
  • 強力油用洗剤
  • ペーパータオル
  • パイプクリーナー

毎日の掃除

ヌメリや強力な洗剤が直接手に触れないよう、ゴム手袋をして作業を行いましょう。 蓋、もしくはグレーチングを外し、ゴミがあれば取り除いてください。 排水溝の中はデッキブラシを使って汚れやヌメリを落としましょう。

ブラシで擦っても汚れが落ちないの場合は、強力油用洗剤をかけてしばらく時間を置き、汚れを浮かしてから再び擦りましょう。

定期の掃除

定期的な掃除は月一回が目安です。 毎日の清掃にプラスして、高圧洗浄を行うと良いでしょう。 溝に入ってしまった、ブラシでなかなか取れない汚れも、高圧洗浄機を使うことで除去することができます。 もしくは、汚れの酷い表面にペーパータオルを被せその上に液剤をかけます。 しばらく放置してしまった頑固な汚れには、このような方法を試してみてください。

グリストラップの掃除方法

悪臭を出さないためにはグリストラップの掃除は欠かせません。 グリストラップとは、排水に含まれている油脂を溜めておく機器です。

油が固まり、配管が詰まるのを防ぐために飲食店の厨房にはほぼ必ず存在しています。 ラーメン屋や居酒屋など油を大量に使う店舗は、掃除を怠ってしまうとグリストラップが溢れてしまうこともあります。 ご自身の店舗はどれくらいの周期で掃除をする必要があるのかを確認しておきましょう。

【用意するもの】

  • 手袋
  • ネット
  • 目の細かい編み(アク取りなど)
  • たわし

毎日の掃除

グリストラップは主に三層構造になっており、まず第1層から排水が入ります。 毎日掃除しなくてはならないのは、この第一層です。 ここにはバスケットがあり、流れてきたゴミが溜まります。 においを抑えるために、バスケットを取り出しこのゴミを毎日捨てることを心がけましょう。

ゴミを回収する際の手間と汚れが気になる方は、キッチンの三角コーナーに取り付けるようなネットを使用しましょう。 バスケットを取り出す必要がなく、ネットを取り除くだけでゴミも回収することができるので、作業の手間が軽くなり、汚れの飛び散りも抑えられます。

定期の掃除

定期的に掃除しなければならないのは、第2層と第3層です。 まず、第2層は油脂が浮いているため、害虫や悪臭が発生しやすい場所です。 掃除しにくい部分ではありますが、少なくとも週1回は掃除をしましょう。 「アク取り」などを利用してすくい取るように取り除きます。

しかし、大きいサイズのグリストラップだと「アク取り」では時間がかかってしまうかもしれません。 そのような場合には、グリストラップ専用の清掃道具もあるので、それを使用するのもいいでしょう。

第3層にあるトラップ管は、2~3ヶ月に1回掃除するようにしてください。 ここには油分を取り除いた後の排水が溜められており、トラップ管を通じてその排水が下水へと流れていきます。

トラップ管を取り外してたわしで汚れを落としましょう。 通常の汚れはそのようにして簡単に落とすことができますが、劣化が進んでいる場合にはホームセンターなどで新しいものを購入して交換しましょう。

床(ハードフロア)の掃除方法

床は店舗全体の印象を決めます。 たとえインテリアに凝っていたとしても、床がベタついていたり黒ずんでいるとお客様には清潔感のないお店といった印象を与えてしまいます。 特に飲食店の床は汚れやすいので、掃除を怠らないようにしましょう。

【用意するもの】

  • ほうき
  • 掃除機
  • モップ

毎日の掃除

一番最初にするべきはほうきでの砂利取りです。 最初からモップでゴミを集めてはいませんか? 砂利は床を傷つけ、そこに汚れが入り込むとなかなか取れません。 ほうきで掃く、掃除機をかける、仕上げにモップをかけるという順序で行いましょう。

床が油っぽい場合は、「高温スチーム」を使うときれいな状態を保てます。 もしくは弱アルカリ性の洗剤で拭き上げることで、ワックスを傷めずに油を除去できます。

定期的な掃除

毎日の掃除もしっかりしつつ、定期的なメンテナンスも忘れずに行いましょう。 床の定期的なメンテナンスには主にワックスがけや、黒ずみの除去するために一度ワックスを剥がす方法があります。

ワックス剤とワックス剥離剤はともにホームセンターで購入することができますが、素人には難しい作業です。 また、剥離剤は使い方次第では危険な液剤です。 予算に余裕がある場合には、店舗を専門に行っている清掃業者などに依頼することをおすすめします。

床(ソフトフロア)の掃除方法

ハードフロアの場合、掃くだけである程度のゴミは除去できます。 しかし、カーペットなどのソフトフロアについた汚れやゴミは、一度ついてしまったら落としにくく、綺麗に保つことが難しいです。 ハードフロアとは違った掃除道具が必要になるので、足りないものは忘れずに揃えておきましょう。

【用意するもの】

  • 掃除機
  • ブラシ
  • カーペット用洗剤
  • 布巾
  • スチームアイロン

毎日の掃除

カーペットの場合、ゴミが入り込みやすいので、掃除機は毎日かけるようにしてください。 掃除機を使えばある程度のゴミを取り除くことができますが、シミの場合はどのようにして落としたら良いでしょうか。

まずブラシを使って表面の毛を逆立たせてから、カーペット用洗剤を吹きかけて、最後に布巾で汚れを拭き取ります。 ブラシを掛ける時にはこすらないように注意しましょう。 毛の長い素材は絞り出すように、短い場合はポンポンと叩くように汚れを落とします。

擦ると汚れが広がったり、傷んでしまいやすいので気をつけてください。 最後に洗剤を綺麗に拭き取り、ドライヤーを使って乾かすと、柔らかく仕上げることができます。

定期の掃除

カーペットに潜んでいるのは、ゴミやホコリだけではありません。 ダニの死骸はホコリとともに舞い上がります。 飲食店の清潔を守るために、ダニの除去も行いたいですよね。

ダニを除去する方法として、死滅させてから掃除機で吸い取る方法があります。 まず、高温スチームを熱を浸透させるように、カーペット全体にかけます。 そして丁寧に掃除機をかけて完了です。

トイレの掃除方法

食べ物を調理する厨房や、お客様が飲食をする客席の部分を清潔に保つことは当然大切なことです。 しかしそれらの場所だけでなく、トイレの衛生面にも注意を払いましょう。

飲食店のトイレが綺麗かどうかを気にする方は多くいらっしゃいます。 お客様に再び来店してもらうためにも、日頃から清潔に保つようにしましょう。

【用意するもの】

  • トイレ用洗剤
  • トイレブラシ
  • ペーパータオル

毎日の掃除

トイレ掃除は狭い空間ですが、やらなければならないことはたくさんあります。 掃除する部分や時間帯のわかる表を作成しておくと、忘れることもなく行うことができます。 トイレ掃除のコツは、「きれいなところから、汚いところに向かって」掃除をしていくことです。

タンク便座カバー便座に洗剤を吹きかけ、ペーパータオルできれいに拭き取ります。 便座は上げて、ふちや周りも洗剤を吹きかけきれいに拭き取ってください。 便器の中は洗剤を垂らし、ブラシで擦ります。

定期的な掃除

便器の頑固な汚れなどは強く擦りすぎると傷がつき、そこに汚れが入り込んでしまい黒ずむ原因にもなります。 擦ってもなかなか取れない汚れの場合は、便器専用の洗剤を入れてしばらくおいてから擦るようにしましょう。

あとはいつもは見逃してしまいがちな、隅や狭い部分、床や壁の掃除を行うことで清潔なトイレを保つことができます。

まとめ

店舗をいつまでもきれいに保つためには、毎日の掃除が必要不可欠です。 そして定期清掃として、業者に頼んで清掃してもらうのも綺麗への近道です。 店舗だけではなかなか取り除くことのできなかった、汚れも取り除くことができるでしょう。 毎日の清掃と、定期清掃で、いつまでもお客様に気持ちよく利用してもらえるお店にしましょう。

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監修者:

渡邊 一伸(ナベさん)

大工歴35年。大手ハウスメーカーで2年間現場監督に従事。3000棟以上のリフォーム・住宅修理の工事管理の実績をもつ。阪神淡路大震災においては1年間復興財団に奔走。その後、独立し、会社を10年経営。2016年に1月に株式会社ローカルワークスに入社。