2018年1月24日

整骨院(接骨院)の開業に重要な立地の考え方

整骨院(接骨院)開業前には立地を選ばなくてはなりませんが、人通りの多さは立地条件で外せません。しかし、多くの患者さんに安心して来院してもらうためには、避けるべき人通りの多い場所もあります。整骨院や接骨院に適した立地についてご紹介します。

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整骨院(接骨院)の立地の選び方


整骨院や接骨院は飲食店と比較すると利用する方は限定されます。限られた人達を確実に取り込むためには、立地がポイントになります。整骨院や接骨院に適した立地についてご紹介します。

人が多く集まる場所を選ぶ

飲食店などは隠れ家のような雰囲気を演出するために路地裏などにお店を構えることがあります。 しかし、人通りの少ない場所や路地裏にある整骨院や接骨院の場合、患者さんの立場で考えると、かえって来院しづらくなります。

それは、探しにくい場所や目立たない場所にある整骨院は、初診の方にとって「本当にこの場所で合っているのか?」といった不安が生まれ来院のハードルが心理的に上がります。 従って、整骨院の立地は、人通りの多い場所や目立つ場所が理想的です。 通りかかるたびに整骨院を目にしていれば、いざ体の不調を感じたときに、整骨院のことをすぐに思い出しやすくなります。

このように、大通りに面していると整骨院や接骨院の入っているビルを見つけてもらいやすいというメリットがあります。 しかし、賃料が高いというデメリットがあります。 賃料を抑えたい場合は、役所や学校の近くなど、誰にとっても分かりやすい場所を選びましょう。 学校や運動施設などの近くであれば、スポーツによる怪我などで来院が見込める可能性があります。

避けるべき人通りの多い場所もある

整骨院や接骨院は人の集まる場所にあることで患者さんに安心して来院してもらえますが、人通りが多くても開業に適さない立地もあります。

たとえば、整骨院や接骨院の前の通りの車の流れが速い場所です。 普段から車で目の前を通っている方でも、車の流れが速いことで整骨院や接骨院の看板が目に入っていない可能性があります。 看板に気づいていなければ、整骨院や接骨院があることすら知らないかもしれません。 また、車で来院する方にとっては、車の流れが速いせいで整骨院や接骨院に入りにくくなります。

時間帯で通行量が変わる通りもおすすめできません。 通勤時間帯は人通りが多いのに日中はほとんど人が通らないような場所では、ただ通り過ぎるだけの場所で、院の雰囲気や開いている日時を認知してもらえない可能性が高いです。

木が生い茂っているような場所にも注意が必要です。 枝や葉で整骨院や接骨院の看板を隠してしまうだけではなく、日当たりが悪く暗い印象を与えてしまいます。

整骨院や接骨院は患者さんに落ち着いて施術を受けてもらう場所です。そのため、周囲から騒音や振動、悪臭のする場所や歓楽街の近くは開業を避けるべきです。 施錠中はリッラクスした雰囲気が必要ですが、騒音や振動があるとくつろぐことができません。悪臭も同じです。

また、歓楽街の近くも立地としては適しません。整骨院のイメージからかけ離れていて、女性や学生さんにとっては来院がしづらくなります。 トラブルを起こす方が来院しないとも言い切れません。

立地別の特徴

整骨院や接骨院にいらっしゃる方は限定的であるため、人目のつく場所に開業することが重要であることをご紹介しました。 しかし、安心して来院していただくためには、暗い印象のある通りや騒音や振動、悪臭の気になる場所、歓楽街の付近は人通りが多くても避けることをおすすめします。

安全でありながら人の集まる場所というのはいくつかあり、立地によってメインターゲットは異なります。 そこで、立地の特徴やどのような客層を見込めるのかをご紹介します。

駅前、オフィス街

駅前は特急や急行も停車する駅と、普通列車のみが停まる駅でどのような患者さんを見込めるかが異なります。 特急や急行も停車する駅の前であれば遠方からの患者さんを期待できるため、集客上のメリットがあります。 ただし、このようなエリアは、同業他社や類似業者(リラクゼーション店など)も多く出店していますので、ライバルが多くなります。 ご自身の院に患者さんが来院してもらうためには、宣伝広告などで工夫する必要があります。

普通列車のみが停まる駅の前は、近くの住宅街の方をターゲットとした院を開業できます。 競合店が少なくなりますが、テナントも少なくなるため、こまめに空き状況を確認する必要があります。

オフィス街の場合、整骨院や接骨院周辺で働く方の来院が期待されます。 お昼休みや帰宅時に来院しやすい立地か否かを確かめましょう。

商店街

商店街は知名度や規模によって客層や注意点が異なります。大型で有名な商店街であれば、遠方からの患者さんを取り込みやすいです。商店街に家族で買い物に来る方が患者さんになってくれれば、家族で来院してくれる可能性もあります。ただし、大きな商店街はテナント料が高い傾向にあります。

地域密着型の商店街であれば、お子様からご高齢者まで幅広い年代の方が通院しやすい院を作ることが可能です。テナント料が安いため、他の整骨院や接骨院が開業していることが多くなっています。

住宅街

幅広い世代が住む住宅街に開業できれば、幅広い年齢層の患者さんを取り込むことにつながります。駅前よりもテナント料が安いため、初期費用や毎月の出費を抑えることが可能です。ただし、住民の方以外にも認知してもらうためには、宣伝の工夫が必要です。

まとめ

整骨院(接骨院)の開業前に立地を選ぶ際に覚えておきたいことをご紹介しました。整骨院や接骨院は多くの人が安心できる人の多い場所に開業することが大切です。このような場所はいくつかありますが、メインターゲットにしたい患者さんやテナント料との兼ね合いで選ぶべき立地は異なります。ご自身の整骨院や接骨院の方向性を定め、開業予定地を選びましょう。

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