2018年6月6日

ネイルサロンの開業で失敗しないためにすべきこと

夢にまで見たネイルサロンの開業。これからは自分の思うがままにサービスを提供できますし、自分のペースで働けるようになります。でもそれができるのは、安定した収入を得られるようになった方だけです。思っている以上に多くの方が、ネイルサロンを開業してから数年で廃業しています。そのような失敗をしないためには何をすべきかについて、この記事では紹介しています。

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ネイルサロンのコンセプトを決める

ネイルサロン

出典:photoAC

ネイルサロンで失敗する人の多くが、明確なコンセプトを決めることなく、これまで働いてきた延長線上で経営を始めてしまいます。スタッフとして働いていたときに固定客の予約でいっぱいだった方でもない限り、コンセプトなしでの開業はまず間違いなく失敗します。

コンセプトを決めるときに重要になるには、他のネイルサロンとの差別化です。このお店に来れば、どのようなメリットがあるのかを、ターゲットになる人たちに明確に伝えなくてはいけません。

・高級 or 低価格
・短時間の施術 or ゆっくりとくつろげる時間と空間
・トレンドに合わせたネイル or ここにしかないオリジナル性

少なくともこのような、方向性をはっきり決めておきましょう。それを決めておかないと、お店の内装やメニュー作りがブレてしまいますし、ネイル担当者によってサービスの質にバラツキが出てしまいます。

もちろん、すべてを個性的にする必要はありません。ただし、1つは他店と違う強みをもっていないと、たくさんあるネイルサロンの中に埋もれてしまいます。何を強みにして、どのようなサービスを提供するのかを最初に決めてください。

集客するターゲットを明確にする

コンセプトを決めるときは、まずどのような層がターゲットになるのかを考えてください。全ての女性に来てもらいたいというのが本音かもしれませんが、そうすると個性を発揮できなくなり、どこにでもあるネイルサロンになってしまいます。

・高校生や大学生などの若い女性
・社会人になったばかりのOL
・30代~40代で働き盛りのOL
・子育てをしている主婦
・水商売関係の仕事をしている女性

簡単に分類しただけでも、これだけターゲットを細分化できます。子育てをしている主婦向けのネイルサロンと、水商売をしている女性向けのネイルサロンが並び立たないことは、なんとなくでもイメージできるかと思います。「若い女性」としても、社会人なのか学生なのかで使える金額、ネイルのスタイルも違います。

自分の理想とするネイルを、どのような人に利用してもらいたいのかを明確にしましょう。できれば、ネイルを通じて「どのようになってもらいたいのか」も一緒に考えておくと、お店の特色が見えてきます。

これまで施術してきた中で、どのような人たちに喜ばれてきたかを考えると、ターゲットとする客層が決めやすくなります。リピートしてくれる方をイメージし、どのようなタイプにニーズがあるのか考えてみてください。

集客したい客層が集まる場所を選ぶ

最初にターゲットとする客層を決める理由はもうひとつあります。それはターゲットが定まらないと、どこに開業していいかが決められないからです。単純に自分の住んでいる地域の最寄り駅や近所で開業する方が多いようですが、これが失敗の大きな要因になります。

失敗しないためには、ターゲットが集まる場所に開業するのが基本です。独身のOLをターゲットにするのであれば、ビジネス街近やショッピングモールなどの、仕事帰りに手軽に寄れる場所を選ぶのが理想です。主婦がターゲットなら、住宅地や大きなスーパーの近くなどを選ぶのがよいでしょう。

しかし、理想通りの物件というのはなかなか出てきません。良い場所だと思っても、予算よりも賃料が高いと借りることは難しくなりますし、物件選びはどこかで妥協が必要になります。そのため絶対に譲れない点だけは前もって決めておくことが大切です。

・賃料◯◯万円以内
・ターゲットにする層
・駅から徒歩◯分以内
・広さは◯㎡以上

このように条件をリストアップして優先順位をつけておくと、物件選びをするときに迷わなくて済みます。どうしても自分の理想とする物件が見つからない場合は、コンセプトづくりから見直してみるのも手です。

コンセプトはお店の土台となるものとはいえ、固執しているといつまでたっても開業できません。自分がお店を開きたい場所が決まっているなら、その地域に合ったコンセプトに切り替えましょう。

まとめ

ネイルサロンを開業で、失敗しないために何をすべきかについて説明してきました。そんなことはすでに分かっているよ。という方も多いかもしれませんが、分かっていても実践に移すのは容易ではありません。「開業する」したい気持ちが強すぎると、焦りからニーズのないネイルサロンを作ってしまう可能性があります。

ネイルサロンは開業して、安定した集客ができて初めて成功といえます。そのために、時間をかけてコンセプトづくりを行ってください。コンセプト作りは、開業を視野に入れた段階から行うことができます。むしろスタッフとして働いているからこそ、見えてくるものもあるのではないでしょうか。

いつか自分のお店を出したいと思っている方は、今のお店でたくさんのことを学びながら、どんなネイルサロンを出したいのか考えておくことよいでしょう。すでに開業を決めて動き出した方は、焦る気持ちもあるかもしれませんが、失敗しないためにはコンセプトに基づいたお店づくりが不可欠です。

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