2017年11月3日

店舗外壁材の種類とその特徴

店舗外壁材の種類とその特徴についてご紹介しています。店舗の外装は、お店の存在に気づいてもらい、お客様になってもらうためにとても重要な要所のひとつです。今回は、外装の中でも「外壁」に絞って、その種類と特徴、そして注意事項などについてご紹介します。

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店舗外壁材の種類と特徴

https://pixabay.com/ja/建物-ヨーロッパとアメリカ-ショップ-688861/

店舗の外壁には様々な種類の壁材があります。ここでは中でも定番となっている壁材を取り上げてご紹介します。

窯業系サイディング

窯業系サイディングは住宅でもよく使われている外壁材です。
セメントと繊維質、無機物などを混ぜて作られた板材で、デザインが豊富なうえ、汚れなどにも強く、耐火性もあるため人気があります。

一軒家の店舗などに向いていますが、価格の安い窯業系サイディングを選ぶと、仕上がりが安っぽくなる場合もあります。

金属系サイディング

ガルバリウムやアルミニウム、ステンレスなどの鋼板が使われているサイディングです。
メンテナンスがほとんど必要なく、長期間美しい状態を保つことができるという特徴がありますが、金属なので海岸沿いなどでは錆びてしまい不向きです。

木材メインで一部分に金属系サイディングを用いるなど、他壁材と組み合わせることでデザインの幅が広がります。

木質系サイディング

天然の木を用いたサイディングです。
木のぬくもりが感じられ、断熱性にも優れますが、防火性が低く水にも弱いためメンテナンスが必須です。

ナチュラル系のお店を作りたい場合に大変適した壁材ですが、防火地域では使用できない場合があります。

モルタル

砂と水とセメントを混ぜて練り上げたモルタルをコテで壁面に塗りつけます。
以前はモルタルが主流でほとんどの家で用いられていましたが、最近ではサイディングが一般的になっています。

あえてモルタルを使うことで、どこか懐かしい印象を演出することもできます。

RC(鉄筋コンクリート)

いわゆるコンクリート打ちっぱなしの物件です。
クールでシンプルな印象を持たせ、デザイン性の高さを感じることが出来ます。
一方、温かさを感じられなかったり、シンプルなだけにしみやヒビなどが目立ちやすいというデメリットもあります。

レンガ

ヨーロッパ風のお店を作るときに、重宝されるのがレンガです。
レンガの寿命は100年以上あると言われますが、使うほどに味が出て、メンテナンスもほとんど必要ありません。
デザイン性の高さと、耐震性、耐熱性、耐火性に優れているという特徴がありますが、工事の際は手間がかかるため、導入するにはコストがかかるというデメリットもあります。

外壁工事が必要になる場合

外壁の工事はそう頻繁に行うものではありません。
決して安い工事でもないため、できるだけ先送りしたくもなりますが、どんなタイミングで外壁工事を考えるべきなのでしょうか。

外壁が寿命を迎えたとき

外壁材にはどれも寿命があります。
例えばモルタル壁の耐用年数30年ほどで、窯業系サイディングボードでは40年程度と言われています。

しかしサイディングボードの場合、サイディングボードをつなぎ合わせるコーキング剤の耐用年数も考えなくてはなりません。コーキング剤の耐用年数は5~10年程度しかなく、サイディングボード自体がまだ使えてもコーキング剤が傷んでしまえば、様々な問題が起こりますので、コーキングは定期的に行う必要があります。

外壁に使用している塗料によって耐用年数が異なりますが、表面に塗られている塗料自体は5~20年で寿命を迎えます。

外壁材の種類に関わらず、まだ大丈夫かなと思えるような状態であっても、おおよそ10年程度で外壁工事をするかメンテナンスを行いましょう。 毎日何気なく目に入っている部分でもありますので、素人目にはその劣化具合は気づきにくいですが、10年も経過していればそれなりに劣化が起こるものです。

10年程度で専門業者にチェックをしてもらい、メンテナンスだけで続けて使えそうであればメンテナンスを、外壁そのものを変えなくてはいけないようであれば外壁工事を行いましょう。

劣化が気になったとき

寿命を迎える前でも、環境次第でコーキングや塗装が劣化することがあります。
粉っぽくなる白くなるチョーキング現象や、クラックカビなどの劣化が目につくようになったら、外壁工事のタイミングです。

外壁の場合、必要な工事を先延ばしにしてしまうと外壁自体が劣化し、建物としての寿命まで縮めてしまいます。
その場合、かかる費用は外壁工事と比にならないほど高額化しますので、劣化が見られるようであればすぐに外壁工事の検討を始めましょう。

お店の雰囲気を変えたいとき

お店の雰囲気を変えたいようなとき、外壁工事を取り入れると外観を大きく変えることができます。
長く店舗を続けている場合には、リニューアルをしてみるのも良いですし、居ぬき物件を借りた場合などは前テナントとの差異化を図るために取り入れるのも効果的です。

色味を変えたり、壁材を変更することで心機一転しますので、お客様に興味を持っていただきやすくなります。

外壁工事で必要な工期と営業まで

店舗の外壁を工事するのに必要となる工期は、外壁材の種類や施工する面積にもよりますが、一般的には1~2週間が目安です。
外壁工事は天気によって作業が遅延することもあり得ますので、規模が大きい場合はもう少し長く見ていても良いかもしれません。依頼する際、規模のわりにあまりにも短すぎる工期を提示された場合は、手抜き工事をされる可能性もありますので気をつけましょう。

基本的には工事期間は店舗は休業としましょう。
安全に気を使っていても何が起こるかわかりません。工事する外壁部分とお店の入口が違ったり、お客様に危険が及ばないと考えられる場合のみ、状況に合わせて営業の検討をしましょう。

まとめ

壁材には様々な種類のものがありますが、それぞれに寿命があり、劣化を見過ごしてしまうと建物自体の寿命を短くしてしまう可能性があります。
10年程度を一区切りにして業者に点検を依頼し、メンテナンスや必要な補修、外壁工事を行いましょう。

工期は2週間程度が目安です。
この間の営業は安全を第一に考えて、基本的には休業としましょう。

外壁工事はお店の外観に大きな影響を及ぼしますので、劣化が見て取れたり手入れが行き届かず汚い場合は、お客様の印象を悪くしてしまうことにも繋がります。
壁材の素材や状況に合わせ、定期的な点検とメンテナンスをしていきましょう。

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