2019年10月31日

インテリアデザインの費用相場は? 会社選びのポイントも解説!

店舗に限らず住空間でも、インテリアにこだわる方であればインテリアデザインについて意識していると思います。インテリアデザインは専門的な知識とセンスが必要なため、会社選びが重要です。この記事では、インテリアデザインの費用相場だけでなく、会社選びのポイントについても解説しています。

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インテリアデザインの費用相場

リフォマに寄せられた事例や独自の調査をもとにした インテリアデザイン を行う場合の概算費用です。

デザイン料
300,000円〜600,000円
構造計算
30,000円〜100,000円
設備設計
30,000円〜90,000円
音響設計
20,000円〜80,000円

まずは相談から

見積を依頼する

あなたが依頼したいのはインテリアデザインではなく、インテリアコーディネートかもしれない

近年、好みのインテリアに囲まれて快適に暮らしたい、という需要が高まってきているため、インテリアデザインの需要が高くなっています。

商業施設でも、集客のために内装のインテリアデザインを依頼するところが増えてきました。プロのデザイナーに依頼して洗練された空間を造ることで、訪れたお客様の満足感を高めることができるでしょう。

インテリアデザインは、似たような言葉でインテリアコーディネートというものがあります。仕事の内容で重なる部分もありますが、2つは別のものと考えてください。

最初に、両者の違いについて詳しく解説していきます。

インテリアデザインの仕事内容

インテリアデザインはインテリアとつくことで少々ややこしく感じるかもしれませんが、洋服のデザイナーのように内装全体を設計の段階から考えます。
そのため、依頼主の要望に合わせて家具や照明を特注の作製も可能ですし、壁紙などの内装材を含めた室内全体のコーディネートも行ってもらえます。

個人の住空間ももちろんのこと、個人の店舗や大型の商業施設も手掛けている会社もあります。何もない状態からご自身のコンセプトに合わせて一から設計してもらえるので、他と差別化を図りたい方におすすめです。

室内の色や雰囲気だけでなく温度や音などより細やかな設定してもらえるため、飲食店、オフィス、ブティックなど幅広い業種が対象となります。

インテリアコーディネートの仕事内容

インテリアコーディネートでは既存の家具や照明の中から、住空間や店舗の内装に合った商品を選んでもらえます。
インテリアデザインの大きな違いは、既存のものを利用して行うところにあります。

インテリアデザインはコンセプトに合わせて一から家具を作りますが、インテリアコーディネートは既存の商品の中からコンセプトに合うものを選んでもらえます。洋服のコーディネーターやスタイリストと考えると、分かりやすいかもしれません。

そうはいっても、職種としての幅が広いのでインテリアデザイナーでも既存の中から商品を選んでくれたり、インテリアコーディネーターが家具を制作したりするケースもあります。迷ったときは依頼したい会社に、どのような作業をしてもらえるか確認すると確実です。

インテリアデザインの費用内訳を解説

インテリアデザイン

インテリアデザインの費用は、設計図の枚数やデザインプランの提案数など、デザイン会社の作業量に比例します。
そのため多くの会社は施工費の10~15%としています。

飲食店であれば、内装工事の施工費は坪単価30万円程度ですので、10坪では300万円前後かかります。そこから10%で計算すると、デザイン費用は30万円程度です。

もちろん会社によって価格は異なりますが、以下の場合は特に費用が高くなると言われています。

  • デザインのプランを何回も提出させる
  • 施工場所と会社が離れている(出張料がかかる)
  • 飲食店やブティックなどの店舗である(一般的に住空間に比べて装飾要素が多く、凝ったプランニングが必要になる)

インテリアデザインの費用は、こだわる部分が多くて打ち合わせが長くなったり、メニューボードのような空間以外のデザインや屋外のデザインといった別作業が発生すると、その分費用が高くなる傾向にあります。

無料でインテリアデザインを行う会社もある

無料でインテリアデザインができると謳っている場合は、初回の打ち合わせのみが無料であったり、家具を取り扱っているお店では購入者に対してサービスで行っているケースです。

設計図を作成したりデザインを考えたりするため、無料でインテリアデザインを行う会社はほぼいませんし、有料で依頼したときの高いクオリティーは期待できないでしょう。

費用を抑えたい方は、ご自分である程度好みのデザインを固めてから相談するのがおすすめです。写真や口頭でも構いませんので、デザイナーにご自分の意図を伝えることで、打ち合せの時間を短縮することにつながります。その結果、デザイン費用を抑えられるケースがあります。

インテリアデザインはデザインと施工の会社を別々に依頼すべき?

インテリアデザイン

インテリアデザインはデザイン会社に依頼し、その図面を元に別の施工店に内装工事を依頼するという方法と、1つの会社にデザインと工事を依頼する方法があります。

インテリアデザイナーが所属していれば、一括で全てお任せしてしまう方法でも良いのですが、デザイナーが所属していない施工店も多く存在します。
そうなると別々の会社に依頼するしかありません。

ここでは、デザイン会社と施工店を別々に依頼した場合と、一括で依頼した場合のメリットとデメリットをそれぞれ紹介しますので、ご自身に合った方法を選びましょう。

一括で依頼した場合のメリットとデメリット

この後詳しく解説していきますが、以下の方はデザインと施工ができる会社に一括で依頼するのに向いている方です。

  • できるだけ早く工事を終わらせたい
  • 打ち合わせをする時間があまり取れない
  • デザイン費用を少しでも安く抑えたい

メリット

メリットとして大きいのは、打ち合わせが1社だけなので作業がスムーズに進む点です。窓口が1つなのでどの会社に何を言ったかなどで、混乱することもありません。

施工も1社のみで行うため、設計図が出来上がったらすぐに工事に入ることができ、完了するのも早いといわれています。
さらに、別々の会社に依頼するよりも1社でインテリアデザインを考えるため、交渉次第では設計費や内装費用を抑えることができるでしょう。

デメリット

デザイナーが社内にいるため、デザイン費用はある程度抑えられるものの、施工を専門に行っている会社よりも施工コストが高くなることがあります。
デザインに関しても、在籍しているデザイナーの実力次第なので、デザイン会社に比べると能力にバラつきがあるようです。

別々に依頼した場合のメリットとデメリット

以下の方はデザインと施工を別々に依頼するのに向いている方です。

  • インテリアデザインにこだわりがある
  • 予算に余裕がある
  • じっくり時間をかけて店舗や住空間を仕上げたい

メリット

メリットとしては、デザインと施工の優れた会社にそれぞれ依頼することで、満足のいく仕上がりが期待できることです。

デザインと施工を一括で行う会社でも、素晴らしい会社は多数あります。しかし、高いクオリティーを求めているのであれば、それぞれに特化している会社に依頼したほうが確実です。

その他には、デザイン会社に設計監理業務(施工に問題にないか確認すること)をお願いすることも可能です。

デメリット

別々に依頼することの一番のデメリットは、会社ごとに打ち合わせを行うため、一括で依頼するよりも手間と時間がかかる点です。
さらに、レベルが高いデザイン会社と施工店にそれぞれ依頼すると、高額な費用がかかってしまうことがあるので注意が必要です。

インテリアデザインはどんな会社に依頼したらいいのか

インテリアデザイン

先ほど一括で依頼する方法と、別々の会社に依頼する方法があることをお伝えしましたが、インテリアデザインにこだわりたい方は会社選びで悩まれると思います。

実は、インテリアデザイナー自体に資格は必要ありません。実績がなくても誰でも名乗ることができるのです。そのため安易に依頼してしまうと、工事が完了したけれど不満が残る仕上がりになることがあります。

ここでは後悔しないために、インテリアデザインにおける会社選びのポイントについて分かりやすく解説していきます。

インテリアデザイナーの資格を持っている方が在籍している

インテリアデザイナーは特に資格が必要ないといっても、資格が有るほうが専門的な勉強をしているので安心です。
また、資格がない方に依頼しても、レベルの高いデザインは行うことは難しいですし、見た目は良くても使い勝手が悪かったといったケースもあります。

インテリアデザイナーの資格は下記のものが挙げられます。

  • インテリアデザイナー
  • 空間ディスプレイデザイナー
  • インテリアコーディネーター
  • インテリアプランナー
    など

全ての資格を持っている必要はありませんが、多くの資格を持っている方が信頼性は高いといえます。そして、実務経験が長い方のほうが様々な相談に答えてもらえるでしょう。

デザイン会社の得意、不得意を理解する

デザイン会社といっても店舗を専門的に行っている会社と、住空間のインテリアデザインを中心に行っている会社など、色々なところがあります。
店舗を専門的に行っている会社に、リビングのインテリアデザインを依頼しても、ご自分のイメージどおりにならないことがあります。

依頼する前に、その会社が今までどのような仕事を行ってきたか確認してください。ホームページがあれぱ、施工事例を載せている会社が多いため、得意としている施工を確認することができます。

まとめ

インテリアデザイン

インテリアデザインは店舗の方だけでなく、住空間でも内装にこだわる方には利用されています。インテリアデザイナーが在籍している施工店であれば、一括でお任せすることが可能です。

ブティックや物販など店内のショーケースやインテリアにこだわりたい方は、複数の資格を有しているインテリアデザイナーが所属していて、多くの施工実績がある会社に依頼しましょう。費用は高くなってしまうかもしれませんが、こだわりのある方は一度インテリアデザイナーに相談してみてください。

インテリアデザインの費用相場

リフォマに寄せられた事例や独自の調査をもとにした インテリアデザイン を行う場合の概算費用です。

デザイン料
300,000円〜600,000円
構造計算
30,000円〜100,000円
設備設計
30,000円〜90,000円
音響設計
20,000円〜80,000円

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インテリアデザインのお役立ちコラム

Q.インテリアデザインを依頼する際の注意点って?

インテリアデザインは、全て独自の趣味に合わせて創り上げることができるのが魅力ですが、デザインにこだわりすぎて使い勝手の悪いものにならないように注意する必要があります。

また、洋風デザインを取り入れたい場合などには、日本の住宅とのバランスを考える必要があります。例えば、ヨーロッパのクラシックスタイルに見られる装飾的なカーテンスタイルはとても魅力的ですが、それをそのまま日本仕様の住宅に持ち込むと、縦横の比率の違いから、バランスが悪く、やぼったい感じに仕上がってしまうこともあります。

インテリアデザインを依頼する際には、自分の要望をしっかりと伝えて、それを反映してもらうことも大切ですが、プロの視点からのアドバイスもきちんと聞いて取り入れることも重要であると頭に置いておきましょう。

監修者:

渡邊 一伸(ナベさん)

大工歴35年。大手ハウスメーカーで2年間現場監督に従事。3000棟以上のリフォーム・住宅修理の工事管理の実績をもつ。阪神淡路大震災においては1年間復興財団に奔走。その後、独立し、会社を10年経営。2016年に1月に株式会社ローカルワークスに入社。