2018年1月31日

エステサロンの開業で失敗しないためのコンセプトの作り方

エステサロン開業前にコンセプトを明確にしておくと、サロンの経営に必要なことが見えてきます。サロンの経営に重要なコンセプト決定までの流れと合わせて、サロンにとってのコンセプトの役割をご紹介します。

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エステサロンを続けられるか否かはコンセプトによって決まる

近年エステサロンが増えて競争が激化しており、1年以内で廃業するケースが増えています。 エステサロンは固定費のかかる店舗形態であるため、開業前にどれほど準備できているのかでサロンを続けられるか否かが決まっていると言えます。

開業前には様々な準備が必要ですが、その一つにコンセプト作りがあります。 コンセプトはサロンの営業を続けていく上で経営者の心の支えとなるだけではなく、理想のサロンを作り上げるためにはどのようにお客様を呼び、どれくらいの売り上げが必要になるのかなど具体的に計画を立てることに役立ちます。

エステサロンの洗練されたイメージから、高級感を高めるデザインには何が必要かなどサロンのイメージ向上にばかり専念しがちですが、長くお客様に選ばれるサロンを続けるためには現実的な経営が重要です。事業計画を作る上でも必要となるエステサロンのコンセプトは、時間をかけて納得のできるものを作り上げましょう。

エステサロン開業前のコンセプトの作り方

エステサロンのコンセプトは経営方針を決める上で役立つことをご紹介しました。 コンセプトと聞くと、サロンのイメージやテーマを考えてしまいがちですが、それだけでは足りません。

サロンのイメージやテーマはもちろん大切ですが、コンセプトを明確化すれば、より具体的な計画をたてることができます。 メインターゲットの客層、性別などを決めて、そこに対してどのような施術をいくらで提供していくのかといった具体的な方向性を コンセプト作りの段階から考えていく必要があるのです。

ここでは、コンセプトを作るために明確にすべきことをご紹介します。

事業理念と事業目標を定める

昨今のエステサロンの増加を見ていくと、今後もよりハイセンスで魅力的な施術メニューを提供するサロンが増えていくことでしょう。 このようなサロンに勝つためには、中長期的な事業目標が必要です。 何十年も先のサロンの方向性を定めるのは難しいですが、数年先にありたいサロンの姿を明確にすることは、ご自身の経営方針を定めることに加え、従業員のモチベーションアップにもつながります。

例えば、今は自宅の一室でサロンを営業しているとして、開業から3年後には外でお店を持ちたいという目標を設定したら、いくら資金をためる必要があるのか、外でサロンを開業出来たら何人従業員が必要になり給料はいくら支給すれば良いのかなど、目標達成に向けての準備を行えるようになります。

何人かの従業員と共にエステサロンを営業する場合、スタッフ全員の夢や目標が反映された理念が大切です。 エステティシャンは独立開業可能と言われていることから、自分のお店を持つことを目標にエステティシャンになる方は非常に多いです。
このような方は技術を磨く努力をしたりお客様からの評判も高いことが多いですが、技術を習得したらサロンを辞めていくケースも多いです。 優秀な従業員にご自身のサロンでずっと働きたいと思ってもらえるためには、従業員が成長を続けられると感じられるサロンを目指すことが大切です。

ターゲットを選定する

ターゲットとはエステサロンが想定するお客様のことで、年齢性別収入行動特性などが含まれます。 ターゲットの特徴を細かく設定していくことで、サロンの雰囲気や施術メニュー、メニューの価格帯などを決めやすくなるため、非常に重要な作業です。

初めに、誰をターゲットにしたいかを決めます。 ご自身や他の従業員が得意としてきた顧客層にするか、世の中のニーズや消費動向に基づいて新たな層を狙うのかでターゲットが決まります。 得意な顧客層は指名客層や性別、年齢別の売上額などから分かります。 ターゲットの年齢や性別が決まったら、収入や生活スタイル、美容にかける費用なども把握していくと、どのような雰囲気のサロンでどのような施術を求めているのかが見えてきます。

2つのベネフィットを考える

エステサロンでお客様に提供されるサービスに価値があるほど、ご自身のサロンは独自性の高いものとなり多店舗との差別化を図ることができます。2つのベネフィットの1つめは、「エモーショナルベネフィット(情緒的価値)」です。お客様にどのような気分になってもらいたく、どのような雰囲気を味わってもらいたいかを設定していきましょう。

気分は主観的なものですし、雰囲気は数値化できるものではないため設定は難しいかもしれませんが、癒しや高級感といったサロンに求められるであろうキーワードをいくつか挙げ、ターゲットが求めていそうなキーワードを想像していくと、ターゲットの年代や性別に合うキーワードをサロンに落とし込む方法が見えてきます。

ベネフィットの2つめは「ファンクショナルベネフィット(機能的価値)」です。ファンクショナルベネフィットとは、サロンで提供されるメニューやサービスの価値を表します。たとえば時間が無くても短時間で施術可能なメニューや、平日は夜遅くまで営業しているため仕事終わりにも利用しやすい便利さなどです。ターゲットがメニューやサービスにどのような価値を求めそうか考えながらメニューやサービスの特徴を考えていきましょう。

まとめ

エステサロン開業前にコンセプトを用意しておく重要性とコンセプトの決め方をご紹介しました。コンセプトはサロンの提供サービスや価格、雰囲気の決定だけではなく、経営方針の決定にも役立ちます。サロンの目標やメインターゲットの決定など、コンセプトの決定にはいくつものことを考える必要があります。長く営業を続けられる独自性のあるエステサロンを開業しましょう。

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