美容室・ヘアサロンの集客方法と費用の目安
現在、日本には24万店舗以上の美容院が存在しています。この店舗数からも分かるように、競争の激しい中で美容院を経営していくために、生き残りをかけた集客対策が行われています。
しかし、美容院に適していない集客では、いくら費用をかけても満足のいく効果は得られません。 集客は、「新規のお客さんを対象にしたもの」と「既存のお客さんを対象にしたもの」の2つに大きく分かれます。従って集客においては、2つを上手に使い分けることがポイントになります。
美容院の集客方法の種類とそれぞれにかかる費用の目安についてご紹介します。 集客方法は主に以下の7つです。それぞれの特徴なども併せて理解しておきましょう。
チラシで集客する
チラシを配る主な目的は、新規のお客さんの開拓や新規メニューの拡販です。 「チラシを配っても全く反応がない……」と感じているオーナーもいらっしゃるのではないでしょうか。もしそんな風に感じているのならば、集客に効果があるようなチラシになっていない可能性があります。
Web媒体での集客が多くなっている現代でも、ポイントを押えたチラシを作れば、お客さんの興味を引くことができますし集客も期待できます。
【主な掲載内容例】
- どんな人におススメなのか、自店で得られるメリット
- おすすめのメニュー、期間限定のメニュー
- お客様のビフォーアフター写真とお客様の声 など
費用の目安:40,000円~100,000円程度(100~3,000枚)※用紙サイズや片面・両面印刷で異なります。
ニュースレターでリピーターを確保
ニュースレターとチラシは一見同じものに思えますが、実は両者にはきちんとした違いがあります。 新規のお客さんを対象にしているチラシに対し、ニュースレターはリピーターのお客さんに届ける「お知らせ」のようなものです。
例えば、髪の手入れに関する豆知識、イベント情報、新商品、スタッフの日記などを記載します。それによりお客さんはお店に親近感を抱き、リピート率を高めることにつながります。ニュースレターとは、既存客のフォロー、お客さんとの関係性の持続を図ることで再来店を促すのが目的です。
ニュースレターはチラシと同様に基本的には紙媒体ですが、「LINE@」あるいは「メルマガ」の会員が多数いる場合は、メールでも送ることができます。同様の内容を自店のホームページに掲載すると、コンテンツも充実するでしょう。
費用の目安:30,000円~40,000円(100~3,000枚)※用紙サイズや片面・両面印刷で異なります。
美容室でポイントカードを作ってみる
美容院に限らず、飲食店やアパレルショップなど多くの店舗がポイントカードを作成しています。どこに行っても「ポイントカードはお持ちですか?」というやり取りが飛び交い、今や定番の集客方法と言ってもいいかもしれません。
ポイントカードを作るときは、ポイント付与のルールを定め、ターゲット層に合わせた特典内容をしっかりと考えることが大切です。 例えば、ポイントがたまったら施術料が割引される、あるいは、ヘアケア商品と交換できるなどお客様に喜んでもらえる特典にするのがおすすめです。
お客さんの誕生日月にはヘットスパを通常料金の半額で提供、のような特別感がある特典にすると、より再来店に結びつきやすくなります。 ポイントを積み重ねた先に特典があることでお客さんの満足度はアップし、安定した集客効果が期待できます。
費用の目安:30,000~40,000円程度(100枚)※印刷・デザイン料込
黒板(ブラックボード)ポップでアイキャッチ
レストランやカフェなどの飲食店が、ブラックボードを店先に置いて営業しているのをよく見かけますよね。これは自店をお客さんに気づいてもらい、来店してもらうことを目的としています。
美容院の場合は、通りがかりにそのまま来店することは然程ありません。ブラックボードを置く主な目的は、新規のお客さんに後日来店してもらうためのものだと思ってください。
色々な情報を書きすぎると読みにくくなってしまうため、お店の売りなどを簡潔に紹介するのがよいでしょう。「お店の名前(〇〇)で検索!」などと書いて自店のホームページに誘導するのが有効です。 黒板でお客さんの興味を引ければ、スマートフォンですぐに検索してもらえることがあります。
費用の目安:3,000円程度
美容室のホームページを作る
気になる事柄をパソコンやスマートフォンで検索する、という流れが当たり前になったといっても過言ではありません。 お客さんが初めて「このお店に行ってみたい」と思った時、大抵の場合はお店の名前で検索をして、店内の雰囲気や料金などを調べるはずです。
そのため、自店のホームページがインターネット上になければ、お客さんの目に留まるのは厳しいといえます。 自店のホームページを設けることはお客様の信頼性を高め、集客にも大きく影響します。
ウェブ制作会社などのプロに依頼すると、「充実したコンテンツ内容」や「SEO対策」などを含めたホームページを提供してもらえます。検索順位が高いとよりお客さんの目に留まりやすくなります。
費用の目安:20万円~30万円程度
クーポンサイト、店舗向けアプリを活用する
「ホットペッパービューティー」は、美容院の他にもエステサロン、ネイルサロンの予約や口コミが見れる、国内最大級の美容情報サイトです。
このようなポータルサイトの魅力は、やはり知名度です。新規で美容院を利用するときは、とりあえず「ホットペッパービューティー」で検索してみようという方が多く見られます。 そしてネット予約が簡単にできるということも、お客さんにとっては大きな魅力です。
また、店舗向けアプリはユニクロなどの大型店舗をはじめ、個人店でも導入しているところが増えています。 例えば「GMOおみせアプリ」をスマートフォンにインストールすれば、お客さんがすぐにそのお店の情報にアクセスできるというメリットがあります。こまめにアクセスできて、おな情報を簡単に見れるため、気軽に利用してもらえます。
費用の目安 ●「ホットペッパービューティー」Sプラン1ヶ月:18万円程度、SSプラン1ヶ月:24万円程度 ※費用はプランや設定地域によって異なります。
●「GMOお店アプリ」スタンダード1ヶ月:12,500、サーバー費用2,500円~ ※費用はプランによって異なります。
SNSで若者向けに情報発信
日本で普及している4大SNSと言えば、「Instagram」、「Facebook」、「LINE」、「Twitter」ですよね。SNS集客は難しいという声もありますが、これらを集客に活用するときは、利用しているユーザー層やそれぞれの特徴を理解し、自店に適したものを選ぶことが重要です。上手く併用することで集客効果が得られます。
お客さんが美容院を選ぶ際、お店の雰囲気や料金などの基本情報の他に、どんなヘアスタイルにしてもらえるのかも重視します。 お店の得意とするスタイルは、言葉で説明するよりも実際に写真を見てもらう方が伝わりやすくなりますよね。
「Instagram」は、店舗名、地域、ヘアスタイルなどに「#(ハッシュタグ)」をつけて検索対策を強化ができます。 「Facebook」は、お客さんが見て楽しいものや、知りたい情報を掲載するように心がけて下さい。そうすると、お客さんとのコミュニケーション作りに役立ちます。
「LINE@」は、友達登録してくれている方に一斉にメッセージ送信が可能で、クーポン機能などもついています。しかし、送信するターゲットの指定ができないことや、無料料金プランではメッセージの総数に上限があります。一部のスマートフォンでは年齢認証ができないなどのデメリットがあるため、導入する際は注意が必要です。
拡散力のある「Twitter」で、自店のホームページに誘導するのに使用するのも1つの方法です。ツイート文にハッシュタグを付けて、美容室の情報を探している人に見つけてもらいやすくするなどの工夫が肝心になります。
費用の目安
●Instagram、Facebook、Twitter:無料
●LINE@ :フリー(無料)、ベーシック(5,400円/月)、プロ(21,600円/月)
美容室・ヘアサロンの広告宣伝に割くべき費用の割合とは
広告宣伝費は、お店を経営していく上では、決して疎かに出来ない費用です。美容院の一般的な広告宣伝費は、売上の10%~15%が目安となります。 月間の売り上げが200万円のときは、20万円~30万円程度です。
但し、宣伝をしたからといって必ず売り上げが伸びるわけではありません。売り上げが伸び悩んだ時は、広告宣伝の方法やお店のサービス内容を見直してみましょう。
まとめ
美容院に限らず、お店を経営していくために集客に費用をかける店舗は多々あります。まずは、月々の売り上げに対して適切な広告宣伝費を設定し、無理のない範囲で集客対策を行いましょう。 ご紹介した7つの集客方法をすべて取り入れることは、容易ではありません。各方法の特徴を理解し、自店に合ったものをいくつか選んでみてください
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