2018年5月28日

バルの開業前に考えるべきこと

バルの開業前にはどのような資金がいくら必要なのかだけではなく、集客につながる工夫も考えなくてはなりません。開業時に必要な資金と費用の抑え方、バルの方向性の決め方をご紹介します。

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バルに必要な開業資金

バル

バルの開業にあたり、どのような雰囲気のお店で、どのようなサービスを提供するか、ということが非常に重要です。それに加えて、どれくらい費用がかかるのかも考えなければいけません。開業時に必要な費用は主に物件取得費内装工事費開業費に分けられます。ここではそれぞれの費用の内容や目安についてご紹介します。

物件取得費

物件取得費とはテナントとして入居する際に必要となる費用です。保証金や初回家賃、仲介手数料などが含まれており、中でも保証金は家賃の6~12ヶ月分を支払うため、物件取得費の大部分を占めます。

保証金は退去時に返却してもらえることがほとんどですが、全額返金されるとは限りません。 また、返金してもらえても退去後から数ヶ月後だったり、次のテナントが決まり次第といった条件付きのケースもあります。物件を契約する前に、保証金の算出方法や条件は必ず確認しましょう。

初回家賃は翌月の家賃と当月の家賃を日割りした額を支払う形です。家賃がいつから発生するかで金額に違いが生じますが、内装工事開始から家賃が発生することが多いようです。ただし、オーナーによってはバルの開業日を家賃発生日にしてくれることもあるため、一度交渉を行ってもよいでしよう。

内装工事費

内装工事費とは内装の仕上げ造作工事、空調や厨房などの設備工事を行うための工事費用です。内装工事費は開業資金の中でも占める割合が大きいため、費用によって工事内容が左右されると言っても過言ではありません。材質や設備の規模などで費用は変わってきますが、バルの場合は一坪あたり30~50万円が相場です。

開業費

開業費には家具や調理器具、食器などの備品の他、広告宣伝費などが含まれます。内装工事費と比較すると金額は小さいといえますが、備品を全て新品で揃えたり自店のホームページをプロに依頼して制作してもらうと、費用が高額になってしまいます。

中古品やレンタルできる設備はないか、手頃な価格でありながら高級に見える新品の什器はないか、ご自身でできる宣伝方法を思案するなど、工夫次第で開業費は抑えることが可能です。 また、細かい項目が多いので算出の際に見落としてしまうと、後で予算が足りないということになってしまいます。項目の抜け漏れには注意しましょう。

開業資金を抑えるポイント

物件の保証金や内装工事費など、バルの開業には様々な費用がかかります。しかし、初期費用を抑える方法はいくつかありますので、その方法をご紹介します。

家賃交渉を行う

開業してからの集客を考えると、好立地の物件を選びたくなると思いますが、条件の良い物件ほど費用が高い傾向にあります。そこで、家賃発生日を遅らせる交渉と合わせて家賃交渉を行うのもおすすめです。家賃は売り上げにかかわらず毎月発生するものですので、家賃を抑えられれぱ開業後に利益を出しやすくなります。新築物件やテナントがすぐに決まる物件以外では、値下げに応じてもらえることが多いようです。

使える居抜き物件を活用する

居抜き物件は内装工事費を抑えるのに有効な方法です。厨房や空調設備などが揃っているため設置工事が不要になり、費用を抑えることにつながります。しかし、設備の修理や買い替えが必要な場合は費用が発生し、スケルトン物件で借りるのと変わらなくなるケースもあります。そうならないためには、設備がきちんと使用できるかを確認することが大切です。

設備の状態が心配な方は、内装工事業者に確認してもらいながら物件を選ぶのがよいでしょう。また、居抜き物件の機器や設備には譲渡料がかかることがあります。譲渡料の金額は造作の所有者が自由に決めれるため、料金に見合う設備かどうか検討しなくてはいけません。

厨房機器や家具はご自身で揃える

厨房機器や備品などを内装工事業者に選んでもらうのも1つの方法です。しかし、業者に依頼すると経費に上乗せされることがあります。節約するためには、ご自身で設備等を選ぶほうが有効です。家具のレイアウトなどはメーカーに対応してもらえますので、工事業者と日程を調整しながら購入からレイアウトまでの計画を立てましょう。

集客力のあるバルを作るポイント

開業前には多額の費用がかかってしまいますが、どれほどお金をかけて雰囲気のあるバルを作っても、お客様に行きたいと思わせる特徴がなければ集客は厳しくなります。そこで、バルの集客に求められることをご紹介します。

バルの集客には、ご自身のお店ならではの強みが不可欠です。珍しいお酒を数多く揃えたり、肉バルのような特定のメニューに特化するなど、お店の特徴をお客様に分かりやすく提示することがポイントです。お客様に選んでもらえるお店は、おすすめの食べ方を提案したりお酒の説明が詳しいといった特徴があります。ご自身のバルの強みを伝えて集客につなげましょう。

まとめ

バルの開業に必要な費用と集客力のあるお店を作るポイントをご紹介しました。バルはお洒落な店内の雰囲気、それに見合うサービスで自店の強みを伝えることが大切です。ご自身だからこそ作れるバルを費用と相談しながら開業しましょう。

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