2018年6月7日

アパレルショップ開業前に考えておくべきこと

アパレルショップを開業する前にコンセプトを明確にすることが大切です。お店のイメージを具体的にして、詳しい資金計画を立てる必要があります。コンセプトの決め方や資金計画を立てる上で確認すべきことをご紹介します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • メールで送る

アパレルショップの開業でコンセプトが重要な理由

アパレルショップ
コンセプトとは、店舗を構成するための基本的な概念のことを差します。コンセプトがあることで方向性が定まったアパレルショップを作ることにつながり、どのようなお店なのかお客様に分かりやすく伝わるため、繁盛するお店に1歩近づきます。

一方、コンセプトが曖昧ですと商品やお店の雰囲気に統一感がないため、どのような服が置いてあるか伝わらず、お客様の興味を惹くことができません。アパレルショップの統一性を保つ上で、コンセプトは重要な役割を果たしています。

アパレルショップのコンセプトを決めるポイント

コンセプトを意味のあるものにするためには、いくつかのポイントを押さえながら考える必要があります。ここではそのポイントについて詳しく説明します。

メインターゲットを設定する

洋服は年齢や好みのテイストによって、着たいと思うものは大きく異なります。幅広い方に選ばれるアパレルショップを作りたくなりますが、ターゲットにしたい層のお客様が多いと商品のイメージが定まりません。メインターゲットの設定は、商品の方向性を定める上で大変重要です。

メインターゲットを設定する際は、年齢や家族構成、収入や行動範囲など細かく決めていきます。ある程度決まってきたら、その人はどのようなファッションが好みで、どのような雑誌を参考にしているのか具体的に考えていくと、自店で出すべきアイテムがぼんやりと見えてくるのではないでしようか。

メインターゲットとなる客層の収入面や家族構成まで考えることで、ファッションに費やせる金額が見えてくるため、商品単価の設定の参考にもなります。

商品の特徴を考える

メインターゲットの次は、どのような商品を提供すべきかについて考えていきます。
アパレルショップは当然衣服の販売がメインです、置いてある商品が売り上げを左右するため慎重に決めましょう。

テーマやテイスト、単価やブランドが決まってくると、ご自身の想定していたイメージをより明確にすることが可能です。加えて、季節ごとの商品構成や売り場構成まで計画を立てられるのが理想的です。

商品の提供方法を考える

一つ一つの商品が魅力的であることはもちろん、商品全体を見渡した時に統一感があることが大切になります。全体の構成を考えていくと、どれくらいの商品数がいるのかが分かり、お店の広さを選ぶときの基準にもなります。商品構成を考える際は、メインターゲットが好むものになっているかも確認しましょう。

アパレルショップは店内レイアウトで商品が手に取りやすく、魅力的に見せることができます。それだけではなく、お店のイメージに合う地域に出店したり、内装や外装デザインから何を売っているお店なのか分かることが必須です。
また、ポイントカードなどがあると再訪のきっかけとなりますので、固定客をつけるためにもお店独自のサービスを考えてみてください。

アパレルショップでは、お店の宣伝としてSNSを活用するのがおすすめです。通信販売をするか否かでお店のイメージも変わりますので、Web媒体の扱いもアパレルショップのコンセプトを伝える上で欠かせません。

一言でお店の特徴が説明できる

メインターゲットや商品の特徴、提供方法が決まれば、アパレルショップのイメージはかなり具体的になっているはずです。最後に、お店の特徴を端的に説明できるようにしておきましょう。お店の説明は「誰に」「何を」「どのように」というポイントを押さえることが不可欠です。

「都会でオシャレを楽しむ女性に贈るシンプルでフェミニンなスタイル」、「自由にオシャレを楽しみたい女性に向けたMIXスタイル」など、有名店では端的にコンセプトを打ち出しています。分かりやすく説明できることで、お客様にお店の魅力が伝わりやすくなり、口コミで評判が広がることが期待できます。

方向性が定まったら資金計画を立てる

ご自身のアパレルショップを分かりやすく説明できるようになったら、商品の価格帯や出店地域、物件などもある程度決まってくるはずです。そこで次は資金の計画を立てます。
実際開業するためには、いくら必要で自己資金はいくら不足しているのか、不足分を補うためにどのように資金を調達するのかを考えていきます。

店舗の開業前後の資金は「開業資金」と「運転資金」に分けられます。開業資金は物件を取得するための費用や内装工事費、商品の仕入れ費などが当てはまります。

店舗物件の敷金は住宅用のものより高く設定されているため、開業前からある程度の費用がかかります。運転資金は人件費や店舗運営費などが当てはまります。無事開業できても売り上げが順調に上がるとは限らないため、売り上げがなくとも数ヶ月は営業を続けられる資金を用意しておきましょう。

金融機関の融資を利用して資金を調達する場合、利率が低く、無担保・無保証でも利用できるというメリットから日本政策金融公庫の融資を検討される方は多くいます。融資を受けるまでに担当の面談がありますが、このときコンセプトが役に立ちます。

まとめ

アパレルショップの開業にはコンセプトを明確することが重要です。
資金計画を立てる場合はコンセプトがあることで、メインターゲットの選定や販売する商品、その提供方法などをブレなく考えることができます。

作りたいお店の方向性がはっきりすることで、お店の特徴を誰にでも分かりやすく伝えられようになります。これにより、口コミによってお店の評判を広げるだけではなく、金融機関の融資を利用する際の面談時にも利用できます。

商品の価格帯や物件が決まったら、お店を運営するための資金計画を立てます。そのとき具体的な開業資金と運転資金の金額なども決めておくことが大切です。

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!

リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。
リフォマなら中間マージンカットで専門業者をすぐ紹介