2017年8月7日

ラーメン店 外装工事のポイント

ラーメン店の外装工事のポイントをご紹介しています。ラーメン店を開業する際、外装はどのように考えると良いのでしょうか。ここではラーメン店の外装デザインの考え方やポイントも掲載していますので、ご参考になさってください。

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店舗における外装・ファサードの役割

ファサードとは店舗の看板や外装デザインのことで、建物の外壁や植栽など建物の外側全般を指します。ファサードはまずお客様の目につくところとなるため、デザインによって店舗の集客を左右することがあります。

外壁が雨水や泥などで汚らしく汚れ、植栽が枯れ果ててうっそうとしていた場合、お客様の持つ第一印象は決して良いものとは言えません。いくら店内を清潔にしていても、外観でイメージを悪く持たれ入店を促せなければ、売上に繋がることはまずありえません。 開業時の予算は内装ばかり注視せず、ファサードにもある程度回す必要があります。個性的なファサードはそれだけで話題性を高めることができ、集客へ繋がることもあります。

ラーメン店の外装デザインの考え方

ラーメン店は飲食店の中でも比較的開業資金がかからないことが特徴です。およそ500万円程度の資金で開業することができます。 他飲食店とは違い、メニュー内容が限られるため調理器具や厨房設備費がやや抑えられることがその要因の一つです。しかし、その開業のしやすさから、競合店が非常に多いことも特徴です。
競合店が多い中で勝ち抜くためには、「おいしい」ということはもちろんですがそれだけでは勝てません。他ラーメン店との差別化が重要です。

商品はもちろん、内装や外装にもこだわることは他店との差別化を図る一つの手段です。話題性を高めることは、集客に直接的に繋がる大きな宣伝要素となります。 また、ラーメンは根強い人気があり、各ラーメン店を回って味や接客などをブログで紹介したり、SNSで写真を投稿するため遠方からはるばる訪れる方も少なくありません。現代ではSNSなどの情報は大きな宣伝効果を生みますので、話題性を高めるためには見落とせないポイントとなります。

ここからはラーメン店における外装デザインの考え方について、ひとつずつ見ていきましょう。

一目でラーメン店であることがわかる

外装で大切なことは、一目でなんのお店なのかがわかるようにすることです。中には隠れ家のようなコンセプトで、メニューも店名もわからないような飲食店もありますが、「新規顧客をとる」という観点からするとかなり経営が難しくなります。どんなお店なのかもわからないような外装では、お客様は入店の一歩を踏み出しにくくなります。 特にラーメン店は顧客単価が高いわけではないため、回転率が重要となりますので、ラーメン店であることをしっかり掲示した外装が好ましいと言えます。

店名を掲げる看板はサインと呼びます。サインでは店名の横に「〇〇ラーメン」や「つけめん」などの文字を入れると、なおお客様はイメージがしやすくなります。 また、店前にメニュー看板を設置する場合もあります。ラーメン店に来店する方の中には、「ラーメン」目的のお客様がほとんどであり、入店から退店までの時間も短いという特徴があります。メニュー看板を設置することで、商品内容や価格も入店前に一目で分かるため、入店後メニューを見ることなくすぐに注文することができてスムーズです。

商品のコンセプトに合わせる

店舗の外観はお客様のイメージを作り出します。ラーメン屋にも種類が様々ありますので、扱うラーメンの強みや特徴を外観で伝えられるとお客様もイメージがしやすくなります。 例えば「博多ラーメン」などという文字を入れれば、豚骨ベースで細麺というイメージを持つことができますよね。豚骨ベース・魚ベースまたは、家系などお店の味の特徴を外観から伝える事も一つのポイントです。

外観づくりの要素

外観において、まず「清潔」であることは第一条件となります。外まで油まみれのお店で出てくる食事は、想像するだけで油臭いですし、味にこだわる飲食店は必ず衛生面にも力を入れるものです。飲食店である以上衛生面はかなり重要となりますので、外の掃除まで徹底して意識しましょう。

一方、外装のデザインとしてはどのようなものがあるのでしょうか。ここからは外観を彩る要素を含め、具体的な外装についてご紹介していきます。

のれん

ラーメン店では「のれん」が外装の主流になります。のれんに大きく店名を書くのも良いですし、「ラーメン」と書くことでラーメン店であることが確実に伝わります。 のれんは開店時にお店の入口に掲げ、閉店時に下げる使い方が一般的なので、営業時間を知らせる役割も果たします。のれんと共に、提灯を掲げる店舗も多く見られます。

タペストリー

タペストリーとは、お店の壁に大きく掛ける広告ツールです。季節のおすすめ商品やメインとなる商品を、掲載する場合に使われることが多いです。 布製の物が主流となり、雨風にはやや弱いのが欠点です。しかし広告ツールの中では、安いコストで導入することができますし、視線を集めるためには最適な広告です。

壁面広告

壁面広告とは、お店の正面の壁に掲げる広告です。壁一面を使用するので、非常にインパクトを与えることができます。店名だけでなく、「〇〇発祥」、「創業〇〇年」などのお店の特徴を盛り込むのも良いでしょう。 駅前などの通行量が多い場所にラーメン店を出店すると、近辺には競合店が軒を連ねている場合がほとんどです。競合店と差をつけるためにも、お客様の目に留まる看板や広告を掲示しましょう。

ラーメン店での外装・ファサード工事のポイント

店前の交通環境に合わせる

ラーメン店は非常に競合が激しいので、いかに他店舗と差をつけた外装にするかがポイントです。どのような外装にするか迷った際は、店前の交通環境に合わせることがひとつの方法です。

店はが歩道沿い、商店街の中にある場合は店舗の上部に大きな看板を掲げることも良いですが、通りの奥から見てもお店の存在がわかるような工夫が向いています。
例えば昇り旗をいくつか設置すると、商店街通りの中央あたりに店舗があっても通りの端から旗を見ることができます。
旗が見えるとラーメン店を探しているお客様に存在を伝えられ、足を運んでもらえる可能性が高くなります。

店前が自動車道路沿いの場合は、走行中でもお店の存在を伝えられることが大切です。せっかく外装で興味を持ってもらっても、自動車は急には止まれません。ある程度遠い距離からでも見える、大きな看板を利用しましょう。
遠くからお店の存在が認知されれば、自動車で走行中でも余裕をもって停まってもらいやすくなります。

全容を伏せて興味を持ってもらう

本来の外装の考え方は、なんの店かわかりやすくするのが望ましいとされています。しかし敢えて謎めいた外装にすることでも、お客様の興味を引くことが可能です。
外装に「ラーメン」という文字は入れず、スタイリッシュでシンプルなデザインを施し入り口前にはメニュー表のみ掲示しておくと、謎めいた外装に「なんのお店か気になる」という興味を引き、入口まで近づいてもらうことができます。

ただし全容を伏せすぎると、店舗ということに気づいてもらいにくくなる可能性もあるので、目を引きつつも、飲食店であることがわかるデザインにしましょう。
一例ですが日本後は使わず、英語で「Ra-men」と入れるなどすると、ギャップがあり面白いと思われる可能性が高まります。

まとめ

ラーメン店は飲食店の中でも比較的開業資金がかからず、メニューも限られるため競合店が多いことが特徴です。競合店と差別化を図るためには、店舗のファサードにも力を入れてみると話題性も高めることができて効果的です。 ファサードはお店の第一印象となる部分なので、お客様に「入ってみたい」「食べてみたい」と思ってもらえる工夫を施す必要があります。

ラーメン店には「ラーメンを求める」お客様の来店がほとんどとなりますので、一目でラーメン店であるということをお客様に伝えることが重要です。 外観のイメージから、そのまま店内の雰囲気や商品につなげられるよう考えましょう。

また店内の雰囲気もお店にとってお客様とお店にとって重要な要因になります。こちらのページに店舗についての記事がまとめられていますので店舗づくりの参考にしてみてください。

記事:店舗 リフォームのお役立ち情報まとめ

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