【はじめに】フローリングの傷が日頃のストレスに!?
フローリングを長く使用していると、傷や凹みが目立ってきます。 表面が剥がれたり床なりがしたり、毎日の生活のなかで無意識にストレスを抱えてしまう方も多く、早めに対応して快適な住空間を確保したいですよね。
今回は、DIYで補修できる問題とプロにお願いしたほうがいい問題の見分け方や補修方法、そして業者に頼んだ場合にかかる費用感についてご紹介します。
記事の後半で、フローリングの補修事例もご紹介していますので参考にしてみてください。
フローリングの傷の種類と原因
フローリングにできる傷は大きく5つの種類に分類することができます。
はじめに、フローリングにできる傷の種類とその発生原因について見ていきましょう。
①擦り傷
「フローリングに知らない間に擦り傷ができている!」なんて経験がある方も少なくないのでは? こういった擦り傷は椅子やテーブルの下に異物が入ったまま、椅子やテーブルを引きずってしまうことでできる場合が多いです。
擦り傷は比較的傷口が浅いので、軽い場合は先ほどご紹介したメンテナンスキッドを使ってDIYで直すことも可能です。
②凹み
フローリングの上にタンスやソファーを置いておくと、その自重で凹みができてしまうことがあります。 部屋の模様替えの際にこういった凹みを見つけたことがある方もいらっしゃるでしょう。
軽い凹みであればDIYで直すことも可能です。
③剥がれ
窓のそばのフローリングは長時間紫外線にさらされた状態が続くため、日焼けによってフローリングが変色したり、ひどい場合は表面が剥がれたりすることがあります。
変色やフローリングの剥がれはDIYで直すことは難しいのでプロにお願いすることをおすすめします。
④カビ
フローリングにもカビが発生する場合があります。
湿度の高い水回りはもちろんのこと、冬場は結露によって窓際に水が溜まりやすく、放っておくとカビがすぐに発生してしまいます。
小さいカビならアルコールで湿らせた布などで拭くことで表面を綺麗にすることはできます。 それでも汚れを取り切れない場合は、フローリングの下までカビが浸潤している可能性が高いのでプロにお願いすることをおすすめします。
余談になりますが、フローリングに水をこぼした状態をそのまま放置していると、フローリングの継ぎ目から水が染み込んでしまい、床の内部でカビが発生する原因になります。
また、染み込んだ水が木材の中で膨張し、フローリングが反り返ったり割れたりする恐れがあります。 フローリングに水をこぼしてしまったときは、すぐに拭き取るようにしましょう。
⑤床鳴り
フローリングを踏むときに軋んだり、あちこちで表面が剥がれたりしているような劣化がひどい状態では、フローリング自体が寿命を迎えていることがあります。
こうなると、ご自身ではなかなか手が出せません。 もともと、フローリングの寿命は10~20年といわれています。
フローリングから「ギシギシ」と音がするときは、下地である根太(ねた)とよばれる木材が瘦せてしまい、フローリングの間に隙間ができていると考えられます。
この場合は、フローリングの張り替えが必要なのでDIYでは対応が難しいです。 音が気になってリフォームをご検討されている方は、業者に補修をお願いするようにしましょう。
フローリングの補修はDIYでできる?
そもそもフローリングの補修は自分で直せるものなのでしょうか? 結論から申しますと、軽度の擦り傷や凹みの場合は自分の手で直すことができます。
フローリングは畳にくらべてお掃除がしやすく、飲み物をこぼしてしまっても、すぐに拭き取ることができます。 一方で、高いところから物を落とし、床に強くぶつけてしまうと、すぐに傷になってしまうのがデメリットです。
最近では、フローリングの傷を手軽に補修(リペア)できるメンテナンスキッドも市販されており、例えば凹みや傷を埋め込む充填剤や、傷口のバリを取り除く専用のカッターなどがあります。
専用のキットの値段は大体1,000円~4,000円程度で、ホームセンターや通信販売で購入することができます。
擦り傷:色を塗る・削る
凹み:水分を吸収させてアイロンをかけた後、パテで埋める
小さい傷であれば、まずはこのようなメンテナンスキッドを使って補修を行ってみましょう。 「自分で補修して失敗しないか不安」という方は、信頼できる方に補修を頼みましょう。
DIYでフローリングを修理するときの注意点
フローリングの補修を自分で行おうとご検討されている方は、以下の2点を注意しましょう。
①適切な補修を行う
フローリングの補修でよくある失敗は、補修したことによって逆に傷や凹みが目立ってしまったというケースです。 間違った補修を行うと、フローリングを劣化させてしまうことがあります。
初期状態で補修を依頼すれば数万円で直ったものが、間違った補修を行ったことで何十万円も払って直さなくてはいけなくなることもあります。 ご自身で補修するのはいいことですが、リスクがあることもしっかりと頭に入れておきましょう。
②賃貸物件の場合は管理会社に確認をとる
賃貸物件では、ご自身で補修すると退去時に揉める可能性があります。 賃貸物件はあくまで借りているものですので、勝手にフローリングの補修を行わないようにしましょう。
小さな傷だからと、簡易的な補修材を使ってフローリングを直していても、直ったと判断されず、退去時に敷金から補修費用を引かれてしまうことがあります。 またご自身で補修をしても、クリーニング費用が減額になることはほぼありません。
賃貸物件の場合、生活に支障がない程度のものであれば、傷や凹みなどはそのままにしておいても問題ありません。 どうしてもご自身で補修したいときは、事前に大家さんや管理会社への連絡が必須です。
事前に許可をとった上で、フローリングを補修するようにしてください。
【業者依頼の判断基準】深い傷・凹み・剥がれ・床鳴りの見極め
本格的な補修が必要な場合はやはり業者に依頼することになります。 ここからプロに依頼した方が良い判断基準をご紹介します!
①軋みや剥がれがひどく目立つ場合
軋みや剥がれは広範囲に及ぶ場合が多く、フローリングの表面を補修するだけでは根本的な解決には至りません。
表面が剥がれたので接着剤でくっつけたとしても、日焼けによってまたフローリングの表面が浮き上がってくることも多くです。 慣れない素人が手を出そうとすると余計に悪化することも考えられます。
また、床鳴りなどの軋みはフローリングの下地そのものに問題がある場合が多いですが、表面を見ただけではどのような対処が適切かを判断するのはプロでも難しい作業になります。
②拭いても取り切れないカビが目立つ場合
フローリングの表面のカビはアルコールなどで拭きとることができますが、拭き取った後もフローリングに跡が残ったりする場合があります。 その場合は内部にカビが浸潤していることが考えられます。
湿度が高い時期だと、あっという間にフローリング全体にカビが広がっていきますので、早急に対処しなくてはなりません。
③DIYではどうしようもない深い傷や凹みがある場合
フローリングの深い傷や凹みは、直すのがかなり難しい作業といえます。
深い傷や凹みはパテを使って補修します。 キズや凹みの修復は、DIYに慣れている人であれば対応できますが、プロに依頼すると仕上げに大きな差が出てきます。 あまり知られていませんが、プロはフローリング補修後の仕上げとして、筆で木目を書く作業を行います。
目立つような傷や凹みができたときは、無理に自分で直そうとせず業者に任せることをおすすめします。
業者であれば、傷がついた一部分の補修以外にも、「張り替え」や「重ね張り」といった方法で対応することもできるので、傷の状態に合った修理を業者に提案してもらってください。
業者に依頼した場合にかかる費用
きちんと補修したいのであれば、やはり業者に依頼するのが一番です。 そうなると気になるのが補修にかかる費用です。
ここからプロにフローリング補修を依頼したときの費用感をみていきいましょう。
【部分補修】小規模補修の費用
業者に依頼するときは、どのような工事をするかによって金額が変わってきます。 深い傷を埋める作業であれば、1日3万円~5万円くらいが相場になります。
それほど大きな傷でなければ1日で5~10ヶ所程度は補修でき、費用も安く済みます。
【張り替え】大掛かりな補修の費用
フローリング全体にわたる傷や軋みがひどい場合は、フローリングを新しく張り替えることになります。 このとき、既存のフローリングの上に新しいフローリングを重ねる「重ね張り」する場合は8万~13万円程度かかります。
内部が腐食しているような場合に、既存のフローリングを剥がして、新しいフローリングを張る「張り替え」を行う場合の費用感は10万~20万円程です。
補修方法はフローリングの状態によって変わります。 リフォーム業者に現場を確認してもらい、最適なリフォーム方法を提案してもらいましょう。
【事例紹介】フローリング補修工事例
ここから『リフォマ』のフローリング補修の事例を2つご紹介します。
是非、参考にしてみてください!
【小規模補修の事例】フローリングの擦れ傷補修
補修費用:3万円
依頼内容:フローリングの傷が目立つので補修して欲しいです。
満足度:大変満足
【大規模補修の事例】フローリングの張り替え補修
補修費用:8万円
依頼内容:自分で張り替えをしてみましたが、結局うまくいかずリフォマに依頼しました。
満足度:大変満足
【まとめ】業者選びでお困りなら『リフォマ』
フローリングが寿命を迎えている場合は、補修をしてもすぐに他の箇所が悪くなる恐れがあります。 フローリングが剥離などでボロボロになってしまったときは、ご自身で直そうとせずに、専門の業者に補修もしくは張り替えの依頼をしましょう。
フローリングも傷がつかないように工夫をすることで、少しでも寿命を伸ばすことができます。 ここでご紹介した「フローリングが傷つく原因」を考慮しつつ、日々のメンテナンスをしっかりと行うようにしましょう。
定期的にメンテナンスを行っていると、簡単な補修で済ますことができ、難易度が高い工事でも依頼費用をおさえることができます。
いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!

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