2022年3月8日

【汚水桝のつまり】修理・清掃を業者に依頼した際の料金相場

この記事ではご自宅の汚水桝や汚水管がつまっときに自分で出来る対策方法と、修理・清掃業者に依頼したときの料金相場について解説しています。事前に調べず、独自の方法で汚水桝・汚水管の清掃や修理を行うと、逆効果になるケースもあります。まずは自分で対策できる作業かどうかを確認し、厳しいようであれば記事内でご紹介している料金相場表を参考に業者に依頼するようにしましょう。「リフォマ」であれば豊富な施工事例から、汚水桝や汚水管、トイレつまりなどのトラブルに緊急駆けつけ・修理対応ができる、経験豊富な地域工務店を簡単に探すことができます。業者のお見積の際に、ぜひご参考にしてみてください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • メールで送る

汚水桝・汚水管の役割とは?

築年数が15年を超えている住宅は、トイレや浴槽の中から悪臭がしてしまうことがよくあります。こうした場合には汚水管がつまっていたり、住宅の外部に汚水桝(排水桝ともよばれます)とよばれる設備の周りに汚物が散乱していることが原因で引き起こされます。  

そもそも「汚水枡」とは、敷地内にある小さなマンホールのこといいます。排水枡(はいすいます)や下水枡(げすいます)とよばれることもありますが意味合いはすべて同じで、点検口や掃除口の役割を果たしています。その多くは、複数の汚水管が合流していたり、下水つまりの原因になる物を分離させる必要がある場所に設置されているのです。

では、こうした汚水管のトラブルを解消するための方法などについてくわしく見ていきましょう。

汚水管がつまってしまう原因

いきなりですが、皆さんは汚水管・汚水桝の清掃をどのくらいの頻度でおこなっていますか?一般的には1~2年に一度程度行うと汚水管つまりのトラブルを未然に防ぐことができるといわれています。

汚水管がつまってしまうと、それまでせき止められていた汚水が汚水枡から溢れ出してしまい、水漏れを引き起こします。

このようなトラブルが発生する一般的な要因として、木の根排水物トイレットペーパー携帯電話おもちゃなどの固形物が汚水管につまることがあげられます。

そのほかの要因としては、汚水管自体に何からのトラブルがある場合や、家の外側に設置されている汚水枡に汚物が散乱しているなどがあげられます。

トイレットペーパーや固形物などのつまりに関しては、時間をおいてみたり、吸引ラバーカップを使用することによって解消できる場合もあります。

【自分でできる】汚水枡つまりの解消方法

汚水枡が原因でつまりが発生している場合は、状況に応じた改善策が必要になってきます。ここから、汚水枡が原因でつまりが生じている場合の解消法についてくわしく見ていきましょう。

自分でおこなうことが厳しいようでしたら、無理せず清掃・修理業者に作業を依頼しましょう。

用意しておくもの

  • マイナスドライバー
  • 散水用ホース
  • 古いスポンジ

汚水枡によるつまりの解消法

STEP1 汚水枡を探す

はじめに自宅の敷地と道路の境界線を探します。つまりを起こして溢れてしまっている桝よりも、さらに下流にある桝を探します。   次に道路と敷地の境目にある公設桝の位置と、つまりを起こして溢れている桝の位置がどのようになっているかを確認してみましょう。

素人では特定するのは難しいかもしれませんが、重要な工程ですので根気強く探しましょう。どうしても分からない場合には、ふたを開けたまま水を流してみると探しやすくなります。   円筒状の「おすい」と書かれているものを見つけたらマイナスドライバーでふたを開けてみましょう。配管の位置を観察して、汚水が流れている方向を確認します。

STEP2 汚水枡を掃除する

次に汚水桝の清掃をおこないます。長期間手入れを行っていない汚水桝だと、大量の油がしみ込んで硬く固まっていることがよくありますので、ドライバーなどの先が細くて固いもので削ぎ落としていきましょう。園芸に使用する小さなスコップがあると作業がやりやすくなるので、汚水桝の清掃用に購入してもいいかもしれません。  

固まった大きな汚れを取り除いた後は柔らかいスポンジなどを使って管内を清掃していきます。このとき配管に傷をつけないように注意してください。

また、これらの作業はトイレや浴室の配管である水上から、浄化槽の役割を果たしている水下の順番におこなうようにしましょう。

STEP3 水を流す

最後に水上から水下へと水を流して汚れを洗い流しましょう。きちんと水が流れているか、流れている水の中に不純物が含まれていないかなども併せて確認するようにしましょう。清掃が完了したあとは必ずフタをしめましょう。

予防方法と注意点

ここまでご紹介してきた汚水桝・汚水管の清掃を1~2年に一度の頻度で行えば、「つまり」や「水漏れ」のトラブルは未然に防ぐことができますが、「面倒だな...」と感じた方もいられるのではないでしょうか?そんな方は日々の行動を少し変えるだけで、トラブルを未然に予防することができます。

最も重要なことは、以下の4つです。

  • 間違った使い方をしない。
  • トイレに流すものは排泄物とトイレットペーパーだけに留めておく。
  • トイレットペーパーも一度に多くの量を流さないようにして、やむえない場合には少しずつ流していくことを心がける。
  • 水に溶けやすく、流れやすいトイレットペーパーを使うようにしておくのも効果的です。  

また、1か月に一度の頻度で、ラバーカップや真空式のパイプクリーナーなどを使用するのもいいですし、パイプ用の洗剤を流し込むことでも、高い洗浄効果を得ることができます。専門業者に定期的なメンテナンスに来てもらう(月に一度程度)のもいいでしょう。住みはじめてから一度も清掃を行っていないという方は、現状を確認する意味で、専門業者に点検を依頼してみてもいいかもしれません。

プロに依頼した場合の費用相場の目安

汚水管の詰まりの修理を業者に依頼したときの費用の目安をご紹介します。

  • 詰まり除去 8,000〜11,000円
  • 脱着工事 12,000〜15,000円
  • 高圧洗浄機使用・戸建(1時間) 15,000〜20,000円
  • 高圧洗浄機使用・店舗/マンション(1時間) 35,000〜45,000円
  • トーラー機使用(3mまで) 13,000〜18,000円

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!

リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。
リフォマなら中間マージンカットで専門業者をすぐ紹介
監修者:

渡邊 一伸(ナベさん)

大工歴35年。大手ハウスメーカーで2年間現場監督に従事。3000棟以上のリフォーム・住宅修理の工事管理の実績をもつ。阪神淡路大震災においては1年間復興財団に奔走。その後、独立し、会社を10年経営。2016年に1月に株式会社ローカルワークスに入社。