2017年4月24日

サッシのメンテナンスについて

サッシにメンテナンスが必要な理由や、メンテナンスのやり方はご存知でしょうか。サッシの不具合の症状やご自身でもできるメンテナンスを知り、長く安全に使えるサッシにしましょう。

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サッシのメンテナンスが必要な理由

設置環境や使用頻度により程度に違いはあるものの、長く使うほどサッシの機能や安全性、耐久性は劣化していきます。少しでも長く安全に使うためには、ご自身でもできる範囲のお手入れや、業者による点検・補修を定期的に行うことが大切です。

日頃からできるお手入れ方法

サッシを長く使用するためのお手入れの方法をご紹介します。

サッシレールを綺麗にする

レールに汚れがたまると、サッシ戸の滑りや戸車の動きが悪くなったり鍵がかけにくくなるので、こまめな掃除が欠かせません。

レールにたまったほこりは、掃除機の先の尖ったノズルなどで吸い取ることが可能です。
刷毛で掃いたり、霧吹きをかける方法もあります。

もしレールにこびりついた汚れがあれば、割り箸や使い古しの歯ブラシなどに布を巻いて、汚れにこすりつけるようにすると綺麗に落とせます。
頑固な汚れを落とそうとして金属ベラなどで強く削ってしまうと、レールの曲がりや傷の原因となるため、硬い物で無理やり掃除しないようにしましょう。

アルミ製サッシを綺麗にするポイント

サビを発生させないために、最低でも一年に一度はしっかり掃除をする習慣をつけましょう。
軽い汚れならば水拭きで汚れを落とした後に乾拭きしてください。
汚れが酷ければ、水拭き後でも汚れが残っている部分に薄めた中性洗剤をかけ、洗剤が残らないようにしっかり拭きとってから全体を乾拭きしましょう。

樹脂製サッシを綺麗にするポイント

アルミニウム以上に傷つきやすく、レールの汚れをそのままにしておくと傷の原因となるため、こまめに汚れを取り除きましょう。

手順としては、まずは雑巾で水拭きをし、細かい隅の部分は歯ブラシなどを利用して汚れを取り除きましょう。 次に汚れの酷い箇所には薄めた中性洗剤かアルカリ性洗剤をかけ、固く絞った雑巾で全体を拭きましょう。

サッシに不具合が起きた時の症状と直し方

日頃の手入れを行っていても、不具合が起きてしまうことはあります。そうなった場合の対処法も知っておきましょう。

錆びつく

アルミは腐食に強いイメージかもしれませんが、サッシが置かれた環境によっては腐食します。
たとえば、表面にホコリなどがたまった状態で水が入り込むと腐食し、サッシはボロボロになります。普段からこまめに掃除し、汚れやホコリをためないことで腐食を防ぐことにつながります。

すき間風が入ってくる

  • サッシの上部から入ってくる場合
    気密パッキンにねじれやへたれが起きている可能性があります。
    ねじれている場合には、ねじれている箇所にドライヤーを当てながら指で戻すと解消されます。へたれている場合は、ドライヤーを当てながらその部分を指で起こしましょう。

  • サッシの両サイドから入ってくる場合
    障子が枠に収まっていない可能性があります。
    サッシ側面のプッシュボタンを外してから調整ねじを回すことで調整できます。
    時計回りで障子が上がり、反時計回りで下がります。ねじの調整後、プッシュボタンを元に戻してください。

  • 中央や下部から入ってくる場合
    障子の引き付けが甘いことが考えられます。引き付けの解消には、クレセント(鍵金具)の調整が必要になります。まず、ねじカバーを外して上下のビスを緩めます。クレセントを室内側に引き寄せ、ねじを締め付けてからカバーを戻してください。

サッシのガタつき

クレセントのぐらつきがサッシのガタつきを引き起こしている可能性がありますので、クレセントの調節を行いましょう。ます、ねじを緩めて金具が左右に動くことを確認します。金具が動いたら本体側のねじを緩めます。

すると、クレセントが上下に動きますので、落ち着く位置でねじを締めて固定させてください。
最初にねじを緩め過ぎると裏座金が落ちることがありますので、緩め過ぎないように注意しましょう。

その他に、戸車の不具合の可能性もありますので、戸車の調節を行いましょう。
両サイドからすき間風が入ってくる時のように調節ねじを回すことでガタつきが解消されることがあります。

業者によるメンテナンスとは

お手入れに気を付けたりできる限りの対処法を行っても、自分では不具合を解消できないことはあります。無理して自分で直そうとすると、症状の悪化や、新たな不具合が発生する可能性もあります。自分で直せそうにないと思ったら、業者に修理を依頼しましょう。

サッシの修理は、既存のサッシの枠を残して修理に必要なパーツを取り換えたりするカバー工法がよく用いられます。サッシそのものを交換すると、工事範囲が内装や壁など多岐に渡り、施工費が高くなるためです。

しかし、サッシのパーツにはかなりの種類があり、オーダーメイドでしか対応していないものもあることから、カバー工法であっても高額となることがあります。

定期的に清掃など日々のメンテナンスを行えば、何もしていないよりもパーツの消耗を防ぐことができますので、サッシの長持ちにつながります。業者による修理が必要になる前に自分でも行えるメンテナンスをしたり、業者に不具合がないことを点検してもらいましょう。

まとめ

サッシのメンテナンスが必要な理由やご自身でもできるメンテナンス方法、サッシに起こり得る不具合や業者による修理方法をご紹介しました。毎日のように使用するサッシは、定期的なメンテナンスによって使い勝手や寿命が左右されます。

ところが無理して不具合を直そうとすると、業者による定期的なメンテナンス以上に費用がかさむことがありますので、不具合が直らないと分かったらすぐに業者に相談しましょう。

定期的なメンテナンスで、見た目が綺麗で使い勝手も良いサッシの状態を保ちましょう。

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