2021年12月16日

風呂釜(追い炊き配管)の掃除方法をご紹介! 業者に依頼する目安とは

風呂釜を長く使用していると、市販の洗浄剤では汚れを落としきれないことがあります。定期的に掃除をしても、匂いや汚れが発生するときは業者に依頼してください。この記事では、正しい風呂釜の配管洗浄の方法だけでなく、業者に依頼するときの目安なども解説しています。

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風呂釜(追い炊き配管)と給湯器との違い

風呂釜の掃除

風呂釜というと、風呂釜=浴槽と思っている方がいらっしゃるかもしれませんが、お風呂の追い炊きを行う装置のことを指します。そう言われると、今度は給湯器と混同してしまいがちですが、風呂釜の配管と給湯器の配管は全く違うものです。

風呂釜は浴槽に張った水を沸かしてお湯にするのに対し、給湯器は内部で作ったお湯を浴室、キッチン、洗面所などに供給する装置ですので、基本的に追い炊き機能はついていません。

お風呂の配管洗浄はやろうと思っていても、面倒なのでついつい後回しにしがちですよね。ですが、一見キレイに見えるお湯でも、循環していることで浴槽内の毛や垢を吸い込み、配管の中で様々な雑菌が増殖する要因になります。

その雑菌だらけの配管を通って浴槽にお湯が放出されますので、雑菌が混じっていても不思議ではありません。 以下が追い炊き配管で発生する可能性がある雑菌です。

  • ブドウ球菌
  • 大腸菌
  • サルモネラ菌

大腸菌は食中毒で有名なO-157がなどが挙げられますが、体内にある菌なのでそのほとんどは無害です。ただし、大腸以外で感染してしまうと、腹痛や下痢、膀胱炎の原因になり、ブドウ球菌も体内にある菌ですが、黄色ブドウ球菌に感染してしまうと、激しい吐き気、嘔吐、下痢などの症状に襲われます。

レジオネラ菌は肺炎や気管支炎の感染症を引き起こすことがありますので、小さなお子様やご年配の方、病気にかかりやすい方は、特に気をつけてなくてはいけません。雑菌を繁殖させないにも、風呂釜の配管は適度な掃除が必要です。

エコキュートの配管の掃除に関しては、下記の記事をご覧ください。

風呂釜の配管には種類がある

風呂釜の掃除

出典:株式会社コーデテーラー

風呂釜の配管に種類があるのをご存知でしょうか。 種類といっても2種類しかなく、風呂釜の配管は浴槽に穴が1つあるか、または2つあるものになります。

市販の配管洗浄剤も、1つ穴用と2つ穴用のものがありますので、間違って買わないように注意してください。ここでは、1つ穴タイプと2つ穴タイプの配管について、詳しく解説していきます。

1つ穴タイプ(強制循環式)の特長

1つ穴タイプ

最近のお風呂であれば、ほとんどが1つ穴タイプです。1つ穴タイプは強制循環式とも呼ばれていて、見た目は1つですが中で配管が2つに分かれており、それぞれ水を吸い込む役目と、お湯を吐き出す役目を担っています。

お湯を循環させているため、お湯の温度も比較的バラつきがなく、汚れが溜まりにくいと言われています。お湯の給水、排水のみしか機能がない場合は、汚れが配管を通って浴槽に放出されないので、掃除を怠ってもそれほど問題はありません。

追い炊き機能がある場合は、浴槽内のお湯を吸い込む仕様のため、定期的に配管の掃除が必要になります。

2つ穴タイプ(自然循環式)の特長

2つ穴

2つ穴タイプは下の穴から入ってきた水が温められ、上の穴から自然に出ていく構造なのですが、それは水は温度で重さが異なるため、お湯は上にいき、冷たい水は下にいく性質があるからです。そのため、自然循環式とも呼ばれています。

温度差を利用して対流を作りだし、浴槽の中の水を循環させてお湯を沸かしているので、2つ穴タイプは浴槽の上のほうだけ熱くなりやすく、湯垢が溜まりやすいようです。お風呂を沸かした際に湯垢があったときは、早めに配管の掃除を行ってください。

現在、1つ穴タイプが主流になってきているため、2つ穴タイプは減少傾向にあります。

風呂釜を掃除するタイミング

風呂釜の掃除

ご自宅の風呂釜(追い炊き配管)の掃除は少なくとも、2~3か月に一度、汚れがひどいときは1か月に一度行います。 ただし、お風呂を沸かした際に以下の状況が発生したときは、すぐに配管の洗浄を行ってください。

  • 薄茶色の湯垢が浮いている
  • お湯が白く濁っている
  • 黒い汚れが出る
  • お湯から悪臭がする
  • 風呂釜内の水に小バエが寄ってくる
  • お風呂に入るとかゆくなる

お風呂は毎日のように使用するため、頻繁に掃除をしていても汚れは溜まっていきます。

定期的に掃除をしているけれど、「あまりキレイになった気がしない」、「掃除したのに垢やゴミが浮かんでくる」というときは、業者に依頼してみるとよいでしょう。市販の洗浄剤を使用しても、風呂釜の配管を洗浄は可能ですが、道具や薬品は業者のほうがより強力なものを使うので、確実にひどい汚れを取り除いてくれます。

業者に依頼とDIYで配管の掃除した際の費用は?

風呂釜の掃除

業者に依頼しようと思ったものの、あまりにも費用が高かったら躊躇してしまいますよね。ですので、業者に依頼した場合とDIYした場合の費用を、それぞれご紹介します。

風呂釜の掃除を業者に依頼した場合の費用は、1万円~2万円前後です。 毎月行うのであれば家計の負担になりそうですが、半年に一度でしたらそれほど高額な金額ではないですよね。

また、作業時間はご自宅の浴槽によって異なりますが、大体90分~150分程度ですので、その日にお風呂を利用することも可能です。

DIYの場合は、市販の洗浄剤を使用するだけですので、500円~1000円前後で済みます。作業時間は人によってそれぞれだと思いますが、仮に洗浄剤を一晩放置するのであれば、その日はお風呂を使うことができません。

まとめ

風呂釜の配管は、どれだけ汚れているか確認できないため、掃除を後回しにしている方もいるのではないでしょうか。配管は浴槽内の汚れが循環するため、少しずつですが汚れが蓄積していきます。

最低でも2、3か月に一度は市販の洗浄剤を使用して、風呂釜の配管を掃除してください。

そして、半年~1年の間に一度は業者に依頼し、隅々まで掃除をしてもらうことを強くおすすめします。プロに掃除をしてもらうと、真っ黒な水が配管から放出されることもあります。

配管の中で雑菌が繁殖してしまうと、様々な病気にかかるリスクが発生してしますので、風呂釜の配管は清潔さを保つことが大切です。

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監修者:

渡邊 一伸(ナベさん)

大工歴35年。大手ハウスメーカーで2年間現場監督に従事。3000棟以上のリフォーム・住宅修理の工事管理の実績をもつ。阪神淡路大震災においては1年間復興財団に奔走。その後、独立し、会社を10年経営。2016年に1月に株式会社ローカルワークスに入社。