2019年1月17日

水道の増設工事は自分でもできる?DIYをするときの注意点を解説

庭でガーデニングをする方や駐車場で洗車をするという方は、庭や駐車場に「水道があれば便利なのになぁ」と、一度は思ったことがあるのではないでしょうか。そうはいっても、業者に依頼すると費用が高そうなので、増設をDIYで行う方も多くいらっしゃいます。ここでは、水道の増設工事をDIYで行うときの方法と、注意点についても解説します。

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水道工事の増設工事はDIYでもできる?

まずは、水道の増設工事をDIYで行っていいのかどうかについて説明します。DIYでの増設が可能かどうかは、工事内容と自治体の判断によって違います。通常の水道工事は、自治体が指定した指定給水装置工事事業者以外が行うことができないようになっていますが、それには理由にあります。

勝手に増設工事をした結果、水漏れなどの大きなトラブルが発生した場合、法律に違反したとして給水を止められてしまう可能性もありますので注意してください。

業者が行うのは、水道に固定された給水装置(給水管、メーター、止水栓、蛇口など)までですので、基本的には蛇口から先をどのように使っても問題ありません。ただ、蛇口の手前を工事したり、蛇口に固定された配管をつないだりする工事となると、自治体によって判断が変わります。

基本的な考え方としては、既存の蛇口からホースで増設された水道管につなげる場合は問題ありませんが、既存の水道管から分岐を行う場合にはDIYをしてはいけない、と考えてください。とはいえ、自分で判断するのは難しいかと思いますので、まずは自治体の水道課に問い合わせしてみましょう。

庭に水道の配管を増設する方法

庭に水道の配管をする場合には、塩ビ管と継手を使って行います。基本的にはそれらを組み合わせて、必要なところまで配管するだけです。

  1. 簡単な設計図を書いて必要な長さを決める
  2. 必要な部材をホームセンターなどで購入する
  3. 塩ビ管を必要な長さにカットする
  4. 塩ビ管と継手を接着剤で固定しながら配管する
  5. 先端に蛇口を付ける
  6. 既存の蛇口と増設した水道をホースなどで接続する
    ※継手とは、配管と配管をつなぎ合わせるため、接合部に使うパーツのこと

ポイントは1の設計図を書くということと、6のホースで接続するという点です。設計図は手書きで簡単なものでもかまいません。どれくらいの長さの塩ビ管が必要なのかを現場で計測して、パイプが足りないということのないようにしてください。

また、上で説明しましたように、既存の水道管を配管で枝分かれさせる工事などは、DIYではしてはいけないとなっている自治体がほとんどですので、増設した水道には柔らかい素材のホースで接続してください。

水道の増設工事をDIYで行うときに失敗しがちなポイント

水道工事

水道工事はプロが行っても失敗することが多い工事です。DIYとなるとさらに失敗する確率が上がります。ここでは、水道の増設工事をDIYで行ったときに失敗しがちなポイントについて、詳しくご紹介します。

必要な部品を買い間違えた

取り返しがつかない失敗ではありませんが、よくあるのが部品の買い間違いです。水道管にはいくつものサイズがあるため、購入した塩ビ管と継手が合わないということもありますし、蛇口と水道管との接続部が合わないということもあります。

これを回避するために必要なのが、先ほどお伝えした設計図です。簡単にでも設計図を書いておき、そこにサイズなどの情報を記載しておけば、間違った部品を購入するというミスは回避できます。接続できるかどうかが分からない場合には、ホームセンターの担当者に確認してから購入しましょう。

一から道具を揃えたら高額な費用がかかった

DIYに慣れている人であれば、工具は一式揃っているかと思いますので、蛇口や配管部材、接着剤などを揃えるだけでいいのですが、工具がないとなると、想定以上に費用が高くなることもあります。塩ビ管をカットするためにはのこぎりが必要ですし、蛇口を取り付けるにはモンキーレンチなどが必要になります。

蛇口の種類によっては、専用工具がないと取り付けができないということもあります。蛇口を取り付けるスタンドも、見た目にこだわると2万円くらいかかることもあります。一つひとつはそれほど高くなくても、積み重なると高額な費用になることもありますので気をつけてください。

配管にヒビが入ってしまった

塩ビ管は柔軟性があるので頻繁には起きませんが、配管作業の途中で水道管にヒビが入ってしまうことがあります。「これくらい大丈夫かな?」と思ってそのまま使うと、そこから水漏れが発生します。きれいに接続できているように見えても、水圧によって継手などの接続部から水漏れが起きることもあります。

配管作業を行っている段階で不安になるようなことがあれば、面倒でも作業をやり直してください。また、水道の増設工事が終わったところで、水漏れが起きないかの確認作業も行いましょう。さらに、DIYを行った直後は水漏れをしていなくても、後から漏れることもあります。念のため、数日後にも再度確認することが大切です。

水道の増設工事を業者に依頼したときの費用は?

水道工事

DIYにあまり自信がない、上で紹介したような失敗をしてしまいそうという方は、業者に依頼して増設してもらうのがおすすめです。ただ、どれくらいの費用が発生するのか分からないと不安になると思いますので、ここでは業者に依頼したときの概算費用をご紹介します。

水道の増設工事費用

庭に散水栓を増設

7万円

庭に立水栓を増設

11万円

2階のベランダに増設

3.5万~4.2万円

洗濯機置場の増設

2万~7.5万円

室内の水道シンク増設

2万~4.5万円

これらの金額はあくまでも概算費用であり、既存の水道管や配水管の位置と増設する場所の距離が遠い場合、さらに工事金額が高くなります。また、見た目を良くするために、壁の中を配管するような場合にも工事費用が上がります。正確な金額を知りたいのであれば、専門の業者に現地調査をしてもらい、正確な見積もりを出してもらいましょう。

水道の増設工事を業者に依頼するときに気をつけること

水道工事

DIYでの増設工事を諦めて専門業者に依頼するとなると、まず悩むのがどこにお願いするかということですよね。水道工事業者の中には悪質な業者もいますので、トラブル回避のためにも慎重に業者選びをしたいところです。ここでは、そんな業者に依頼するときに気をつけることについてご紹介します。

水道局や市区町村の指定業者にする

水道の増設工事を依頼するときには、必ず水道局や市区町村が指定した指定給水装置工事事業者に依頼しましょう。指定給水装置工事事業者は安全に水道工事ができる知識と技術があるだけでなく、適切な器材を保有していることが認められた業者です。

DIYで行える範囲の工事であれば、指定給水装置工事事業者である必要はありませんが、悪徳業者に引っかかるリスクを回避できます。また、既存の水道管から直接分岐を行うなどの工事も可能になりますので、増設工事を行うときは、指定給水装置工事事業者に依頼しましょう。

ただし、指定給水装置工事事業者は依頼するための最低基準ですので、指定されているから優良な業者だと決めつけずに、下記でご紹介する内容も参考にしてください。

見積書や契約書を出してくれる

見積書を出さずに口頭で値段を言って工事を行う業者や、契約書なしで工事を行う業者がありますが、これらはトラブルの原因になります。見積書や契約書がないと、工事を行った後に「予定外の作業が発生したので、追加料金が発生しました」と言われるケースもあります。

引き渡し後に水漏れなどのトラブルがあったときにも、あの業者が工事をしたと証明できるものがなければ、対処してくれないということもあります。増設工事を行う場合は、必ず見積書を出してもらい、きちん契約書を掲示してくれる業者に依頼しましょう。

価格の安さだけで選んではいけない

業者のホームページに書かれている価格が安かったので工事をお願いしたら、掲載されている価格よりも高額な金額を請求されたというトラブルがよくあります。中でも多いのが、掲載されていたのは工事費用だけで、それに作業費や材料費、出張工事費などが別途加わるというケースです。

また、見積書に「増設工事一式」となっており、費用は安いけど内訳が書かれていないケースでも、工事後に追加料金を請求されることもあります。水道工事にかかる費用というのは相場があります。その相場よりも明らかに安い業者は避けるようにしましょう。

実際に安く増設工事ができても、工事が手抜きですぐに水漏れが発生したり、アフターフォローを一切行わなかったりする業者もいます。業者は価格で選ぶのではなく、工事の実績や対応の良さなどを重視してください。

まとめ

水道工事

水道の増設工事はDIYが認められるケースと、そうでないケースがあります。インターネットで調べていると、許可が必要なのに無許可でDIYしている方も見受けられますが、水漏れなどのトラブルが起こってしまい、自分だけでなく他の近隣の方に迷惑をかけるようなことになると、給水を止められることがあります。増設工事を行う場合は、まず自治体の水道課に連絡してDIYの可否を確認しておきましょう。

実際に工事を行う際は、部品の購入ミスや施工ミスなどの失敗が起きやすく、さらには工具を揃えるとなると、想定以上に費用がかかることもあります。自分で作業することに不安がある場合や、見た目もきれいに仕上げたいのであれば、専門業者に依頼しましょう。

業者の選定基準として、指定給水装置工事事業者であること、きちんと見積書や契約書を出してくれること、そして価格よりも工事の実績や対応力を重視しましょう。電話や現地調査での応対から、この業者になら任せられると感じた業者にお願いすることで、後のトラブルを回避できます。

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監修者:

渡邊 一伸(ナベさん)

大工歴35年。大手ハウスメーカーで2年間現場監督に従事。3000棟以上のリフォーム・住宅修理の工事管理の実績をもつ。阪神淡路大震災においては1年間復興財団に奔走。その後、独立し、会社を10年経営。2016年に1月に株式会社ローカルワークスに入社。