2018年11月23日

賃貸物件でガス給湯器が故障したときの対処方法

ガス給湯器が故障した場合は、ガス給湯器メーカーに連絡するのが一般的な流れになりますが、もし賃貸物件で暮らしているなら、その流れが変わります。賃貸物件特有の注意点などもありますので、アパートやマンションなどを借りている人はしっかり頭に入れておきましょう。

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ガス給湯器の修理代金は誰が払う?

出典:photo-ac.com

賃貸物件で、ガス給湯器が故障したときの正しい対処法を知っておくことは必須です。

実際にどこに連絡すればいいのか、誰が修理代金を払うのかなどが分からずに、困った経験をされた方は、少なくないのではないでしょうか。

アパートやマンションそのものだけでなく、そこに備え付けられている物は、すべて大家さんの持ち物で、入居者はそれを一時的に借りているだけです。

つまり、入居時にすでに備え付けられていた設備は、大家さんの持ち物ですので、それが壊れたときには、大家さん負担で修理をします。

もちろん、入居者が故意に壊した場合は入居者責任で修理しなくてはいけませんが、通常使用で壊れた場合は、入居者が修理代金を払う必要はありません。

参考までに、修理にどれくらいの費用がかかるのかご紹介しておきます。

修理費用の中には、出張費、部品代、技術料が含まれており、修理内容によって、かかる費用に差が出てきますが、5,000円~60,000円くらいが目安となります。

修理の連絡をする前に確認すべきこと

修理の連絡をする前に、ご自身で確認できることがあります。

以下の4つの項目について把握しておくと、連絡がスムーズに行えますし、相手方にも詳細が伝わりやすくなります。

ガス給湯器の種類

まずは、どのような種類のガス給湯器が壊れたのかを伝えなくてはいけません。

  • バランス式風呂釜(バランス釜)
  • 給湯専用ガス給湯器
  • 追い焚き機能付きガス給湯器

ガス給湯器には様々な種類がありますが、あまり細かく伝える必要はありません。

この3種類くらいで、どのタイプなのか伝えると、連絡を受けた方も状況を把握しやすくなります。

そしてガス給湯器の種類とともに、どこに設置してあるのかも伝えておきましょう。

故障の詳細を確認

ガス給湯器が壊れると、すぐに大家さんや管理会社に連絡したくなりますよね。しかし自分で対処できるエラーもありますので、まずは、取扱説明書を確認してみてください。

もし自分で処置を試みて、症状が改善しない場合は、早急に修理を依頼することになりますが、「壊れました」とだけ伝えても、連絡を受けた方が困りますので、次のことを調べておきましょう。

  • いつ故障したのか
  • 故障の内容
  • ガス給湯器のメーカー
  • 型番
  • 製造年月日
  • エラーコード

これらをできるだけ具体的に伝えるようにしてください。 故障する前兆があったなら、いつぐらいから、どのような前兆があったのかも伝えてください。

さらに、どのような症状が、どこに発生しているのかを明確にすることも大切です。

これは修理の準備を行う上で、とても重要な情報になるため、実際に起きている症状と箇所を調べて、メモ書きしておきましょう。

  • お湯が出ない
  • 水漏れが発生している
  • 操作パネルにエラーコードが出ている
  • 黒煙が出ている

例えば、水漏れの場合は、どこから漏れているのかなどを確認し、できるだけ具体的に説明できるように準備してください。

給湯器のメーカー、型番、製造年月日

ガス給湯器本体には必ず、型番製造年月日の記載があります。

型番が分かれば、修理業者は、どのような部品を持っていけばいいのかの判断ができます。

また、型式と製造年月日からは、過去の不具合事例なども分かりますので、これらの情報を正確に把握しましょう。

情報をまとめたら大家さんか管理会社に連絡

上記の情報をまとめたら、大家さんか管理会社に連絡しますが、いざという時に備えて、両者の連絡先を控えておきましょう。

そうすることで、緊急時にも慌てずに済み、落ち着いて行動できます。

連絡先として優先順位が高いのは、実際に契約を行った相手です。ほとんどのケースで管理会社だと思いますので、その場合は管理会社に連絡してください。

管理会社は、その情報を修理業者に伝えて、修理業者はその情報をもとに修理の準備を行います。

修理業者によっては、入居者に直接連絡して確認することもあります。その場合は、もう一度詳しく説明をしてください。

ここまでの手順を踏んで、ようやく修理業者が来て、現場確認と修理を行ってもらえることになります。

なぜ給湯器の修理を大家や管理会社に連絡するのか

アパートやマンションなどの賃貸物件で、ガス給湯器が壊れた。

そんなときは「大家さんか管理会社」に連絡する、これが正解です。

ガス給湯器だけでなく、アパートやマンションに備え付けられているものが故障した場合、最初のステップとして必ず、大家さんか管理会社に連絡しなければなりません。

多くの人がそのことを理解してはいるものの、「すぐに使いたいので、とりあえず修理してから大家さんに後日連絡」としてしまうことがあります。

しかし、これは絶対に避けましょう。

自分で勝手に修理を依頼した場合、もしかすると、修理代金を支払ってもらえず、ご自身が支払うことになってしまうかもしれません。

そうなると、借主と貸主の間でトラブルになるのは、言うまでもありませんよね。

トラブルの元をつくらないためにも、連絡先の重要性は、きちんと理解しておくべきことだと言えます。

連絡がつかない場合

もし、大家さんや管理会社に連絡がつかない場合は、賃貸契約を結んだ不動産会社に連絡してみましょう。

後日、修理日などについて詳しい連絡が来ると思いますので、安心してください。

賃貸の給湯器交換のサイン

ガス給湯器が故障するのは、突然のように思うかもしれませんが、実際にはいきなりではなく前兆があります。

その前兆となるサインに気がつけば、壊れる前に交換対応してもらえることもあります。

ガス給湯器の交換サインには、どのようなものがあるのか見ていきましょう。

耐用年数

ガス給湯器に寿命がくれば、必然的に交換となります。ガス給湯器は、8~10年くらいが寿命と言われています。

賃貸物件の場合は、空室だった期間などが関係するため、それ以上長く使えることもありますが、10年を超えるといつ壊れてもおかしくありません。

おそらく問題なく使えていれば、10年経過していても交換には応じてもらえません。なんらかのトラブルが発生して、なおかつ10年以上経過しているときが交換のタイミングだと考えてください。

症状1.お湯の温度が一定しない

正常な給湯器でも、お湯が出始めてから約1分間くらいは、お湯の温度が一定しません。

しかし、これまで適温でお湯が出ていたのに、ぬるいお湯ばかり出てくることが頻繁に起こるのは、寿命が近い可能性が高いです。

また、突然、熱湯が出てくることもあり、入浴中にやけどをする危険性があるので、早急に処置が必要です。

症状2. 異音がする

ガス給湯器から異音がする場合も、交換対応のサインです。

不完全燃焼やガスと空気のバランスが崩れて異音が発生することもありますが、それらの多くは、ガス給湯器の部品が劣化したことに原因があります。

異音が発生するくらいの劣化ですので、ひとつの部品だけでなく、他の部品もかなりの劣化が発生しているはずです。

この場合も、修理ではなく交換のサインとなります。異音の頻度が増えてきたら、すぐに大家さんか管理会社に連絡しましょう。

症状3. 黒い煙が出ることがある

ガス給湯器から黒い煙が出ていたら、これはかなり危険な状態です。まずは電源を落としてください。

黒い煙が出る理由として多いのは、空気をきちんと取り込めていないケースが多く、他には熱交換器にススが溜まりすぎていることも考えられます。

一部の部品交換で直ることもありますが、すでにガス給湯器全体に劣化が見える場合には、修理ではなく交換対応となります。

賃貸の給湯器交換をするときの工事方法

給湯器の交換は、水道や浴槽につながっている配管が劣化していなければ、古い給湯器を新しい給湯器に交換するだけの工事のみとなり、1時間程度で終了します。

もし配管工事が必要な場合は、半日~1日程度かかることがあります。

賃貸の給湯器交換をするときの注意点

持ち家のガス給湯器を交換するのであれば、すぐに修理業者に依頼すればいいのですが、賃貸物件の場合は、賃貸ならではの注意点があります。

どのようなことに気をつければいいのかご紹介しますので、しっかり頭に入れておきましょう。

入居者が直接業者手配するのはNG

すでにご紹介しましたが、入居者が自分で修理業者に修理を依頼するのはNGです。

アパートやマンションを退去するときには、原状回復が基本ですので、黙ってガス給湯器を交換すると、「元に戻して欲しい」と言われることもあります。

たとえ故障による交換だったとしても、修理代金を払ってくれない可能性もあります。

入居者が自分で手配すると、トラブルの原因になります。

必ず、ご自身が大家さんか管理会社に連絡をして、そこから業者に修理依頼をしてもらうという手順を守ってください。

号数アップは管理規約で変更できない可能性がある

どうせ交換するなら、もう少し大きな号数のものにしたい。そういう人もいるかと思いますが、これはマンションなどの管理規約により不可となるケースがあります。

マンションですと、全ての世帯へのガス供給能力をきちんと考えて設計しているため、1世帯でも号数を上げると、そのバランスが崩れてしまうためです。

また、号数アップには、ガスメーターの交換が必要になることもあります。マンションの場合はガスメーターの交換ができないことも多く、やはり号数アップができなかったりします。

どうしても号数アップをしたい場合には、大家さんと話し合いをして、きちんと許可を得てから行うようにしましょう。

賃貸の給湯器のメンテナンス方法

たとえ、借り物の給湯器と言えど、安全に毎日使用するためには、日常的なメンテナンスは必須です。

メンテナンス方法は難しいものではありませんので、以下の項目を参考にして、定期的に行ってください。

【メンテナンスのポイント】

・給湯器本体に汚れがある場合は、濡れた雑巾で汚れをきれいに落とし、後から乾いた雑巾で水けをしっかり拭き取っておく

・給湯器本体や排気口の周りに燃えやすいものがないか(火事の原因になる)

・排気口や給気口がほこりやゴミでふさがっていないか(不完全燃焼の原因になる)

・排気口に「すす」がたまっていないか(内部で不具合が起こっている可能性がある)

・水抜き栓フィルターにゴミなどが詰まっていないか(お湯の出が悪くなる、お湯にならない原因になる)

・ドレン配管の先端がゴミや落葉などで埋まっていないか(※ドレン配管があるのは、エコジョーズのみ)

まとめ

賃貸物件で、ガス給湯器が故障してしまった場合は、ご自身が直接、給湯器メーカーや、業者に連絡することはできません。

必ず、大家さんか管理会社に連絡をして、そこから修理の依頼をしてもらうようにしてください。

そうすることで、貸主と借主の間で起こりがちな、契約違反などのトラブルも回避することができます。

また、日頃から給湯器のメンテナンスを行うことも大切です。手入れが行き届いていれば、火事や事故防止につながり、安全に使用できます。

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監修者:

渡邊 一伸(ナベさん)

大工歴35年。大手ハウスメーカーで2年間現場監督に従事。3000棟以上のリフォーム・住宅修理の工事管理の実績をもつ。阪神淡路大震災においては1年間復興財団に奔走。その後、独立し、会社を10年経営。2016年に1月に株式会社ローカルワークスに入社。