2019年4月9日

給湯器の種類から選び方までしっかり解説! 給湯器の基礎が分かります

家を新しく建てたり、リフォームしたりするときに考えたいのが給湯器です。給湯器なんて何でもいいと思う方もいるかもしれませんが、どのような給湯器を選ぶかによって、使い勝手や光熱費が変わってきます。ここでは給湯器の種類と、それぞれの特徴をご紹介しますので、給湯器を選ぶときの参考にしてください。

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給湯器の種類

給湯器

それではまず、どのような種類の給湯器があるのか見ていきましょう。 給湯器は4種類あり、それぞれに特徴が違います。

  • ガス給湯器
    燃料:ガス、給湯方式:瞬間式

  • 石油給湯器
    燃料:石油、給湯方式:貯湯式/瞬間式

  • 電気温水器
    燃料:電気、給湯方式:貯湯式/瞬間式

  • エコキュート
    燃料:電気、給湯方式:貯湯式

燃料となるものは「ガス・石油・電気」のいずれかで、この他に太陽熱を利用した給湯器、薪や練炭などを利用したボイラーなどもありますが、あまり一般できではありません。 通常は上記の4種類から給湯器を選ぶようにしましょう。

ガス給湯器

エネファーム

ガス給湯器は、台所や浴室などに設置されることの多い給湯器です。 マンションの給湯器などに採用されることも多いため、とても普及率の高い給湯器のひとつです。

仕組み

ガスコンロでお湯を沸かすときは、何かしらの容器に水を入れて、コンロの火にかけますよね。 ガス給湯器の仕組みはその延長線上にあります。水を流したパイプをバーナーで加熱することで、そこを通過する水の温度を上げてお湯にするのがガス給湯器の仕組みです。

バーナーの火力を上げたり下げたりすることで温度調整ができ、実際にお湯を出すときには、ガスの量(火力)と水の量を上手にコントロールします。 とはいえ、実際にはコントロールパネルで温度設定をしておけば、自動的にその温度に調整してもらえます。

選び方

ガス給湯器は給湯能力や機能などの違いによって、いくつもの種類がラインナップされています。 どの機器を選ぶべきなのか、その選び方について説明します。

給湯能力による選び方

ガス給湯器には、号数と呼ばれる給湯能力を表す数値によっていくつかの種類に分けられます。 大は小を兼ねますので、一般に号数の大きなものを選んでおけば間違いないのですが、もちろん大きいものほど値段が高めに設定されています。 必要以上に無駄な出費をしないためにも最適なサイズを選びましょう。

  • 10号:1箇所での給湯用
  • 16号:冬場の2箇所同時給湯には容量不足
  • 20号:2箇所同時使用も可能ですが、年に数回は容量不足を感じることも
  • 24号:2箇所で同時に給湯をしても問題なく利用できる
  • 32号:キッチン、シャワー、洗面所3箇所での同時使用が可能

上記のようなラインナップになっていますが、選ぶときには「同時に給湯するのは何箇所か」という基準で選ぶようにしましょう。 給湯がシャワーだけでいいのであれば10号でも問題ありませんが、キッチンとシャワーの同時使用をするのであれば、16号以上が必要になります。

また、冬場は水温が低いため、夏場に比べると同じ温度のお湯を出すにしても、大容量のガス給湯器が必要になります。 冬の寒さが厳しい地域の場合は、通常選ぶサイズよりも一回り大きなものを選ぶようにしましょう。

機能面による選び方

ガス給湯器には全自動タイプ(フルオート)自動タイプ(オート)の2種類から選ぶことができます。 いずれも自動湯はりや自動追い焚き、自動保温などの機能が付いていますが、オートの場合は、足し湯や自動沸き上げ、そして自動洗浄というような機能がありません。

フルオートのほうが便利に感じますが、両者の価格には2~5万円くらいの差があります。家族がほとんど同じような時間にお風呂に入れるのであれば、自動足し湯機能などは必要ありませんよね。 反対に、お風呂に入る時間帯がバラバラで、日によって違うというのであれば、フルオートがおすすめです。 いつでも最適な湯量と温度で入浴できますので、遅い時間に帰ってきてもすぐにお風呂に入ることができます。

また、フルオートのガス給湯器には、追い焚き配管を洗浄する機能がついていますので、いつでも浴槽を清潔な状態に保つことができます。掃除の手間を少しでも省きたい人にはとてもありがたい機能ですよね。

石油給湯器

石油給湯器

出典:株式会社 コロナ

本州の都市部ではあまりメジャーな給湯器ではありませんが、石油給湯器は北国を中心に広まっている給湯器のひとつです。 実はとてもランニングコストが低いという特徴もあり、地域によってはファーストチョイスとなることの多い給湯器です。

仕組み

石油給湯器は燃料となる灯油をタンクに貯めておき、その灯油を燃やすことで水をお湯に変える給湯器です。 配管内を流れる水を加熱してお湯にする瞬間式と、熱交換器を利用して水をお湯に変える貯湯式の2種類があります。

現在は、必要なときに必要なお湯を作り出す瞬間式が主流ですが、少し古い給湯器には貯湯式が使われています。 瞬間式の基本的な仕組みはガス給湯器と同じで、ガスの代わりに灯油を燃焼させるだけの違いしかありません。 1℃単位での湯温調整が可能で、水道圧をそのまま利用しますので、高圧を保ったままシャワーなどを利用することも可能です。

選び方

石油給湯器にもいくつかの種類がありますので、どれを選べばいいのか迷ってしまう方もいるかもしれません。ここでは選び方のポイントを解説します。

給湯能力による選び方

石油給湯器はその出力の大きさによって分類されています。 もちろん出力が大きな給湯器を選んでおけば容量不足を感じることはありませんが、それだけ価格も上がってしまいます。 家族のライフスタイルなどを考えて、過不足のない容量を選びましょう。

  • 46.5kW:ガス27号相当
  • 44.2kW:ガス25号相当
  • 40.7kW:ガス23号相当
  • 38.4kW:ガス22号相当
  • 36.0kW:ガス21号相当

大家族で、3箇所同時にお湯を使うケースが考えられるのであれば46.5kWを選びましょう。 また、寒冷地では水道水の水温がとても低いため、2箇所同時使用でも容量不足を感じるかもしれません。 そのような場合には38.4kW以上を選びましょう。

機能面による選び方

石油給湯器は機能ごとに下記の4種類に分類することができます。 高機能なものほど便利ですが価格は高めです。 どのようなお風呂の使い方をするのかよく考えて、最適な機能の給湯器を選びましょう。

  • 全自動(フルオート)
    自動スイッチを押しておけば、お湯張りから追い焚き、保温、足し湯までを全て自動で行ってくれます。お風呂に入る時間にバラツキがある家族に適した給湯器です。

  • 自動(オート)
    全自動は不足したお湯を自動で補ってくれますが、自動の場合は足し湯機能がありません。家族の構成人数が少ない場合は、足し湯なしでも困りませんので、全自動よりも自動がおすすめです。

  • 標準
    標準的な石油給湯器は、お湯張りのストップを手動で行います。音声によってお湯張り完了をお知らせするモードがありますが、自動では止まりませんので、放置しているとお湯が浴槽から溢れてしまいます。お湯は自動では止まりませんが、追い焚きや保温は可能です。

  • 給湯専用
    標準の石油給湯器は追い焚き機能がついていますが、不要な機能を一切省いた給湯専用器では追い焚きができません。1人暮らしや、夫婦2人暮らしに向いているミニマムな給湯器です。追い焚き機能も保温機能もありませんので、構造がシンプルになり故障しにくいというメリットもあります。

電気温水器

電気温水器

出典:株式会社 日本イトミック

電気温水器は、電熱ヒーターを使うものと、熱交換器を使うものの2種類に分類することができます。 電気料金の安い夜間にお湯を作っておき、日中の給湯に利用する貯湯型が標準で、ホテルや病院、工場などの一部で瞬間式の温水器も使われています。

仕組み

電気温水器は大きく分けて2種類の方式があります。 それぞれの方式について、その仕組をご紹介します。

積層沸き上げ方式

積層沸き上げ方式では、タンクをすべて水で満たし、タンク上部のヒーターで水をお湯にします。 タンクへの給水はタンク下部から行いますが、その水をポンプを利用してタンク下部から抜き取り、タンク上部に給水します。

そうすることで、お湯と水の間に混合層を作り出すことができ、必要な量だけ効率よく作ることができる仕組みです。

対流沸き上げ方式

対流沸き上げ方式では、タンク下部にヒーターを取り付け、タンク下部から供給された水をお湯にします。 ゆっくりとタンク内を滞留させることで、タンク全体のお湯を同じ温度に保つことができます。

タンク容量が多くなると、大容量のお湯が使える反面、お湯を使えるようになるまでに時間がかかるというデメリットがあります。

選び方

電気温水器を選ぶときには、下記で紹介する2つのポイントを重視して選ぶようにしましょう。

タンク容量による選び方

電気温水器は貯湯型が基本となりますので、どれだけのお湯を1日で使用するのかというのが、選定時には重要になります。 1日に300L使用する場合は、ある程度余裕を見てワンランク上のタンク容量を選ぶようにします。

  • 150L:1人暮らし
  • 200L:1~2人家族
  • 300L:2~3人家族
  • 370L:3~5人家族
  • 460L:4~7人家族

子どもが家を出て、夫婦2人暮らしをしているような場合には200Lや300Lにしたいところですが、お盆やお正月などに帰省がある場合は、タンク容量が不足する可能性があります。 1年を通して、最大どれくらいの人がお湯を使うのかを考えて容量を選ぶようにしましょう。

また、容量の少ない電気温水器は、利用できる機能が限られているケースもあります。 タンク容量だけでなく、次に紹介する機能面も考慮した上で選びましょう。

機能面による選び方

電気温水器は電気によってお湯を温めているため、給湯制御との相性がとてもいいという特徴があります。 ただし、すべての電気温水器に給湯制御が充実しているわけではありません。 最適な電気温水器を選ぶためにも、これから購入検討する電気温水器が下記のどれに当てはまるのか把握しておきましょう。

  • フルオート
    お湯張りや保温、足し湯までをワンタッチで行うことができる電気温水器が、フルオートの商品になります。 希望する温度と湯量に設定でき、数時間保温もしてくれます。 このため、家族の入浴時間がバラバラでも、いつでも快適な環境でお風呂に入ることができます。

  • セミオート
    自動でのお湯張りができる電気温水器です。 ボタン一つで差し湯や足し湯ができますが、それらを自動で行うことはできません。 普段は家族がまとまった時間に入浴し、たまに入浴時間が揃わなくなる家庭におすすめです。

  • 給湯専用
    給湯栓からお湯張りをして、設定量になるとメロディーや音声などでお知らせしてくれるタイプの電気温水器です。 給湯を止めるのは手動で、放置しておくといつまでもお湯が流れ続けます。 また追い焚きや差し湯、足し湯ができませんので、1~2人暮らしの家庭に適しています。

エコキュート

エコキュート

エコキュートは分類としては電気給湯器になります。 自然冷媒を用いた熱交換器で水を沸かすことができる給湯器で、電気温水器よりもランニングコストが安いという特徴があります。

仕組み

エコキュートの構成としては、積層沸き上げ方式の電気温水器に似ています。 違うのは、タンク内でお湯を作るのではなく、ヒートポンプユニットと呼ばれるエアコンの室外機のような機器でお湯を作るという点です。

  1. 自然冷媒が大気中の熱を取り込む
  2. 自然冷媒を圧縮することで熱を発生させる
  3. 水熱交換器で自然冷媒が作った熱を水に伝える
  4. 水がお湯になりタンク内に戻る
  5. 自然冷媒は膨張され再び待機中の熱を取り込む

とても複雑な仕組みになっていますが、「ヒートポンプによって水をお湯にする」ということと、「お湯をタンク内に貯めておく」ということだけ覚えておきましょう。

選び方

エコキュートは各メーカーがいくつもラインナップしていますので、どれを選んでいいのか分かりにくいですよね。 ここではどのような基準で選ぶべきなのかご紹介します。

家族人数によっての選び方

エコキュートは貯湯型ですので、1日に使用できる容量がタンクの大きさによって決まります。 下記を目安にして、必要なタンク容量を選びましょう。

  • 300L:2~4人
  • 370L:3~5人
  • 460L:4~7人
  • 550L:5~8人

選ぶときの注意点は電気温水器と同じで、1年間で最も大人数になるときを想定しておきましょう。夫婦2人なら300Lで十分ですが、来客などがあると簡単にお湯が不足します。近くに温泉や銭湯があれば、それらを活用することもできますが、そうでない場合は一回り大きなエコキュートを選びましょう。

設置地域ごとの選び方

エコキュートは外気を取り込んでお湯にします。 このため、外気温がマイナス10℃になるような可能性がある場合には、効率的にお湯を沸かすことができません。 雪国などでは、寒冷地仕様のエコキュートを選ぶようにしましょう。

また、海沿いなどではエコキュートを塩害から守る必要があります。 この場合も地域に合ったエコキュートを選びましょう。 標準のエコキュートが全国どこでも利用できるわけではありませんので、購入時には必ず販売店の担当者と相談して仕様を決めてください。

まとめ

給湯器

ここまでいくつかの給湯器について説明してきましたが、どの給湯器を導入するのか、ある程度絞ることができたでしょうか? 給湯器に関しては、どれを選べば正解ということはありません。 家族のライフスタイルや、家全体での光熱費の考え方など、様々な角度から決めなくてはいけません。

いずれの給湯器にも共通しているのは、どれだけのお湯を使うのかを考えて、給湯器を選ぶということです。 この計算をしっかりしておかないと、容量が小さすぎて後悔するケースや、必要以上に高い給湯器を買ってしまうことになります。 まずは、家族がどれくらいのお湯を使っているのかを推定し、それに見合う給湯器を選定するようにしてください。

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい場合は、複数の工務店に見積りを出してもらってしっかり比べてみることです。しかし、自力で信頼できる工務店を探したり、複数の業者とやりとりするのは手間がかかりとても大変ですよね。リフォマなら、全国1,000社の工務店が加盟していますので、あなたの「困った!」を解消してくれる工務店を効率よく探せます。

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