見た目に関する注意点:ドアや床など一箇所だけ浮かないように注意
外から見た時の玄関は、住宅の顔と言われるほどですから、見た目やデザイン重視のリフォームを検討している方も多いのではないでしょうか。
玄関リフォームの見た目に関する主な注意点には、次の二つがあります。
- 外壁と玄関全体の色の相性
- 玄関ポーチのデザイン
外壁と玄関の色の相性
玄関だけの見た目を重視しすぎて、周りの外壁の色や雰囲気から浮いてしまわないように注意しましょう。
特にドアのみを交換する場合は注意が必要です。
ドアは玄関のパーツの中で最も目立つ部分であるため、新しいドアと周りの外壁との色が合っていないと、チグハグな印象が目立ってしまいます。
新しいドアを選ぶ時は、外壁の色と近い色を選ぶことをおすすめします。
例えば、ライトグレーの外壁にはグレー系のドアを選んだり、薄いベージュ系の外壁にはベージュ系のドアを選ぶことで、玄関のデザインに統一感が出ます。
逆にライトグレーの外壁にベージュ系のドアなどを選ぶと、全体がぼやけてしまったり、ドアだけが周りから浮いてしまいます。
玄関のデザインを検討するときには、外壁とドアだけでなく玄関ポーチの部分も考慮に入れましょう。
外壁、ドア、玄関ポーチの3点を踏まえてデザインを考えることが、玄関の見た目を良くするコツです。
もしも予算に余裕があるのであれば、玄関周りの外壁塗装と、玄関ポーチ、ドア交換をまとめてリフォームすると、玄関全体を考慮したデザインが実現できます。
玄関ポーチのデザイン
玄関ポーチ単体も、玄関の見た目を左右する重要なポイントです。
玄関ポーチのデザインはほとんどが床で決まりますので、床材の選び方を説明していきます。
床材にはタイルを使用することが多いです。
タイル材を選ぶ時の注意点は、滑りやすいものや掃除がしにくいものを選ばないことです。
表面がツルツルしているタイル材は掃除がしやすいですが、滑りやすくなります。
一方で、表面がザラザラしているタイル材は滑りにくいですが、掃除はしにくいです。
滑りにくく安全であり、掃除もしやすいタイルを選びましょう。
上記2点を抑えたうえで、次に、デザインを考えましょう。
玄関ポーチのデザインを考える際の注意点は、存在感を出しすぎないことです。
外から玄関を見た時、最初に人が目を付けるのはドアです。
床がドアよりも目立ってしまと、見る人が違和感を感じてしまうからです。
防犯に対する注意点:万全に対策すると高額、防犯カメラの映像は個人情報扱い
宅配便や郵便、近所の住民など、様々な人が出入りする玄関は、見知らぬ人が侵入しても意外と怪しまれないことがあります。
空き巣に入られてしまわぬよう、玄関周りの防犯対策はしっかりと行いたいところです。
玄関周りの防犯対策の注意点は、主に2つあります。
- 費用に関する注意点
- 防犯カメラ設置に関する注意点
一つずつ見ていきましょう。
一式揃えると費用は高額になる
はじめに防犯対策にかかる費用を確認します。
- ドアの鍵交換 2万~4万
- 人感センサー内蔵ポーチライト 4万~6万
- 防犯カメラ機能付きドアホン 20万~40万
一部分のみ対策をしても、空き巣被害を防ぎ切ることは難しいですが、上記の防犯対策一式を揃えるとなると、30万円~50万円程度かかってしまいます。
鍵交換やライトの設置は比較的安価に行うことができますが、防犯対策を万全にするとなると、さらに予算が必要になります。
防犯カメラ設置に関する注意点
防犯カメラを設置することで万全な対策になりますが、1つ注意点があります。
それは、記録された映像は個人情報として扱わなければならない点です。
防犯カメラによって不正に個人情報を取得することは、法律上禁じられています。
そうならないための対策として、他人の住宅の内部を映さないように角度を調節したり、防犯カメラが設置されていることを知らせるように、ステッカーなどを貼っておきましょう。
門扉設置に関する注意点:錆と開口部に注意
玄関リフォームを検討する際に、門扉を新しく設置する方もいるかと思います。
門扉は外と自分の敷地の境界をはっきりと区別させる働きがあり、あるのと無いのとでは防犯的にも大きく違います。
門扉によって敷地の区別がはっきりされてると、不自然な侵入がしずらくなるため空き巣も心理的に侵入しいくく感じます。
大事な役割を持っている門扉ですが、設置する際には注意点があります。
- 錆に注意
- 余裕のある開口部を選ぶ
門扉の素材には金属が使われることが多いので、錆対策が必要です。
錆を防ぐためには、門扉の素材選びが重要になります。
スチールは安価で錆やすく、ステンレスは高価で錆に強いという特徴を持っています。
スチールは空気や水にさらしておくと錆てしまうので、外に設置されている門扉は定期的に塗装が必要になりなります。
安価で設置ができても、後からメンテナンスコストがかかってしまいます。
しかし、ステンレスは錆に強い素材なので、設置の際はコストがかかりますが後からのメンテナンスコストがかかりません。
長く門扉を利用する予定であれば、メンテナンスの手間やコストがかからないステンレス製の門扉をおすすめします。
また、ベビーカーや車椅子を利用する方がいらっしゃるのであれば、通り抜けしやすいように門扉の開口部は余裕を持たせて作ると良いです。
ドア交換リフォームの注意点:ドアの既製品がない場合はリフォーム費用が高くなる
先ほど触れた見た目の他に、ドア交換の際にはもう一つ注意点があります。
ドアの既製品がない場合は、ドア枠ごと交換する必要があり、リフォーム費用が高くなるという点です。
既存のドアが古く既製品が存在しない場合は、他の規格のドアを設置することになります。
そうなった場合、既存のドア枠と新しいドア枠の規格が合わないため、ドア枠ごとの取り換えとなります。
さらに、それに合わせて周りの壁紙も交換する必要が出てくるため、費用が高額になってしまいます。
ドア交換を検討する際には、ドアの既製品がない場合はリフォーム費用が高くなるということを覚えておきましょう。
想定される事例
玄関リフォームを行う際の注意点を把握したところで、次に、よくある玄関リフォームの事例を紹介します。
玄関ポーチのタイル貼り付け
玄関ポーチのデザインを変えたい、床材が劣化しているといった理由で、玄関ポーチをタイルに張り替えるケースです。
はじめに床材を剥がした状態の床に、モルタル材を流し込みます。
表面を平らにならしてタイルを貼り、目地部を整えて施工完了です。
5万円~10万円程度で施工をしてもらえます。
玄関ポーチのリフォームを依頼する前に、見積りの時点でデザインの希望を伝えましょう。
玄関ポーチのデザインは、他の玄関周りとの相性を考慮に入れて考える必要があります。
施工が終わってからイメージと違ったなんてことにならないように、施工業者とよく相談した上で依頼をしましょう。
玄関ポーチに手すりを設置する
お年寄りでも安全に利用できるように、玄関ポーチに手すりを取り付けるケースです。
手すりを設置するときには、利用する人が使いやすい高さに設置することが大事です。
施工にかかる費用は7万円~15万円ほどです。
まとめ
いかがでしたか。
最後に玄関リフォームの際の注意点をまとめます。
- ドアや床など一箇所だけ浮かないように注意
- 防犯対策を万全にすると高額
- 防犯カメラの映像は個人情報として扱われる
- 門扉は錆びにくい素材で開口部に余裕を持って設置する
- ドアの既製品がない場合はリフォーム費用が高くなる
これらの注意点を参考に、納得のいく玄関リフォームをしていきましょう。
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