2018年2月6日

ユニットバスの水漏れの原因や対処方法

ユニットバスの水漏れは蛇口や浴槽の劣化、排水管の詰まりなどが原因です。原因ごとに異なる水漏れを抑える応急処置や、水漏れの原因を完全に無くすためには水道修理業者に修理を依頼すべき理由などをご紹介します。

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ユニットバスの水漏れ

ユニットバスは水漏れトラブルの原因が多く存在する空間です。 床の水浸しや悪臭なども、ユニットバスの水漏れの可能性が高いです。 トイレも一体となったユニットバスでは、トイレを使うたびに水漏れが発生することもあります。

ユニットバスは毎日使用する場所ですので、水漏れしてしまっては非常に不便です。 快適にユニットバスを使うためには水漏れの原因を避け、万一水漏れが発生したら水漏れがひどくならないように対処することが大切です。

ユニットバスの水漏れ原因

ユニットバスの水漏れの原因となる箇所はいくつかありますので、箇所ごとに水漏れの原因をご紹介します。

蛇口の劣化

少量の水が蛇口から漏れている場合は、水栓と給水管の繋ぎ目の緩みが原因であることが多いです。 このような接合部の緩みが原因の場合、ナットやネジを閉め直せば水漏れが直ることがほとんどです。

しかし、特に緩みが見られなかったり、締め直しても水漏れが解消されない場合、蛇口の劣化が考えられます。 見た目だけでは部品に不具合があるのか蛇口が劣化しているのか分かりにくいですが、蛇口の劣化の場合、配管が劣化している可能性もあります。 配管の劣化により水が噴き出す恐れもありますので、水漏れが直るまでは蛇口の取り扱いに十分気をつけなくてはなりません。

蛇口の部品やパッキンが劣化していると、壁が水を伝う状態となり水漏れの被害が広がる恐れがあります。 そのような壁に水が伝ったような状態が見られたら早めに部品の修理を依頼しましょう。

シャワーの劣化

シャワーホースや接合部が劣化するとシャワーヘッドから水漏れが発生します。 シャワーホースやパッキンの交換が必要です。

浴槽のひび割れ

最近のユニットバスの浴槽は頑丈になってきましたが、経年劣化は避けられません。 経年劣化した浴槽は衝撃に弱くなっているため、浴槽に何か落としたりぶつけたりするとひび割れを起こす可能性があります。 浴槽のひびから水漏れしているのであれば、浴槽のひびの補修や浴槽の交換が必要です。

床のコーティングの劣化

タイルとタイルの間に水の侵入を防ぐコーティングがされているものがありますが、コーティングは10年程で劣化します。 また、10年経過していなくても地震ですき間が生じることがあります。 床に水漏れが見られたら、コーティングにひび割れがないか確認してみてください。

トイレの不具合

トイレが一緒になったユニットバスの場合、トイレから水漏れがおきる可能性があります。 便器のヒビや連結部分の劣化、トイレタンクの水漏れなどが考えられます。部品の修理や交換が必要です。

排水管

ここまでは目に見える水漏れの症状をご紹介しましたが、目に見えない水漏れトラブルも存在します。それが「排水管」の水漏れです。 例えば、洗面台の下から水が流れる、または蛇口、シャワーホースやトイレで水漏れが起きていないにも関わらず床が水浸しになるなどあります。

目に見えるトラブルがなければ水漏れに気づくことは難しくなります。 その結果水道料金が高くなったりしますので、その際は排水管周りの水漏れを疑いましょう。

ユニットバスは髪の毛が溜まりやすく、髪の毛が排水管に詰まっていくと水漏れが発生します。 こまめに掃除をして、排水管に汚れを溜めないことが大切ですが、万一詰まってもご自身では手が届きにくく見えにくい場所ですので、排水管の詰まりによる水漏れが疑われたらすぐに業者に修理を依頼しましょう。

ユニットバスの水漏れが生じた時の応急処置

ユニットバスで水漏れが発生しやすい箇所や原因をご紹介しました。ユニットバスの浴槽のひび割れから水が漏れたりシャワーの劣化でシャワーヘッドから水が漏れるだけではなく、床のコーティングにすき間が生じたりトイレにひびが生じる、排水管の詰まりなど様々な原因で水漏れする危険のある箇所はいくつもあります。

水漏れに気がついたらすぐに業者に修理を依頼することで水漏れで生じるリスクを最小限にとどめることができますが、業者に来てもらうまで少しでも水漏れの心配を軽減させたいですよね。そこで、業者が来る前にご自身でもできる水漏れの対処法をご紹介します。

まず、蛇口から水漏れが見られる場合は止水栓を止めておきましょう。止水栓を止めることで業者が来るまでの間漏れる水が増えることはありませんし、蛇口を外した際に水が勢いよく出てくるのを防ぐことができます。トイレや床からの水漏れでも止水栓を止めましょう。

浴槽のひび割れで水漏れしている場合、市販のシーリング材でひびの補修をすれば漏れる水の量を抑えることはできますが、シーリングが劣化すれば再び床が水浸しになる程の水漏れが起きます。シーリング材による補修は一時的なものですので、早急に業者に修理を依頼しましょう。

シャワーホースの劣化が原因の場合、テープで水漏れしている箇所を塞ぐことで水漏れを抑えられます。しかし、わずかなすき間から水が漏れる可能性があるため完全に水漏れを止めることは難しいでしょう。

配管が原因の場合、配管は手の届きにくい場所ですので、業者に見てもらうまで使わないことが最も安全で確実な対策と言えます。配管が原因であれば水を使用するたびに水漏れが起こりますので、水漏れによるトラブルを大きくしないためには使わないことが大切です。

もし配管が手の届きそうな所にあれば、配管の周りをタオルでしっかり巻いてください。それでも水が漏れてくるようであれば、バケツなどで水を受けとめられるようにしておきましょう。ひどい水漏れの時は、蛇口などと同じく止水栓を止めてください。

ユニットバスの水漏れ修理の依頼について

蛇口と水栓の繋ぎ目の緩みなどが原因の水漏れであればすぐに直せますが、ほとんどの水漏れは自力で直すのは難しいです。 業者が来るまでの間水漏れによるトラブルを最小限にとどめるための方法をご紹介しましたが、この方法で水漏れが収まると修理をしなくても良いのではとお考えになるかもしれません。

しかし、これらの方法は一時的に水漏れを止めているに過ぎず、水漏れの原因を無くせたわけではありません。また、現在水漏れしていない箇所でも、業者に見てもらうことで水漏れする危険があると判断されれば事前に対処してもらうことも可能です。

完全に水漏れを解消するためには、ご自身でできる範囲内で応急処置をした後は水道修理業者に修理を依頼することが重要です。トイレや洗面台も一体化したユニットバスで水漏れが起きると、使えないスペースが増えて大変不便です。

水漏れが下の階に影響を与えることもあり、集合住宅では他の住民にも被害を及ぼす恐れがあることからも、早めに修理を依頼しましょう。メーカーや部品の種類で対応が異なることもありますので、業者に修理を依頼する方が確実に水漏れを解消することにつながります。

まとめ

ユニットバスで水漏れが生じる箇所や原因、水漏れを確認した後にすべきことをご紹介しました。ユニットバスは蛇口やシャワー、床のコーティングの劣化や浴槽のひび割れなどお風呂周辺だけではなく、トイレも一体となったユニットバスであれば便器のひびや連結部分の劣化などでも水漏れが発生します。ユニットバスは髪の毛が溜まりやすいため排水管が詰まりやすく、排水管の詰まりが水漏れを引き起こすこともあります。

ユニットバスに水漏れが起きると床が水浸しになったりするだけではなく、悪臭などのトラブルの原因にもなりますので、早急に対処する必要があります。蛇口やトイレなどで水漏れが見られたら、止水栓を止めましょう。浴槽のひび割れが原因であればシーリング材でひびを補修したり、シャワーホースが劣化していればテープで水漏れしている箇所を塞ぐなどが応急処置として使えます。

ただし、完全に水漏れの原因を無くすことにはなっていませんので、早めに水道修理業者に修理を依頼してください。水漏れを直して快適にユニットバスをお使いください。

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監修者:

渡邊 一伸(ナベさん)

大工歴35年。大手ハウスメーカーで2年間現場監督に従事。3000棟以上のリフォーム・住宅修理の工事管理の実績をもつ。阪神淡路大震災においては1年間復興財団に奔走。その後、独立し、会社を10年経営。2016年に1月に株式会社ローカルワークスに入社。