2018年2月5日

3点ユニットバスを分離工事でセパレートタイプにリフォームする方法

3点ユニットバスは分離工事でセパレートタイプにすることが可能です。現在のお風呂とトイレの間に仕切りを設ける方法やトイレを移設してお風呂とトイレを完全に分離する方法がありますが、ご自宅の状況によって選べる工事内容は異なります。3点ユニットバスのメリットやデメリットと合わせて、分離工事の内容や費用についてご紹介します。

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3点ユニットバスとは


3点ユニットバスとはトイレとお風呂、洗面台が一体となった間取りのことで、トイレとお風呂はカーテンで仕切られていることがほとんどです。その他にお風呂と洗面台が一体でトイレが独立している2点ユニットバスというものもありますが、ユニットバスと聞いて多くの方が思い浮かべるのは3点ユニットバスでしょう。

3点ユニットバスのメリット

3点ユニットバスがどんなものか説明しました。 それでは、トイレとお風呂別々のユニットバス等と比べて、3点ユニットバスにはどういったメリットがあるのかご紹介します。

掃除の手間を省ける

お風呂とトイレが一体になっているおかげで、お風呂とトイレを同時に掃除することが可能です。お風呂に入ったついでにトイレの床をシャワーで洗い流すことができるため、こまめな清掃を手軽にすることができます。3点ユニットバスはセパレートタイプと比較すると清掃範囲が小さいことも、掃除の手間を省くことにつながっています。

家賃を抑えられる

お風呂とトイレ、洗面台を一つのスペースに設置することでスペースを抑えられるため、セパレートタイプよりも家賃が安く設定されています。狭い間取りのワンルームでセパレートタイプですと、お風呂とトイレに多くのスペースがとられ、生活スペースが狭くなります。ところが、ユニットバスであればお風呂やトイレのスペースを節約できるため、生活スペースの割合が多くなります。

3点ユニットバスのデメリット

3点ユニットバスのメリットについて説明しましたが、良いことばかりではありません。 デメリットを見ないようにしても選んだときに後悔してしまいます。 ここでは3点ユニットバスのデメリットについてご紹介します。

湯船に浸かりにくい

お風呂のスペースが狭くても浴槽にお湯を張れば湯船に浸かることは可能です。 しかし、お風呂の隣にトイレがあるため、落ち着いて入浴できないという声は多いです。 そのため、ご自宅がユニットバスだという方はシャワーで済ませる方がほとんどです。

身体が洗いにくい

3点ユニットバスでは、バスタブで身体を洗うことになります。 セパレートタイプに比べて身体を洗うスペースは制限されてしまいますので、身体は洗いにくく感じます。

お風呂の収納スペースが限られる

3点ユニットバスには収納棚などが無いため、バスタブの端などにシャンプー類を置くしかありません。 浴室に置きたいものを全て置くことは難しいので、シャワーラックやバスラック、タオルバーシェルフなどを活用して収納スペースを作る必要があります。

2人以上で住むのに不便

お風呂とトイレが別であれば、誰かが入浴中でも気兼ねなくトイレを使用できます。 しかし、お風呂とトイレが同じ部屋にあることで、お風呂が使用中であればトイレに行けないという問題が生じます。 朝お風呂に入る習慣のある方と一緒に住むことになれば、洗面台を使えない時間があり、自分のペースで身支度ができないという問題も考えられます。

2人以上で3点ユニットバスを使用すると、相手の使用状況によっては自分が使いたい時に洗面台やトイレを使用できないために不便だと感じることが多くなります。

3点ユニットバスをセパレートにする分離工事について

3点ユニットバスの特徴をご紹介しました。家賃が安く、清掃をラクに済ませられる3点ユニットバスですが、ゆっくり入浴時間を楽しみたい方には窮屈に感じられます。 また、浴槽の端にしか物を置けないため、浴室に収納したい物が多くある場合はシャワーラックなどで収納スペースを設ける必要があります。 何と言っても、2人以上で暮らしていると、自分の使いたい時にトイレや洗面台を使えない不便さを強く感じます。

現在のお住まいに暮らし始めた当初はユニットバスでも気にならなかったという方でも、使っているうちにデメリットが気になるようになってきた、家族が増えてユニットバスでは不便になってきたなど、お風呂とトイレを分離させたいと考えるようになることは十分あり得ます。そこで、3点ユニットバスの分離工事内容や費用についてご紹介します。

ユニットバスに仕切りを設ける

既存の浴槽辺りに引き戸のようなものを設置して、お風呂とトイレを分離させます。 比較的安価で工事を行うことができるのが特徴で、仕切りの設置やクロスの張り替えといった最低限の工事であれば20~30万円程度で施工可能です。 ただし、仕切り部分に洗面台があれば洗面台を撤去したり、浴槽やトイレの交換、洗面台やシャワーの新設などを行うと100万円近くかかってしまいます。

洗面台の撤去には約10万円、浴槽交換には約10~20万円、トイレ交換には約20万円、洗面台の新設には約15万円、シャワーの新設には約15万円かかります。 また、仕切りの大きさによって価格は変動します。

トイレを移設する

現在のユニットバスの近くにスペースがあれば、そこに新たにトイレを移設させることでお風呂とトイレを分離させることが可能です。 ユニットバスに仕切りを設ける方法ですと、カーテンでお風呂とトイレを仕切っているのと変わらない印象ですが、トイレを移設できれば、お風呂とトイレが完全に分かれた間取りとなります。

ただし、仕切りの設置よりも工事費用がかかり、トイレを新設する際に狭くなるスペースが発生します。 既存のトイレの撤去や新しいトイレスペースの工事や排水管工事などが必要です。

現在のトイレの解体や撤去に約10万円、ユニットバスの防水工事に約5万円、新しいトイレの本体価格に約10万円、トイレ設置スペースの工事に約30万円、排水管工事に約5万円というのは費用相場ですが、間取りによっては150万円程度かかる場合があります。

新たなトイレがユニットバスの近くに設置できないと、トイレ管の延長工事や階下・床下の防水工事も必要となるため、追加で5万円程かかります。 また、ユニットバス全体を新しくすると交換費用約80~120万円が加算されますので、交換が必要か慎重に検討することをおすすめします。

まとめ

3点ユニットバスのメリットやデメリット、分離工事の内容や費用相場をご紹介しました。 お風呂とトイレ、洗面台が一体となった3点ユニットバスは掃除を簡単に済ませることができて、家賃も抑えることが可能ですが、身体を洗いにくかったり湯船に浸かりにくいなど、入浴を楽しみたい方にとってはセパレートタイプの方が満足度が高くなるでしょう。

収納スペースもありませんので、浴室に置きたいものが多い場合はご自身でシャワーラックなどを設置する必要があります。 そして、2人以上で生活していると、誰かが入浴中はトイレや洗面台を使用できないといった不便さは大きなデメリットと言えます。

3点ユニットバスのデメリットが気になるようになってきたら、セパレートタイプへのリフォームを検討してみてください。 お風呂とトイレの間に仕切りを設置する手軽なものからトイレを移設するものまでありますので、予算やご自宅の状況に合わせた分離工事で利便性と快適性を高めましょう。

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