2024年12月13日

メーカー別で比較するユニットバス

メーカー別で比較するユニットバスをご紹介しています。ユニットバスを販売する各メーカーは、企業独自の強みを生かし、保温性やお掃除のしやすさ、バリアフリー対応など多彩な商品を幅広く開発中です。メーカーごとの特徴や価格帯、アフターサポート体制もポイントになるので、用途やライフスタイルに合わせてじっくり検討しましょう。メーカー別の特徴を押さえて、ご自身のニーズに合ったユニットバスを見つけてください。

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出典:freeimages.com

浴室の種類

浴室のリフォームは、「ユニットバス(システムバス)」「在来工法」の2種類存在します。
ユニットバスについて詳しくご紹介する前に、浴室の種類の違いを見ていきましょう。

在来工法

在来工法とは、日本古来から伝わる伝統的な建築方法です。
「木造軸組工法」とも呼ばれ、建物の基盤となる柱、梁の間に木材などを斜めに入れて補強する「筋交い」で組み合わせていきます。
戸建て住宅に多く見られる工法ですが、最近では衰退してきている傾向にあります。

<メリット>

  • 浴室の間取り、デザインが自由
  • 補強によって耐久性が強い

<デメリット>

  • 防水、断熱効果が低い
  • 工期と費用がかかる

ユニットバス

ユニットバスは、天井・壁・浴槽などの浴室が一体化した浴室です。
浴室全体をセットとして商品化されており、規格サイズが決まっています。

ワンルームマンションに多く見られる、洗面台・トイレが浴室と一緒になっているものが、ユニットバスの認識として広まっています。
しかし洗面台・トイレが別であっても、規格サイズが決まっており浴室全体が一つの商品という概念であれば、ユニットバスと言います。
マンションなどの集合住宅の主流になっている浴室です。

<メリット>

  • 豊富な種類の商品から選べる
  • 工期が短く、費用が抑えられる

<デメリット>

  • 間取りが規格サイズによって制限される
  • ヒノキなどの特殊な浴槽は設置できない

ユニットバスを選ぶポイント

ユニットバスは各メーカーが強みや特性を生かして商品販売しており、豊富な種類の中から選ぶことができます。
お年寄りや小さなお子様でも入浴しやすい設計の商品もあり、あらゆるニーズに対応しているのが魅力です。

メーカーや商品が豊富な一方で、何を基準にして選べばいいかの判断に迷う方が多いのも事実です。
まずはユニットバスを選ぶポイントとして、目的と機能で見ていきましょう。

目的別ポイント

ユニットバスを選ぶとき、どんな目的を優先するかで選ぶのがポイントのひとつです。
各メーカーそれぞれで目的別の強みがあるので、確認してみると良いでしょう。
挙げられる代表的な目的は以下の通りです。

見た目の高級感にこだわりたい

各メーカーでは、高級感にこだわりぬいたハイブランドのユニットバスが開発されています。
ただ単に清潔を保つための目的ではなく、浴室をリラックス空間として作り出しました。
各メーカーが自信を持って提供しているブランドのシリーズを見てみると良いでしょう。

小さなお子様やお年寄りも入浴しやすい

多くのメーカーでは、どんな家族構成のご家庭でも入浴しやすい設計のものを開発しています。
お年寄りが安全に入浴できるよう、床が滑りにくくなっていたり、手すりが標準搭載されていたりします。

お子様の目線に合わせた洗面カウンターの設置、浴槽の高さの選択ができる商品もあります。
ご家庭の家族構成を考慮した目的で選ぶのがポイントです。

機能別ポイント

ユニットバスは規格サイズによって、間取りや広さが制限されます。
その分、各メーカーは浴室内のカスタマイズや独自の機能を売り出している場合が多いです。

機能別で選ぶ場合のポイントを見ていきましょう。

オーバーヘッドシャワー

オーバーヘッドシャワーは、天井に近い部分に取付ける流水口の大きなシャワーです。
浴槽に入る時間がなくても、全身を温めたい、リラックスしたい場合にお勧めです。

高いところからシャワーが出るので、広範囲に渡って浴びることができます。
シャワーを片手で持つ必要もないので、両手で洗身や洗髪が行えます。

バスサウンド・テレビ

浴槽につかっている間、時間を持て余してしまう方にお勧めの機能です。
浴室の天井に防水スピーカー、壁に防水テレビを取付け、入浴しながら音楽やラジオ、テレビ番組や映画などを楽しむことができます。
バスサウンド・テレビはオプションとなるので、費用は標準価格に追加されるので予算に注意しましょう。

メーカー別ブランドの紹介

ユニットバスを販売しているメーカーは多くあります。
ここからは、メーカーの代表的なブランド、強みや特徴を比較していきましょう。

TOTO(東陶)


出典:toto.co.jp

会社の特徴

TOTOと言えば「トイレ」の開発に非常に強いメーカーです。
「ウォシュレット」を開発し、日本に温水洗浄便座を普及させるきっかけを作りました。
トイレ以外の水回りであるキッチンやユニットバスも展開し、「水回りと言えば」という言ワードでまっ先に浮かぶメーカーです。

ユニットバスブランド

TOTOユニットバスブランドは、「sazana(サザナ)」「SYNLA(シンラ)」です。
TOTOはトイレの開発から得たものをユニットバスへ応用しています。
トイレは掃除で清潔を保つことが必要ですが、掃除の手間を軽減する技術が強みです。

  • サザナ
    サザナは:「掃除のしやすさ」にこだわったユニットバス*で、毎日のお手入れの手間を軽減させる構造が満載です。
    浴室の汚れの原因となる水垢やカビの繁殖を抑えるための床や、汚れが付着しにくい浴槽や鏡を開発しています。

  • シンラ
    シンラはTOTOユニットバスのハイブランドです。
    高級感を実現させるため、徹底したこだわりの照明・機能で、アプローチを仕掛けています。

LIXIL(リクシル)


出典:http://www.lixil.co.jp/

会社の特徴

リクシルは、住宅のあらゆる設備に関する企画・商品開発を行っている事業です。
日本に留まらず、海外にもグローバルに事業展開しています。

ユニットバスブランド

リクシルのユニットバスブランドは、「SPAGE(スパージュ)」「Arise(アライズ)」「RENOBIO V(リノビオV)」です。
ブランドによってマンション用、戸建て住宅用があり、とにかく高級感にこだわったものや、手軽なものまで幅広く販売しています。
中でもオプションである32型の液晶バステレビは、他メーカーには真似できないクオリティです。

  • スパージュ
    スパージュはマンションでも戸建てでも設置可能な、リクシルで最もハイブランドなユニットバスです。
    浴室いっぱいに足を伸ばしてくつろぎながら、肩湯で体が冷えない設計を取り入れています。
    様々なオプションで、くつろぎの空間にこだわりぬいた浴室を演出できます。

  • アライズ
    アライズは戸建て住宅専用のユニットバスです。
    スパージュ程ではなく、もう少し手軽にリラックス空間を作り出したい方に向けに販売されています。

  • リノビオV
    リノビオVはマンション専用のユニットバスです。
    浴槽に人造大理石を採用し、保温効果と汚れの付着を抑えています。

Panasonic(パナソニック)


出典:panasonic.jp

会社の特徴

パナソニックは主に電化製品を開発しているメーカーです。
事業の幅を広げ、住宅設備なども展開しています。

ユニットバスブランド

パナソニックのユニットバスブランドは、「L-CLASS BATH ROOM(Lクラスバスルーム)」「Refoms(リフォムス)」「Oflora(オフローラ)」です。
美容に関する家電製品開発の技術を生かした、美容機能が強みとなっています。
入浴剤を用いず、お湯にミクロの酸素を作り出す「酸素美泡湯」はパナソニック独自の機能です。

  • Lクラスバスルーム
    Lクラスバスルームはパナソニックのユニットバスで最もハイブランドな商品です。
    2016年にグッドデザイン賞を受賞している程、見た目の高級感だけでなく機能性にこだわり抜いています。

  • リフォムス
    リフォムスは、とことん暖かさにこだわったユニットバスです。
    浴室全体に丸ごと断熱加工を施して、入る前も入った後も暖かい空間を実現させています。

  • オフローラ
    オフローラは、パナソニックが誇る美容機能満載のユニットバスです。
    広々とした空間がほしい方でも、リフォームしやすい設計になっています。

Cleanup(クリナップ)


出典:cleanup.jp

会社の特徴

クリナップは「キッチンから笑顔を作ろう」とステートメントしています。
キッチンに最も強いメーカーですが、ユニットバスなどの他の水回りにも開発を進めている企業です。

ユニットバスブランド

クリナップのユニットバスブランドは「AQULIA-BATH(アクリアバス)」「yuasis(ユアシス)」です。
お年寄りや小さなお子様でも、安心・安全に入浴できるよう、浴槽の高さを低めにするなどが考慮された空間です。

  • アクリアバス
    アクリアバスは断熱加工にこだわり、暖かさを実現させています。
    お年寄りの方も安全に入浴できるよう、手すりや滑りにくい床が標準で採用されています。

  • ユアシス
    ユアシスも暖かさと、安心・安全にこだわりを持ったユニットバスです。
    設置の際には細かいところまでカスタマイズできる、セレクト方式が魅力です。

Toclas(トクラス)


出典:toclas.co.jp

会社の特徴

トクラスはキッチン、ユニットバス、洗面台など水回り専門に事業を展開しています。
水回りに専門ならではの研究開発から生まれた、独自の商品を販売している企業です。

ユニットバスブランド

トクラスのユニットバスブランドは、「STORY(ストーリー)」「Beaut(ビュート)」です。
シンプルながらも、多彩な機能を兼ね備えているのが強みです。

  • ストーリー
    ストーリーはシンプルさにこだわったことで、広々とした空間作りを実現しています。
    シンプルながらも、リラックスできるよう浴槽の設計も忘れてはいません。

  • ビュート
    ビュートは、「人間化学」を基本に考えられた空間作りにこだわっています。
    どんな家族構成でも使いやすい設計で、入浴する人を選ばない優しいユニットバスです。

Housetec(ハウステック)


出典:housetec.co.jp

会社の特徴

ハウステックは、キッチン、ユニットバス、洗面台などの水回りに特化しています。
ヤマダ電機グループの企業なので、電化製品の開発技術を応用しています。

ユニットバスブランド

ハウステックのユニットバスブランドは、「Felite plus(フェリテプラス)」「COCUAS(コキュアス)」です。
長持ちにこだわり、メンテナンスの手間を軽減させた設計になっています。

  • フェリテプラス
    フェリテプラスは、「10年後も安心して使える」をコンセプトにしたユニットバスです。
    ご家族が二世代、三世代に渡っても安心して使い続けられるよう、耐久性に強い設計になっています。

  • コキュアス
    コキュアスは贅沢な空間作りにこだわりました。
    浴槽内も滑りにくく、段差も限りなく排除したことで、足腰の悪い方も安心して入浴できます。

Takara standard(タカラスタンダード)


出典:takara-standard.co.jp

会社の特徴

タカラスタンダードは、キッチン、ユニットバス、洗面台を中心に展開している企業です。
中でも「ホーロー建材」の開発に注力しており、高品位なホーロー建材を用いた商品が魅力と言えます。

ユニットバスブランド

タカラスタンダードのユニットバスブランドは、「PREDENCIA(プレデンシア)」「LERAGE(レラージュ)」です。
高品位のホーロー建材を使用することで、掃除の手間を大幅に減らしているのが強みとなっています。

  • プレデンシア
    プレデンシアは、鋳物ホーローを浴槽に使用したユニットバスです。
    鋳物ホーローは、体全体を芯から温める作用があり、保温性が抜群です。

  • レラージュ
    レラージュは、アクリル人造大理石を浴槽に使用したユニットバスです。
    保温性はもちろん、見た目の高級感も作り出せる魅力があります。

まとめ:ご自身に見合った浴室は必ずある

ユニットバスは各メーカーが競合しているため、高品質なものが日々研究開発されています。
おかげで、どんな方でもニーズに沿った特長や機能を兼ね備えた商品が必ず見つかるはずです。

各メーカーの強みと技術を考慮して、ご自身に合う空間を実現させましょう。

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