2018年11月15日

浴室にテレビを設置する費用はいくら? テレビの種類や選び方も解説

浴室にテレビを設置したい方は多いと思いますが、色々なメーカーが商品を出しているので、どれを買えばいいか迷ってしまいますよね。ここでは、浴室に設置できるテレビの商品とその特徴を紹介するだけでなく、選び方のポイントや工事の費用相場、設置するときの注意点についても解説します。

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浴室にテレビを設置する際の費用相場

テレビの種類設置費用
壁掛け10万~14万円
埋め込み12万~22万円
ポータブル2万〜6万円

テレビの本体価格は、テレビの大きさや価格で異なりますが、上記が相場となります。ポータブル以外の浴室テレビの設置工事は、配線を通すための工事やアンテナの接続を行います。また、給湯リモコンがテレビの取付け面に設置されている場合などは追加工事が必要となり、費用は高くなります。

浴室に設置できるテレビには種類がある

浴室テレビ

浴室テレビは、取付け方法の他、地デジかワンセグかなど、様々な違いがあり、費用やメリット・デメリットが異なります。ここでは3種類のテレビの種類についてご紹介しますので、あなたに適した種類を見つけてみましょう。

壁掛け式

最近は薄型で軽量なテレビが多いため、壁に掛けてテレビを取付ける方が増えています。配線工事だけでテレビを設置できますので、設置のための費用を抑えることができます。壁面があればどこにでも設置できるというメリットもあります。

壁掛けキットが付いている防水テレビを購入し、ご自身で取付けられる方がいらっしゃいますが、壁に固定したビスが外れて落下する可能性があります。業者に取付けを依頼すれば、保証期間内であれば原状回復をしてもらえて安心です。

埋め込み式

壁に直接埋め込んで取り付けるため、落下の心配がなく、壁掛けと比較すると壁の凹凸が少なくなるため、スタイリッシュな印象になります。建物のアンテナから浴室テレビにアンテナを接続することが多いため、室内のテレビと同程度の画質を楽しむことが可能です。

しかし、テレビ本体と工事費が高いため、まとまった初期費用が必要になります。テレビが故障した際も大がかりな工事をすることがあるため、費用がかかるというデメリットもあります。新築に設置するのには適していますが、後付の場合はあまりおすすめできません。

ポータブル

浴室にテレビを設置したいけれど、高額な費用をかけても浴室でいずれテレビを観なくなることが不安という方は、持ち運び可能なポータブルがおすすめです。お風呂がそれほど広くなくても、ポータブルであれば十分楽しむことができます。

初期費用は抑えられますが、テレビの電源がなくなる度に充電しなくてはならず、電波が浴室まで届かなければ観ることができないというのがデメリットです。また、防水機能がしっかりしているものを選ばないと、水没で壊れてしまうこともあります。

浴室テレビを選ぶときのポイント

浴室テレビは商品によって機能が違いますし、浴室内の過ごし方を左右する重要なものです。ここでは、浴室テレビをどのような点に気をつけて選ぶべきかを説明しています。

テレビの大きさと質で選ぶ

テレビの大きさや画質は、浴室でテレビを観ている時間の充実度に関わります。テレビの質にこだわりたい方だけでなく、費用を優先してたい方も、予算とテレビの質とのバランスを考えて選ばないと、画面が見にくくてテレビを楽しめないということになりかねません。

予算の他に、入浴スタイルや観たい番組もテレビを選ぶ上で重要なポイントとなります。半身浴が習慣になっている方でしたら、大画面で画質の綺麗なものがおすすめですが、湯船に浸かる機会がほとんどない方は、画面の大きさや画質を抑えたものでも物足りなさは感じないでしょう。

音楽番組をよく観る方でしたら、音質の良さを見極めることも大切です。予算やどのように入浴を楽しみたいかを考慮して、浴室のテレビを選んでください。

付帯機能で選ぶ

各メーカーとも、浴室でよりテレビを楽しめるように様々な機能を搭載した商品を販売しています。たとえば、浴室テレビで番組表を表示できるのはもちろんのこと、指定した時間にテレビの電源が切れる機能、浴室外のDVDプレイヤーと接続して浴室内でもDVDを楽しめる機能などがあります。最近ではインターネットにつながって、YouTubeを見ることができるテレビも人気があります。

ポータブルテレビを選ぶ場合には防水機能も重視しましょう。防水性はIPX5以上が最低限必要になりますが、水没させてしまうのが怖いという方はIPX7以上のものを選びましょう。また、連続再生時間も確認してください。1回に1時間しか見なくても、毎回充電するのも大変ですので、できれば4時間以上再生できる製品がおすすめです。

高機能な浴室テレビは便利ですが、機能や性能が良いものほど価格も上がりますので、必要な機能は慎重に見極めましょう。  

地デジ・ワンセグに対応しているものにする

浴室テレビは、地デジ対応のものとワンセグ対応のものに分かれます。地デジ対応の場合、画面サイズが幅広く揃っており、画質が綺麗なのが特徴です。商品によってはBSやCS放送に対応しているものもあります。高品質な分、本体価格は高くなります。

ワンセグ対応の場合、地デジのものと比較すると本体価格が大幅に安いといえます。しかし、テレビの画面サイズは小さいものが中心のため、大きなテレビを取付けたい方は、気に入るサイズが見つけられないかもしれません。また、画質が荒いものも多いため、テレビの質と価格のどちらを優先したいかを明確にすることで、選ぶべきテレビが見えてきます。

浴室にテレビを設置するとどんなメリットがあるの?

浴室テレビ

浴室にテレビを設置することで、入浴時間にリラックスしやすくなります。リラックスすることで、入浴以外にも嬉しい効果が期待されます。浴室にテレビがあることでどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

入浴時間を楽しくする

美容や健康のために半身浴を取り入れている方は多いようです。半身浴はぬるま湯に長時間浸かることが大切です。しかし、何もせずに入浴しているだけですと、つまらなく感じることもあるでしょう。浴室にテレビがあると、長い入浴時間が辛いと感じにくくなるため、半身浴を毎日でも続けやすくなります。

家族の仲を深めるきっかけになる

小さなお子さんがいるご家庭では、リビングのテレビに夢中になり、お子さんがなかなかお風呂に入らないということが一度はあるのではないでしょうか。 浴室テレビがあれば、お風呂でもテレビを見れるので、お子さんをお風呂に入れやすくなります。

そして、お風呂に入れば、気持ちが落ち着きリラックスできますよね。 お子さんと楽しいコミュニケーションを取りながらお風呂に入ることで、家族の仲を深めることにつながります。

浴室テレビの設置で注意すべきこと

浴室テレビ

浴室テレビの設置には、浴室の状態を正確に判断したり、資格の必要な工事があります。ここでは、浴室テレビ設置の注意点についてご紹介します。

DIYでの設置は難しい

DIYに慣れている方でしたら、テレビの設置くらい自分でできそうだと思うかもしれませんが、実はDIYでの設置によって起きるトラブルが問題になっています。そもそも電化製品の取り付けを行うための電気工事は、感電などの危険が伴うため有資格者でないと認められていません。一見すると簡単に思える配線工事も、漏電などのリスクを伴います。

このため、正確にはDIYでの設置は「難しい」ではなく「してはいけません」。工事費用がもったいないからといって、自己責任で設置しようとする人もいるかもしれませんが、防水処理をきちんとしなかったことで、テレビだけでなくお風呂場そのものを傷めてしまうこともあります。

一軒家でしたら被害は自宅だけで済みますが、マンションになると損害賠償問題になるケースもあります。数万円の出費を惜しんだことで、多額の損害賠償を請求されることになりかねません。浴室テレビの設置は必ず専門業者に依頼しましょう。予算的に難しい場合は、ポータブルテレビを選んでください。

電波状況を確認する

電波は建物や壁に当たると、反射して届きにくくなります。浴室は壁が多いため、電波が通りにくい空間と言えます。無線LANやWi-Fiを使っても、テレビの映りが悪ければ、アンテナの増設工事が必要となるでしょう。電波の確保の工事が面倒であれば、埋め込み式の浴室テレビ設置を施工経験が豊富な業者に依頼することをおすすめします。

浴室テレビで人気の商品をご紹介

浴室テレビで検索するととても多くの種類のテレビが出てきて、どれを選んでいいのか悩んでしまいますよね。ここでは安全性や使い勝手の良さを考慮した、おすすめしたい人気の浴室テレビをご紹介します。

Panasonic 出典:Panasonic

●パナソニック地デジ専用バステレビ
型式:GK9HX1600
実売価格:約17万円~23万円

浴室壁面に取り付け穴を開けて、金具で挟み込む形で設置する浴室テレビです。本体とは別に電源チューナーボックスがあり、そちらにTVアンテナと電源を接続します。基本的には地デジを見るだけしか使えませんが、取付工事も簡単ですので後付けするのに最適です。

Panasonic 出典:Panasonic

●パナソニック・プライベート・ビエラ
型式:UN-15TDX7
実売価格:約10万~13万円

ポータブルタイプの浴室テレビで、テレビ視聴だけでなく録画やブルーレイディスク、DVD、ラジオ、そしてインターネットまで楽しめる万能の1台です。最大6チャンネルを16日分自動で録画できますので、話題のドラマやバラエティ番組を見逃した時にも、過去にさかのぼって番組をお楽しめます。

リンナイ 出典:リンナイ

●リンナイ浴室テレビ
型式:DS-1600HV
実売価格:約9万~13万円

地デジだけでなく、BS/110度CSデジタルハイビジョンも視聴可能な浴室テレビです。防水リモコンが付属していますので、浴槽に入りながらの操作が可能です。オプションでスピーカーシステムへの音声出力ができ、映画や音楽などをより楽しめるテレビです。

東芝 出典:東芝

●東芝・REGZA 10.1V型ポータブル防水テレビ
型式:10WP1
実売価格:約2.5万~4万円

こちらもポータブルタイプの浴室テレビで、大型スピーカーが内蔵されている上に、Bluetoothにも対応しています。画面はとても美しいIPS液晶を採用し、節電モードを使えば最大約4時間の視聴が可能な1台です。ワンセグにも対応していますので、家以外でのテレビ視聴も可能です。

まとめ

最近は防水のタブレットなども増えてきましたので、浴室内でのリラックス方法の幅が広がりましたが、それでも、浴室でゆっくりテレビを見たいという方もいますよね。最新の浴室テレビならDVDやブルーレイディスクも楽しめますし、何よりも画質がとてもいいことを考えると、浴室テレビはタブレットに負けない魅力があります。

ただ、後付で浴室テレビを設置するとなると、工事費用が高くなってしまいます。特に埋込みタイプはテレビそのものの価格も高いため、後付にするなら壁掛けかポータブルがおすすめです。ただし、壁掛けでも配線工事は専門の業者に依頼する必要があります。浴室での電気工事は危険を伴いますので、DIYでの設置は行わずに、必ず電気工事業者にお願いしてください。

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監修者:

渡邊 一伸(ナベさん)

大工歴35年。大手ハウスメーカーで2年間現場監督に従事。3000棟以上のリフォーム・住宅修理の工事管理の実績をもつ。阪神淡路大震災においては1年間復興財団に奔走。その後、独立し、会社を10年経営。2016年に1月に株式会社ローカルワークスに入社。