お風呂リフォームの種類
お風呂などの水まわりは、必ずと言っていいほど年数と共に何かしらの不具合が現れてくるところです。そのため、お風呂全体のリフォームや設備の交換、修理などが必要になります。 お風呂のリフォームには様々なものがありますが、大掛かりなリフォームは以下の2つです。
- ユニットバスからユニットバスにリフォーム
- 在来浴室(タイル風呂)からユニットバスにリフォーム
その他にも浴槽、給湯器、換気扇の交換、水栓などの水漏れ修理などがあります。 また、浴室内で起こる事故を未然に防ぐためのリフォームも多く見られます。 主なものは、浴室内での転倒防止に役立つ手すりの取付けや、つまずきやすい脱衣所と浴室の段差をなくすバリアフリー化などです。
リフォーム工事で施工期間が変わってしまうのはなぜ?
工事中は、お風呂が使えなくなることもあるため、少しでも工事にかかる時間を短縮してほしいと思う方がほとんどだと思います。 そして、工事が終わるまでどれくらいの日数がかかるのか把握できると安心ですよね。
冒頭でもご紹介したように、お風呂のリフォームには様々な種類があります。 当然、「リフォームの内容」によって施工期間は変わってきます。 しかし、この他にも施工期間に影響するものがあります。それは「リフォームをする時期」と「リフォーム会社の工程の組み方」です。
では、なぜこの3つの事柄が施工期間に影響してしまうのでしょうか。その理由について詳しく説明します。
1.リフォーム工事の内容
どんなリフォーム工事でも、その内容によって必要な工事が異なるため、施工期間も変わってきます。お風呂の代表的なリフォームにかかる日数を例にしてみます。 浴槽、給湯器、換気扇などお風呂の設備交換といった部分的なリフォームは、1日あれば終わることがほとんどです。 しかし、ユニットバスごと取り替えるようなお風呂全体をリフォームする場合は、平均するとだいたい5日から10日程度の施工期間を要します。
2.リフォーム工事をする時期
施工日数は、リフォーム工事をする時期によって変わることもあります。 特に、年末や年度末は色々な工事が集中し、工事の内容に関係なく職人不足で思うように工事が進まないことが懸念されます。 工事にあまり時間をかけたくないときには、繁忙期以外の時期に工事を依頼すると良いでしょう。よほどのトラブルなどがない限りは、通常通りの日数で工事を終わらせることができるはずです。
また、床にコンクリート打設をして基礎工事をする必要があるような、在来浴室をユニットバスにリフォームする場合は、季節が影響することもあります。 これは気温や湿度が違う真夏と真冬とでは、コンクリートの乾くスピードが変わり、コンクリートの強度を確保するために必要な養生期間が異なるためです。
3.リフォーム会社の工程の組み方
お風呂などの水まわりをリフォームするときは、普段は見えていない土台や柱などの構造材が腐食して傷んでいることが多いです。構造材がどんな状態になっているのかは、工事を始めてみなければ分からないことですが、中にはこのようなケースに備えて、予備日を設けた工程を組んでいる会社もあります。 もし工事期間が少し長めに設けられている場合は、その理由をリフォーム会社に確認しておくと安心です。
お風呂の代表的なリフォームの施工期間と工程
「ユニットバスからユニットバスにリフォーム」、「在来浴室からユニットバスにリフォーム」する場合、それぞれのリフォームにかかる日数や工程についてご紹介します。
この2つのリフォームの施工日数と工程を比較すると、在来浴室からリフォームする方がやや工事も複雑で施工日数も多くかかります。 また、予定外の補修などが必要になった場合は、両者ともに工期が延びる可能性があります。
ユニットバスからユニットバスにリフォームする場合
最初に、ユニットバスからユニットバスにリフォームするときの施工日数と、工程について簡単に説明します。
施工日数
ユニットバスは0.75坪、1.0坪、1.25坪、1.5坪とサイズが規格化されていることをご存知でしょうか。 同じサイズの新しいユニットバスをそのまま設置するだけなら、工事は5日間程度で終了します。 ただし、今の浴室よりも大きなサイズのユニットバスを設置する場合は、壁の解体などの工程が加わるので1週間以上かかることがあります。
工程
基本的な工程は以下のとおりです。それぞれの工程について詳しくみていきましょう。
- 工程1:古いユニットバスの解体
まずはユニットバスを解体したり搬入する際に、搬入出経路の床や壁にボードやテープを貼ってそれらが傷つかないように保護(養生)します。 次に古いユニットバスを解体し、新しいユニットバスを取付けるための準備をします。また、補修が必要な場合はこの時点で行います。
- 工程2:新しいユニットバスの組み立て・配管工事
部品がバラバラの状態のユニットバスを現場で組み立てます。設置するユニットバスの仕様に合わせて配管工事を行います。
- 工程3:新しいユニットバスの設置・周辺壁の造作
お風呂に床、壁パネルの骨組みを設置して壁パネル、ドアを取付けます。換気扇、天井を取付けた後、最後に浴槽を据付けます。 解体後の壁部分をきれいに作り直して工事完了です。
在来浴室からユニットバスにリフォームする場合
次に、在来浴室をユニットバスにリフォームするときの施工日数と工程について、簡単に説明します。
施工日数
在来浴室とユニットバスは、基本的な構造が異なるため、先にご紹介したユニットバスからユニットバスへリフォームするような簡単な工事ではありません。 壁、床、天井が組み立て式のユニットバスに対し、在来浴室は壁、床、天井にタイルを貼るなどして、職人の手で一から作り上げられています。
従ってユニットバスに比べると施工に手間がかかっている分だけ、取り壊しなどの作業にも時間が必要になるのです。 通常、工事は1週間から10日程度で終了しますが、コンクリートの養生次第では、工期が延びる可能性もあります。
工程
基本的な工程は以下のとおりです。それぞれの工程について詳しくみていきましょう。
- 工程1:在来浴室の解体
まず在来浴室を解体する前に、搬入出経路の床や壁にボードやテープを貼ってそれらが傷つかないように保護(養生)します。 次にユニットバスが入るスペースを確保するために、在来浴室の内装をすべて撤去して解体していきます。
- 工程2:木工事
浴室と洗面脱衣所との間仕切りも部分的に解体する必要があるため、基礎となる壁の下地や扉の木枠、床の張り替えを行います。 また、補修が必要な場合はこの時点で行います。
- 工程3:給排水設備工事、電気工事
給水管や排水管の設置及び、ガスの給湯管の設置、照明やリモコンスイッチなどの電気配線工事を行います。
- 工程4:土間コンクリート打設工事
ユニットバスを設置する前に、床部分にコンクリートを打設して基礎を作ります。 しっかりと養生させることが必要なため、十分な養生期間が設けられます。
- 工程5:ユニットバス組立て・配管工事
部品がバラバラの状態のユニットバスを現場で組み立てます。設置するユニットバスの仕様に合わせて配管工事を行います。
- 工程6:新しいユニットバスの設置・周辺壁の造作
お風呂に床、壁パネルの骨組みを設置して壁パネル、ドアを取付けます。換気扇、天井を取付けた後、最後に浴槽を据付けます。 解体後の壁部分をきれいに作り直して工事完了です。
まとめ
「ユニットバスからユニットバス」、「在来浴室からユニットバス」にぞれぞれリフォームするときの施工日数や工程についてご紹介しました。
この二つのリフォーム例からも分かるように、ユニットバスと在来浴室はそもそもの構造の違いから、施工にかかる日数や工事内容が異なります。 また施工日数は、リフォームの内容はもちろんのこと、リフォームする時期や、リフォーム会社の工程の組み方によって変わってくることがあります。
今回ご紹介した内容は、基本的な知識として知っておくと役立ちますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
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