一時的にお風呂の栓の代わりにできるものを探す
お風呂の栓が壊れてしまうと、当然浴槽にお湯をためることができません。「湯船につかることができない」、「シャワーで我慢した」などお風呂に入ることが習慣の方にはかなりつらいですよね。
まずは、お風呂の栓が壊れてしまった際、一時的にお風呂の栓として代用できるものと、その使用方法をご紹介します。 どれも応急処置として有効な方法ですので、参考にしてみてください。
お風呂の栓の代わりになるのは以下の3つです。
①ビニール袋
浴槽にお湯をためる前に、ご自宅にある、「ビニール袋」(スーパーのレジ袋など)を、お風呂の栓(穴)の上に広げておきます。 お湯が浴槽にたまっていくと、水圧でビニール袋が排水口に徐々に吸い込まれていき、ビニール袋が栓のような役割を果たしてくれます。
②ビニール袋、スーパーボール
お祭りや縁日などでよく目にする、「スーパーボール」がご自宅にある方は、ビニール袋と一緒に使用してみましょう。 先にご紹介した、ビニール袋のみのですと、ビニール袋がずれたり、破れてしまい排水口に吸い込まれることがあります。
ビニール袋の上にスーパーボールで栓をすることで、より頑丈な栓として使用することができます。
③ゴム栓(劣化したもの)、ラップ
ゴム栓が劣化してひびなどが入っている場合は、ゴム栓に「ラップ」を巻きつけて、栓をしてみてください。また、ビニール袋のように、最初にラップを排水口に敷いてから、ゴム栓をしてみるのも良いでしょう。
劣化したゴム栓の隙間をラップが保護してくれるので、浴槽に栓をすることができます。
実際に交換する前にお風呂の栓の確認をする
お風呂の栓は、「ワンプッシュ排水栓」と、「ゴム栓」の2種類です。さらに、ゴム栓は鎖ごと交換するタイプと、ゴム栓のみを交換するタイプに分かれます。 現在使用している栓以外は基本使用できませんので、必ず同じタイプのものに交換してください。
ワンプッシュ排水栓
ワンプッシュ排水栓は、ユニットバスの浴槽に多く見られ、浴槽の上部についているボタンを押すと、排水口の排水栓が開閉する仕組みです。 ボタンと、排水栓は浴槽内部で「レリース」と呼ばれる線でつながっており、その部分が劣化すると、ボタンを押しても栓が動かないなどの不具合が起こります。
ゴム栓
ゴム栓は、通常鎖とつながっていますが、鎖ごと、もしくはゴム栓のみを交換するタイプに分かれます。 浴槽に取付けられている鎖の付け根部分の形状で、どのタイプかが分かりますので、取扱説明書を見て確認してください。
- 鎖ごと交換するタイプ
出典:楽天市場
鎖ごと交換する場合は、ヒートン(排水栓の鎖を浴槽に取付ける金具)によって、DIYで作業ができないことがあるので注意してください。 また、鎖付ゴム栓にはしっかり止水ができる、「W型」や「おもりつき」などの種類もありますので、ご自宅に適したものを選ぶと良いでしょう。
- ゴム栓のみを交換するタイプ
出典:楽天市場
ゴム栓のみを交換する際は、排水口のサイズ(口径)を測ってサイズに合ったものを選ばなければなりません。
メーカーによって形状やサイズも異なるため、どれを選んだらいいのか迷われたときは、古いゴム栓をホームセンターに持って行き、店員に相談するのがおすすめです。
お風呂の栓をDIYで交換するときの手順
お風呂の栓が壊れた場合、DIYで交換することもできます。 ゴム栓、プッシュ栓の交換手順を簡単に説明しますので、作業をされる際に参考にしてみてください。
ゴム栓の場合
先に説明しましたとおり、ゴム栓はゴム栓のみを交換するものと、鎖ごと交換しなければならないものに分かれます。
ゴム栓だけ交換する
- 1.ゴム栓をチェーンのリングから外す(留め具が硬くなっているときは、マイナスドライバーを使用すると、取り外しがしやすくなります)
- 2.新しいゴム栓をチェーンのリングに取付ける
鎖ごと交換する
【ヒートン「ねじ固定タイプ」】
(交換手順)
- 1.ゴム栓から古い鎖を取り外し、新しい鎖を取付ける
- 2.作業中、排水口に小さなネジなどが落ちないように、排水口にゴム栓をしておく
- 3.プラスドライバーで、ヒートンを固定してあるねじを外す。中の鎖をとり除き、新しい鎖を差し込む。
- 4.ヒートン上部の突起部を浴槽側の受けからずらしてはめ込む
- 5.ヒートンを右に回してねじ穴に入れる
- 6.ネジでヒートンを固定する
【その他のヒートン(ねじ固定でない)】
- 1.ゴム栓から古い鎖を取り外し、新しい鎖を取付ける
- 2.作業中、排水口に小さなネジなどが落ちないように、排水口にゴム栓をしておく
- 3.マイナスドライバーでリングを開き、古い鎖を取り外す
- 4.新しい鎖を取付ける
ワンプッシュ排水栓の場合
ワンプッシュ排水栓は、押しボタンをおしても排水栓が開閉しないときは、排水栓の交換が必要です。ただし、ワンプッシュ水栓はDIYで直すことが難しいことがありますので、業者に依頼されたほうが確実です。
排水栓が上下した状態のまま止まる場合は、下記の手順で処置を行うと、不具合が改善されることがありますので、試してみてください。
1.栓を掴んだまま真っすぐ引っ張り上げ、栓を取り外す。 2.排水栓と排水口に異物が付着している場合は、「綿棒」や「つまようじ」などを使用して、きれいに取り除く
※排水栓のゴムパッキンに亀裂が入っている場合は交換が必要です。
お風呂の栓を交換するときの費用
最後に、ゴム栓をDIYで交換した場合と、ワンプッシュ水栓を修理した場合の費用についてご紹介します。 あくまで目安ですので参考までにご覧ください。
ゴム栓をDIYで交換した場合
ゴム栓をご自身がDIYで交換する際の費用は、ゴム栓の購入費のみです。 ゴム栓(鎖なし)は、200円~1000程度、鎖付きのものでも、500円~1,000円程度で購入することができます。
また、ヒートンは300円程度、鎖は600円程度で購入可能です。
ワンプッシュ排水栓の修理を、業者に依頼した場合
ワンプッシュ排水栓の不具合は、部品の交換が必要になることが多いため、修理は業者に依頼されることをおすすめします。 業者による修理費用は、1万円~2万円程度が相場ですが、交換する部品によって多少の差が出てきます。
詳しい費用に関しては、実際に現地を見て見積もりをしてもらわないと分からないので、一度相談してみるとよいでしょう。
まとめ
お風呂の栓が壊れていたら、ビニール袋やラップ、スーパーボールを使用してみましょう。これらは、一時的な風呂栓として代用できますので、いざという時は試してみてください。
ゴム栓、鎖、ヒートンは安価ですし、ホームセンターやインターネットで購入することができますが、サイズや形状などをよく確認しなければなりません。 古いゴム栓をそのままお店に持って行くと、適切なものを選ぶことができます。 また、購入の際に迷われた場合は、店員に聞いてみると良いでしょう。
また、ワンプッシュ排水栓の修理や交換は多少複雑な作業が必要になるので業者にお願いしたほうが安心です。水道業者にお願いすることもできますが、便利屋さんにお願いするとより費用を抑えることができます。当サイト「リフォマ」では便利屋さんも多く在籍しているので、交換したい方はぜひ下のフォームでお問い合わせください!
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