クロスがひび割れてしまう原因と対処法の費用相場
リフォマに寄せられた事例や独自の調査をもとにした クロスがひび割れてしまう原因と対処法 を行う場合の概算費用です。
- 壁紙亀裂の部分補修
- 20,000円〜40,000円
- 壁紙はがれの部分補修
- 20,000円〜40,000円
クロスのひび割れ
何もぶつけた記憶はないのに、家のクロス(壁紙)のひび割れを見つけると、「なんでひび割れが起きたのか」、「家に欠陥があるのではないか」と不安に思われる方も多いと思います。
もちろん、ひび割れの種類によっては、家の構造の重大な欠陥が原因となって起こり、大規模な調査・点検、修理を必要とすることもあります。しかし、簡単な補修や張替えで解決するようなひび割れがほとんどなので、あまり心配する必要はありません。
この記事では、簡単な補修や張替えだけで直せるひび割れと、重大な欠陥によって起きるひび割れの見分け方について、解説していきます。
クロスのひび割れの原因として考えられる5選
新築時の柱や梁の動き
木は、湿度や気温の影響を受けて、膨張・収縮します。
木造住宅だと、木で作られた柱や梁が動きます。それに従って、下地やボードも動いてしまうため、表面のクロスにひび割れが起こります。
この場合のクロスのひび割れは、木材の乾燥が進む、築1~3年までの建物でよく起こります。
家を建てたばかりなのに、クロスにひびが入っているという場合は、新築時の柱や梁の動きが原因であることが多いです。
壁の下地のトラブル
クロスの下地には石膏ボードやコンクリート、合板など様々な素材が使用されていますが、これらの下地の劣化は、クロスに影響を及ぼします。
石膏ボードは熱や湿気に強いのが特徴ですが、揺れや振動に弱いためクロスのひび割れにつながります。コンクリートは一見頑丈そうではありますが、経年劣化でひび割れしやすい素材です。
合板は石膏ボード同様熱や湿気には強いですが、木材であるため季節や気候の変化に弱く、揺れや振動が重なると割れやすくなります。
クロス自体の伸縮
一般的に広く普及しているクロスは、塩ビ製なので、寒暖差で伸び縮みします。
塩ビ(ポリ塩化ビニル)は熱さで伸びやすく寒いと縮む性質があります。1~2年もすると伸び縮みが繰り返され、徐々にすき間が大きくなるためひび割れしやすくなります。
揺れや振動
ドアやクローゼット、窓サッシのまわりは、住宅の中でも振動の起きやすい場所です。これらは頻繁に開け閉めする箇所ですので、揺れや振動が積み重なり、ひび割れしやすいといわれています。
ドアなどに限らず車の通りの多い道路の近くに建物がある場合、車が通る度に建物が振動がすることでわずかなねじれが生じ、ひび割れにつながる場合もあります。
その他に壁や天井の境目は、お互いの揺れや動きが異なるためすき間が広がりやすく、ひび割れになりやすいです。
災害や地盤沈下
地盤沈下や地震などの災害が発生すると、建物が建っている地盤自体が弱くなる恐れがあります。地盤が弱くなると住宅が斜めに傾き、基礎が建物を支えられなくなり、クロスにひび割れが発生します。
こうなると、クロスだけの問題ではなく、建物や土地自体の問題になってくるので、地盤修復などの大がかりな工事が必要となりますが高いです。
DIYでも補修できるひび割れ
クロスのつなぎ目にできたひび割れ
上の写真のようなきれいな直線のひび割れのほとんどがこれです。
先にもご紹介した通り、多く普及しているクロスには塩ビ素材が使用されていますが、寒暖差で伸び縮みしやすいという性質があります。
そのため寒暖差が激しかったり、寒暖差が繰り返し続くことでクロスのつなぎ目が広がり、ひび割れが起こります。天候によるものだけではなく、エアコンで急激に部屋を暖めたり冷やしたりすることもすき間を広げる原因です。
ドアやサッシ周りにできたひび割れ
ドアやサッシの開閉などの振動もクロスのひび割れにつながります。ドアやサッシを開け閉めする度に壁に振動が伝わり、壁下地のボードの継ぎ目も動きます。
これは、クロスの亀裂の原因です。クロスは壁に伝わる振動などの影響がひび割れの原因の一つで、建物の構造や壁の下地にトラブルがなければご自身での補修も可能です。
プロに修理をお願いしたほうがいいひび割れ
下地ボードが裂けている
石膏ボードなどの下地に亀裂が入っている場合は、クロスを剥がして割れている下地ボードを撤去し、撤去箇所にパテ処理をして平らにしてから、新たにクロスを貼り直す必要があります。
下地の亀裂の状態によってはパテ処理だけでは対応できず、下地ボード自体の張り替えが必要です。
これらの作業を間違いなく正確に行うのは、素人にはかなり難しいです。修理は、内装屋さんといったプロにお願いしたほうが、安心です。
クロスの継ぎ目や振動しやすい場所以外にできたひび割れ
クロスの継ぎ目や壁が振動しやすい箇所などは、ひび割れのリスクが高いのですが、それ以外のひび割れは住宅の構造に問題がある可能性があります。
継ぎ目以外のひび割れはクロス自体の経年劣化でも起こりにくく、地震や地盤沈下による建物の歪みが原因の可能性があります。
コンクリートの劣化や骨組みの鉄筋が変形すると下地が剥がれ、下地上のクロスの剥がれにつながります。
わずかなひび割れでも建物の土台の状態が懸念されますので、これらに該当すると考えられる方は小さなひび割れであっても業者に相談することをおすすめします。
クロスのひび割れ補修の費用
ひび割れを放置しておくと、建物の安全性が脅かされる可能性があるため一刻も早く補修を依頼したいところです。依頼前に費用相場を把握しておくと、適正な価格が分かるようになりますので確認しておきましょう。
クロスのひび割れ補修は壁の状態、大きさによって費用は異なります。キズや破れ、剥がれなどの場合、材料費などを含めて1ヶ所あたり約2~3万円程度です。
クロスのすき間を埋めるには1ヶ所あたり約5,000~1万円かかりますが、工法によっては1万円以上かかります。クロスに浮きが見られる場合、空気を抜くために1ヶ所あたり約5,000~1万円かかります。
まとめ
ひび割れはご自身で補修可能な軽度なものから、建物の強度に影響を及ぼす重大なものまで様々です。
経年劣化やクロスの性質によるものであれば、ご自身で補修を行いひび割れの進行を止めることができますが、建物の基礎のトラブルによるものであれば、早めに専門業者に補修依頼しなくてはなりません。
適切な対処で見た目の美しさを守るだけではなく、家の安全性も確保しましょう。
クロスがひび割れてしまう原因と対処法の費用相場
リフォマに寄せられた事例や独自の調査をもとにした クロスがひび割れてしまう原因と対処法 を行う場合の概算費用です。
- 壁紙亀裂の部分補修
- 20,000円〜40,000円
- 壁紙はがれの部分補修
- 20,000円〜40,000円
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