2024年6月18日

クロスがひび割れてしまう原因と対処法

クロスのひび割れは建物の振動や壁紙の経年劣化などが原因とされていますが、建物自体の地盤沈下が原因のケースもあります。建物の基盤にトラブルを抱えていると、自然災害などが起こった時に最悪の事態を招く恐れがありますので、適切な対処が不可欠です。ここでは、ひび割れの原因とご自身で行える対処法、専門業者に依頼するときの特徴についてご紹介します。

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クロスがひび割れてしまう原因と対処法の費用相場

リフォマに寄せられた事例や独自の調査をもとにした クロスがひび割れてしまう原因と対処法 を行う場合の概算費用です。

壁紙亀裂の部分補修
20,000円〜40,000円
壁紙はがれの部分補修
20,000円〜40,000円

クロスのひび割れ

クロスひび割れ

何もぶつけた記憶はないのに、家のクロス(壁紙)のひび割れを見つけると、「なんでひび割れが起きたのか」「家に欠陥があるのではないか」と不安に思われる方も多いと思います。 もちろん、ひび割れの種類によっては、家の構造の重大な欠陥が原因となって起こり、大規模な調査・点検、修理を必要とすることもあります。

しかし、簡単な補修や張替えで解決するようなひび割れがほとんどなので、あまり心配する必要はありません。

【業者依頼時】
壁紙亀裂の部分補修の相場:20,000円~40,000円

ひび割れの種類

クロスのつなぎ目にできたひび割れ

ひび割れの種類

上の写真のようなきれいな直線のひび割れのほとんどがクロスのつなぎ目にできたひび割れです。

木造住宅だと、木で作られた柱や梁が動きます。 それに従って、下地やボードも動いてしまうため、下地の表面に張られた塩ビ(ポリ塩化ビニル)製クロスがその動きに耐えられず、ひび割れが起こります。

塩ビ製クロスは熱さで伸びやすく寒いと縮む性質があります。 貼ってから1~2年もすると伸び縮みが繰り返され、徐々にすき間が大きくなるためひび割れしやすくなります。

そのため寒暖差が激しかったり、寒暖差が繰り返し続くことでクロスのつなぎ目が広がり、ひび割れが起こります。 天候によるものだけではなく、エアコンで急激に部屋を暖めたり冷やしたりすることもすき間を広げる原因です。

寒暖差があまりない地域でも、建てたばかりの木造家屋の場合、柱や梁の水分の蒸発が落ち着くまでは動きが激しいので、クロスのつなぎ目にひびが入ってしまうことが多いです。 このタイプのひび割れは、補修材で埋めたり、ひび周辺のクロスを張り替えるだけで済みます。

ドアやサッシ周りにできたひび割れ

ひび割れの様子で重大性を判断できる!

ドアやクローゼット、窓サッシのまわりは、住宅の中でも振動の起きやすい場所です。 これらは頻繁に開け閉めする箇所ですので、揺れや振動が積み重なり、ひび割れしやすいといわれています。

ドアなどに限らず車の通りの多い道路の近くに建物がある場合、車が通る度に建物が振動し、これによりわずかなねじれが生じ、ひび割れにつながる場合もあります。
その他に壁や天井の境目は、お互いの揺れや動きが異なるためすき間が広がりやすく、ひび割れになりやすいです。

ドアやサッシまわりの振動が原因でできたひび割れの表面は、クロスのつなぎ目にできたひび割れと同様、簡単な補修とクロスの張り替えだけで対応できます。

下地ボードも裂けている場合は要注意

下地ボード

クロスの下地ボードには石膏ボードやコンクリート、合板など様々な素材が使用されていますが、これらの下地の劣化は、クロス自体に影響を及ぼします。

下地ボードはちょっとやそっとのことでは割れないようにできています。 下地ボードも一緒に避けている場合は、家の構造自体に問題がある可能性があります。

ですので、下地ボードの裂けも一緒に発見した場合は、DIYで直そうとするのではなく、プロの業者に一度調査を行ってもらってから、クロスのひびを直すことをおすすめします。

クロスの継ぎ目や振動しやすい場所以外にできたひび割れ

クロスの継ぎ目や振動しやすい場所以外にできたひび割れ

クロスの継ぎ目や壁が振動しやすい箇所などはひび割れが起こっても表面のクロス補修で対応できますが、それ以外の場所のひび割れは住宅の構造に問題がある可能性があり大規模な補修工事が必要になることもあります。

継ぎ目以外のひび割れはクロス自体の経年劣化でも起こりにくく、地震や地盤沈下による建物の歪みが原因の場合があります。 例えば地盤が弱くなると住宅が斜めに傾いて基礎が建物を支えられなくなり、クロスにひび割れが発生します。 こうなると、クロスだけの問題ではなく、建物や土地自体の問題になってくるので、地盤修復などの大がかりな工事が必要になる場合があります。

わずかなひび割れでも建物の土台の状態が懸念されますので、これらに該当すると考えられる方は小さなひび割れであっても業者に相談することをおすすめします。

クロスのひび割れ補修の費用

クロスのひび割れ補修の費用

クロスのひび割れ修理にかかる費用(材料費+工事費)

クロスのひび割れ・剥がれ補修

20,000~30,000円

クロスの隙間を埋める

5,000~10,000円

ひび割れを放置しておくと、建物の安全性が脅かされる可能性があるため一刻も早く補修を依頼したいところです。 依頼前に費用相場を把握しておくと、適正な価格が分かるようになりますので確認しておきましょう。

クロスのひび割れ補修は壁の状態、大きさによって費用は異なります。 キズや破れ、剥がれなどの場合、材料費などを含めて1ヶ所あたり約2~3万円程度です。

クロスのすき間を埋めるには1ヶ所あたり約5,000~1万円かかりますが、工法によっては1万円以上かかります。 クロスに浮きが見られる場合、空気を抜くために1ヶ所あたり約5,000~1万円かかります。

【業者依頼時】
壁紙亀裂の部分補修の相場:20,000円~40,000円

まとめ

ひび割れはご自身で補修可能な軽度なものから、建物の強度に影響を及ぼす重大なものまで様々です。

経年劣化やクロスの性質によるものであれば、ご自身で補修を行いひび割れの進行を止めることができますが、建物の基礎のトラブルによるものであれば、早めに専門業者に補修依頼しなくてはなりません。
適切な対処で見た目の美しさを守るだけではなく、家の安全性も確保しましょう。

クロスがひび割れてしまう原因と対処法の費用相場

リフォマに寄せられた事例や独自の調査をもとにした クロスがひび割れてしまう原因と対処法 を行う場合の概算費用です。

壁紙亀裂の部分補修
20,000円〜40,000円
壁紙はがれの部分補修
20,000円〜40,000円

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!

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監修者:

渡邊 一伸(ナベさん)

大工歴35年。大手ハウスメーカーで2年間現場監督に従事。3000棟以上のリフォーム・住宅修理の工事管理の実績をもつ。阪神淡路大震災においては1年間復興財団に奔走。その後、独立し、会社を10年経営。2016年に1月に株式会社ローカルワークスに入社。