2016年8月11日

外壁塗装の塗り替え・張り替えを行う目安をお教えします!

外壁塗装って高いし見た目は壊れてないし、まだまだうちの家は大丈夫でしょうと思っている方も多いと思います。しかし、近くで見てみるとヒビが入っていて、そこから浸水し家の基礎が痛んでいたなんてこともあります。そこで今回は外壁塗装の必要性と、目安を見ていきたいと思います。

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外壁塗装の塗り替えは必要?

「塗装」というと、多くの人が見た目をきれいにする為と思う人も多いのではないでしょうか? しかし、本来の目的は美観を保つことではなく、**大切なお住まいを長く守る(建物を保護する)ことです。

建物を塗膜(塗料が固まったもの、塗料の膜)によって防水し、寿命を伸ばす必要があるのです。建物は、毎日雨や紫外線を浴びているため、塗装は日々劣化していきます。それを塗り替えもせずに放置すると、雨漏りを引き起こしたり下地の柱を腐らせてしまうことにつながる可能性があります。**

人間で例えると皮膚の様なものです。紫外線などから身を守るために日焼けクリームや長袖を着たりしますね。家も塗装をすることによって守る事が重要です。

外壁は塗料によって塗り替えの目安が異なる

建物を守ってくれている塗装(塗料)には寿命があります。新築時に使用されている塗料で5~7年程度、塗り替え時に使用されている塗料でも10年ほどです。

先ほど記述したように、長い間紫外線などの外的要因にさらされることで塗膜は劣化していきます。塗り替えをしないままだと塗膜が劣化が進行し、外壁材などが直接雨や紫外線を受けてしまうことになります。
大切なお住まいを守っていくためには、外壁塗装の塗り替えをすることが必要となってきます。

外壁の塗装の塗り替える場合

外壁塗装は以下の症状が現れたら塗り替え時期です。

  • ひび割れがある
  • 塗装が剥がれている
  • 外壁に汚れが付着している
  • 外壁が色あせている
  • 塗装がふくれている部分がある
  • カビが発生している
  • 藻が発生している
  • サビがある
  • 腐食しているところがある
  • チョーキング現象の発生
    ※チョーキングとは外壁から白い粉をふいている現象のことです。

外壁を張り替える目安

サイディングボードの張り替える目安は、

  • 浮きや反りがある
  • 欠けがある
  • ボード全体に痛みがある
  • サビによる腐食が激しい
  • 衝突による凹み

などがある場合は張り替えの時期に来ています。

  • モルタルの外壁
    モルタルはクラックが起きやすい外壁素材です。15~20年で全面補修が必要になります。
    大きなひび割れは雨水侵入の原因となるため、塗装前に補修が必要となります。

  • タイルの外壁
    タイルの場合は一般的にタイル以外の窯業系サイディングなどの外装材では7年ほどで塗装の塗り替えが必要です。対して、外壁タイルは塗装の塗り替えの必要はありません。メンテナンスは汚れが目立ってきたタイミングで高圧洗浄などで洗浄するだけで済みますので、メンテナンスコストが非常に低く経済的なメリットも大きいです。ただし、タイル同士の継目である目地部分は10年ほどでメンテナンスが必要です。張り替え時期としては、全体に欠けやひび割れが多くなれば張り替えが必要です。

外壁サイディングの工事内容、費用に関しては下記の記事で詳しく説明していますので、参考までにご覧ください。
外壁サイディングの種類と価格は?メンテナンスやリフォームの注意点を解説

外壁張替えに使用するサイディングの種類

外壁がサイディングボードなどの場合は寿命に限らず、メンテナンスが必要です。また張り替え時期も外壁素材によって異なります。以下にボードや外壁素材別にまとめてみました。

  • 窯業系サイディング
    窯業系サイディング自体の寿命は30~40年と言われています。ほとんどメンテナンスは必要ないと思っている人もいるようですが、実際には、サイディングより先に目地部のシーリング材や、サイディング表面の塗装に劣化が現れます。7~10年周期でメンテナンスが必要です。 大きなヒビや剥離現象などがあれば張り替え時期です。

  • 金属系サイディング
    セメントを主材とした窯業系サイディングと比べ、水の浸み込みやヒビ割れの心配がなく、一般的にメンテナンス周期は少し長めです。
    ただし、金属特有のサビの発生には要注意です。沿岸部の立地での塩害や、薬物飛散等の周囲の環境からの影響、金属片からの貰いサビなどが原因で、早期にサビが発生する可能性もあります。
    白さびや赤さびが全体に進んできたり、頻繁にさびが発生するのであれば張り替えの時期です。

  • 木質系サイディング
    湿気を嫌うため、長期間濡れた状態が続くと腐食につながります。
    また、木目を活かすクリヤー系の塗装がなされている場合、再度クリヤー系塗料で塗り替える場合、すでに劣化している箇所を覆い隠すことは困難です。早め早めのメンテナンスを行うことが長持ちさせるコツです。 サイディングボードといっても木材ですので腐食していれば即張り替えとなります。

  • 樹脂系サイディング
    優れた耐久性をもつ樹脂系サイディングですが、弱点は紫外線です。紫外線のエネルギーにより、樹脂同士の結合が切れ、徐々に弾性が失われていきます。
    この場合は、紫外線を遮る塗料を施工したり、張り替えをしたりする必要があります。

外壁サイディングの種類に関しては下記の記事で詳しく説明していますので、参考までにご覧ください。
サイディング塗装でメンテンナスが楽になる! 塗料選び方や費用についても解説

外壁の塗料を塗り替える周期とは

塗り替えの周期は塗料や使用環境によって左右されますが、平均的な塗り替え時期はいこの通りです。

  • アクリル系塗料
    平均的な耐久性・・・約4年

  • ウレタン系塗料
    平均的な耐久性・・・約6年

  • シリコン系塗料
    平均的な耐久性・・・約13年

  • フッ素系塗料
    平均的な耐久性・・・約18年

外壁塗装に先述の様な現象が現れたら塗り替えの時期がきていますので年数に関わらず、施工業者さんに見積もりをとってもらいましょう。外壁塗装は家を長持ちさせる為に重要な部分です。数社の見積もりをとりしっかりとした施工業者さんにお願いしましょう。

外壁塗装の工事内容、費用に関しては下記の記事で詳しく説明していますので、参考までにご覧ください。
外壁塗装の坪数ごとの費用相場は?塗装工事をする時に必要な知識が丸わかり!

また、外壁塗装では色々と迷われることが多いと思います。リフォマでは外壁リフォームを行った方にアンケートを実施しましたので、経験者の意見を参考までにご覧なってはいかかでしょうか。
経験者1000人に聞いた外壁リフォームアンケート

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