手洗い器が設置できるトイレのサイズ
トイレで用を済ませた後の手洗いは皆さんどこで行っていますか?多くの方が洗面所やキッチンの水道ではないでしょうか?ですが、汚れがドアノブなどについてしまうことを気にされるもいらっしゃるかと思います。そんな方におすすめなのが、トイレ内に手洗い場を設置することです。そうなると、不安になるのが家のトイレが狭くて手洗い場を置くスペースがないのではないかということです。
ですが、狭いトイレでも、基本的には問題なく手洗い器を設置できます。ただし、広々としたトイレと同じ手洗い器を設置するのは難しいでしょう。例えば、0.75坪の広々としたトイレの場合、デザインも機能も自由に選べますし、カウンターを設置する余裕もあります。
一方、マンションなどに多い0.4坪や戸建ての一般的なサイズである0.5坪の狭いトイレに設置するときは、選択肢が限られてきます。サイズとしては、奥行きが25cm程度のコンパクトなものを選ばないと、トイレの出入り時に不便さを感じることになります。
できるだけコンパクトで、使い勝手のいいものを選ぶようにしましょう。
具体的にどのような商品があるのか、おすすめのメーカーごとに次章で詳しくご紹介していきます。
手洗い器でおすすめのメーカー
日本のトイレに共通するのは、「スペースに余裕がない」という問題です。メーカーもその事態を考慮し、コンパクトで邪魔にならないような商品をラインナップしています。では、メーカーごとにどのような商品があるのかを見ていきましょう。
TOTO
システムシリーズ・パッケージタイプ・Sサイズ:153,500円~ セレクトシリーズ・Sサイズ:103,500円~ スリムタイプC:93,000円~
TOTOの手洗い器は、機能性とデザイン性を兼ね備えたシステムシリーズと、コンパクトでありながらも収納場所があって使いやすいセレクトシリーズ、省スペースにこだわったスリムタイプCの3種類がラインナップされています。
収納スペースの設置が可能で、オプションを豊富に用意しているのがTOTOの手洗い器の特徴です。カウンター付きと紙巻器を一体化することで、使い勝手の良さにもこだわりながら、狭いトイレでも窮屈さを感じくなるでしょう。
LIXIL
コーナー手洗キャビネット:109,000円~ コンパクト手洗キャビネット:58,000円~ 極小手洗シリーズ:38,200円~
LIXILの手洗い器で、狭いトイレに合うのは上記の3種類です。コーナー手洗キャビネットは0.75坪、0.5坪に合わせた商品ですが、トイレのコーナーを上手に活用しているため、出入りの際に邪魔にならず、収納などの機能性も持たせられます。
0.4坪のトイレになると、コンパクト手洗キャビネットと極小手洗シリーズの2種類**どちらかを選ぶことになりますが、トイレの掃除道具などを収納したい場合はコンパクト手洗キャビネット、必要最低限のシンプルな手洗い器がいい方は極小手洗シリーズがおすすめです。
ジャニス工業
埋込手洗器:59,000円~ 埋込手洗キャビ:87,000円 手洗カウンター:101,000円~ 手洗キャビ:74,000円 トイレ用手洗器コンパクトライン:62,000円~
ジャニス工業は聞いたことがない方が多いかもしれませんが、1930年創業の歴史あるメーカーのひとつです。コンパクトで高品質な手洗器をいくつも販売しており、既存のトイレサイズや用途に合わせて、最適な手洗器を選べます。
水ハネを抑えた深いボウルを採用しているためお手入れが簡単で、さらに水洗も使いやすい形状にこだわっているため、ストレスなく利用できるという特徴があります。
狭いトイレに手洗い器を後付けする費用
- シンプルタイプ:12万~15万円
- カウンター付きタイプ:14万~17万円
- キャビネット付きタイプ:16万~19万円
狭いトイレに手洗い器を後付けする費用の相場は、上記のようになります。手洗い器を壁に取り付けるタイプですと12万~15万円と、かなり費用を抑えることができますが、カウンターやキャビネットも設置するとなると、14万~19万円程度の費用が発生します。
さらに、狭いトイレによく採用されている埋込手洗器では、壁に穴を開けたり、クロスの張替えなどの作業が追加で発生しますので、18万円を超えるケースもあります。
ただし、これらの金額はあくまでも目安で、ご自宅ごとに実際の費用は違ってきます。どれくらいの費用がかかるかは、業者に見積もりをしてもらわないと分かりません。予算の上限が決まっている場合は、業者に予算の範囲内でできる提案をしてもうことで、予算オーバーになることを防げます。
タンクレストイレだと手洗い器を設置しても狭く見えない
狭いトイレに手洗い器を設置するなら、合わせてトイレ本体のリフォームをするのもよいでしょう。古いトイレは背面にタンクがあるため、どうしても空間を圧迫しますが、タンクレストイレに交換すれば、手洗い器を設置しても十分なスペースを確保できます。
タンクに手洗い器が付いているトイレもありますが、こちらはトイレを使うときの動線を考えると、実はかなり不便なレイアウトになります。トイレを使った後に、狭い空間で振り返らないと手を洗えませんし、小さなお子さんは手が届かないかもしれません。
そう考えると、トイレの手洗いは立ち上がってすぐのところにあるのが理想です。そのスペースを確保するのに、タンクレストイレが最適というわけです。
狭いトイレにおすすめなのは「タンクレストイレ+手洗い器」です。 水圧が不十分だと選ぶことができませんし、停電に弱いというデメリットがあるものの、タンクレストイレは、構造がシンプルですのでお手入れをしやすく、トイレの見た目もすっきりするというメリットがあります。
合わせてフォームすることで、個別にリフォームするよりも工事費用を抑えることができますので、すでにトイレ本体が老朽化している場合には、タンクレストイレへのリフォームも検討してみることをおすすめします!
<参考> タンクレストイレにするとトイレが広くなる? 費用相場や注意点をご紹介
狭いトイレに手洗い器を設置した施工事例をご紹介
狭いトイレに適した手洗い器があるといっても、トイレがより狭くなるのではないかと不安にある方もいると思います。ここでは、実際に手洗い器を設置した施工事例を2つご紹介します。
施工事例1
トイレ手洗いカウンター付き取替え工事
- AFTER
施工事例2
増床したことで手洗い器別途でも悠々スペースに
- BEFORE
- AFTER
まとめ
トイレが狭いからという理由で、トイレ内に手洗い器を設置するのを断念する人も多いようですが、最近はコンパクトな商品も増えており、埋込みタイプなどはコンパクトで出っ張りもほとんどありません。
設置だけなら15万円程度ですし、高機能でデザイン性の高い手洗い器でも20万円前後で設置できます。少しまとまったお金が必要になりますが、手洗い器があることでO-157などの感染を防ぎやすくなり、トイレがより快適になります。同時にタンクレストイレにリフォームすることで、狭いトイレでもさらに圧迫感を抑えることも可能です。
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渡邊 一伸(ナベさん)