2018年2月14日

トイレ水漏れ・つまりの原因と対処法

トイレのトラブルはいつも前触れもなく突然やってきます。ここではよく起こる水漏れとつまりの原因、対処法をご紹介しています。

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トイレのつまりの原因

トイレの扉を開いたら床が水浸し。 トイレの水を流そうとしたら排水管がつまって水が溢れだす。 そんなことが起きるとパニックになってしまいますよね。 でもトイレのトラブルはいつも前触れもなく突然やってきます。 トイレでトラブルが発生したときはまずは落ち着くことです。

とはいえ、水が流れ続けたり溢れ続けているのをただ見守ってるわけにはいきません。 まずは止水を行い、原因を突き止めましょう。 よく起こる水漏れとつまりの原因、そして対処法をここでご紹介しますので参考にしてください。

紙詰まり

トイレが詰まる原因として最も多いのが「紙詰まり」です。 一度に大量のトイレットペーパーを流そうとすると、トイレの水圧では流しきれずに途中で止まってしまうことがあります。 子どもが遊んで流してしまうこともあるので気をつけましょう。

また、トイレットペーパーではなくティッシュペーパーを流すと、水に溶けないティッシュペーパーが配管の途中で止まってしまい、つまりの原因になることもあります。

便のつまり

日本ではあまり起こらないそうですが、トイレのタンクに貯められた水の量で流せる以上の便を流してしまった場合、途中までしか流れずに配管が詰まってしまうことがあります。

節水によるつまり

節水のためにトイレのタンクにペットボトルなどを入れているとつまりが起こりやすくなります。 安易な節水は大きなトラブルに繋がる可能性があるのでやめておきましょう。 大量の便を「小」で流すのもつまりの原因になります。 どうしても節水をしたいときは節水型のトイレに買い換えましょう。

異物によるつまり

携帯電話をトイレに落としたということはよく耳にします。 さすがに流したということはあまり聞きませんが、トイレの水を流しているときに落とすと携帯電話が排水管側に流れることがあります。 子どものおもちゃやトイレに飾っているインテリアも、落としてしまった場合、それ単体ではトイレのつまりは発生しませんが、そこにトイレットペーパーが絡まってつまりの原因となります。

トイレの水漏れの原因

トイレタンク内の水漏れ

見た目がわかりづらく、最も気付きにくい水漏れです。 トイレのタンクから便器にいつまでたっても水が流れ続けることがあります。 タンク内には水が一定量貯まると便器への給水を止める機構があります。 その機構がうまく動作していないときに起こります。

配管からの水漏れ

パイプや給水管の接続部から水漏れをしている場合は、パッキンの傷みかネジのゆるみが原因です。 パッキンは消耗品のため長年使っていると必ず劣化します。 一時的に増し締めすることで漏れを防ぐことは可能ですが、再度の水漏れは時間の問題ですので早めの部品交換が必要です。

便器からの水漏れ

便器から水漏れをしている場合は結露でなければ、ほぼひび割れによるものです。 めったに起こるものではありませんが、劣化によるヒビが発生することがあります。 一時的に防水テープやパテで止めることができますが、基本的には買い替えになります。

トイレ床からの水漏れ

排水管に異常がなく便器にもタンクにも異常がない場合は、便器と床の間で水漏れが発生しています。 便器の見えない部分での水漏れ、便器と排水管の間にあるパッキンの劣化による水漏れ、給水パイプの水漏れのいずれかになります。 確認のためには便器の取り外し作業が必要になります。

ウォシュレットからの水漏れ

ウォシュレットは非常に複雑な構造になっているため、ウォシュレットから水漏れを起こしているときは原因を突き止めるのは無理だと考えた方がいいでしょう。 水道の元栓を止めてウォシュレットに水が流れないようにし、専門の業者さんに修理依頼しましょう。

自分で直せるトラブル直せないトラブル

トイレのトラブルは「すぐに」直す必要があるため、業者さんを呼んで見積もりをとってという手順を踏んでいる余裕がありません。 応急処置であっても自分で直せる部分は自分で直したいですよね。 難易度別に自分で直せるトラブルと、業者さんにお願いするしかないトラブルを分類しましたので、参考にしてください。

自分で直せる(難易度:低)

トイレタンク内の水漏れ

給水を止める機構がどこかに引っかかっているだけの場合はひっかかりを解除するだけで直すことが出来ます。

【関連記事】
トイレの水が止まらないときの修理方法と料金相場

自分で直せる(難易度:高)

配管からの水漏れ

水漏れ箇所のパッキンを交換します。 ホームセンターで同型のパッキンを購入し、工具を使って交換するだけですが、慣れない人が行うと締め加減が分からずパッキンを傷つけて、水漏れが再発することがあります。

【関連記事】
給水管からの水漏れの修理方法と料金相場

水の止め方

水漏れがあった場合にまず始めに行うのが給水を止めることです。トイレタンクに流れる水量もここで調節できます。 給水は写真のような止水栓を時計回り(右回し)に回せば止まります。マイナスドライバーがない場合は硬貨でも回るので、手持ちの10円玉などを使って回してください。 ただし、止水栓が錆び付いて固くなってしまっている場合は無理をせずに業者さんに依頼するようにしましょう。

配管部分水漏れの修理方法

配管の接続部で水漏れがあった場合は、まず漏水部のナットを増し締めしてください。 緩んていだだけの場合は、これで水漏れは止まります。

それでも止まらないときは、ナットを緩めて継手を外してください。 中からパッキンが出てきますので、同じサイズの物をホームセンターで購入し、新しいパッキンと交換することで水漏れは止まります。

自分で直せない

  • 便器からの水漏れ
    基本的に買い替えになりますので専門の業者さんに依頼してください。
  • トイレ床からの水漏れ
    便器を外す必要があるため専門の業者さんに依頼する必要があります。
  • ウォシュレットからの水漏れ
    専門の業者さんでなければ直せません。水を止めて業者さんに依頼してください。

トイレのつまりの対処方法

ラバーカップ(すっぽん)がある場合は、まず自分で直せるか試してみましょう。 ラバーカップを使用するときは、ラバーカップをトイレのくぼみに「ゆっくりと押し当てて、勢い良く引く」ようにしてください。

決して勢いよく押してはいけません。ラバーカップはつまりの原因を引っ張りだすための道具です。 つまりを押し込むと悪化する可能性が高いので「ゆっくりと押し当てて、勢い良く引く」を繰り返してください。

ラバーカップがない場合は素直に業者さんに依頼してください。 インターネット上にさまざまな対処法が書いてありますが、上手くいかなかったとき、それだけの時間を消耗したことになります。 ほとんどのトイレのつまりはラバーカップで解決できますが、何度も繰り返しつまりを起こす場合は配管に問題がある可能性があります。 この場合も業者さんに相談することをお勧めします。

トイレのつまりは家のトイレを使えない時間の不便さを考えると業者さんに依頼して直してもらうほうが早くて確実です。 また、トイレットペーパーをたくさん使ってしまう、自宅のトイレの水圧が弱いと感じている人はつまらせる前に、ラバーカップを用意しておきましょう。

トイレの修理依頼時の注意点

トイレで水漏れが発生すると一刻も早く直したくなるのが心情でしょう。 急いで修理業者を調べて、すぐに来てもらいたい。でもそんなに急ぐ必要があるのは、止水弁で水を止めても水が流れ続けるようなときだけです。 ほとんどの場合は応急処置をして業者さんをゆっくり待つ余裕があります。

特に深夜に業者さんを依頼すると深夜割増料金が発生し、修理費が高くなることがあります。 止水栓を回して水を止めることが出来たら、落ち着いて業者さんに連絡をしましょう。

業者さんに修理を依頼する際、水漏れの箇所やつまりの原因を事前に伝えておくことができると作業がスムーズになります。 修理依頼時は現状を分かりやすく、できるだけ正確に伝えて下さい。 ただし、分からないことは分からないと伝えるようにしてください。曖昧な情報を伝えることで作業の無駄が発生することがあります。

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