2017年10月25日

クローゼットの種類とおすすめ。使い勝手を向上させるコツとは?

クローゼットにはいくつか種類があることをご存知ですか? 種類ごとの特徴を知ることで、どのようなクローゼットがご自身の生活スタイルに合っているのかがわかってきます。 収納スペースを増やすためのアイデアや、ブランドごとの特徴を把握し、より使いやすく理想に合ったクローゼットリフォームを行いましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • メールで送る

クローゼット種類

ロッカータンスタイプ

ロングコートなどといった丈の長いコートや衣服の収納に向いています。
ハンガーに吊るした状態で保管できるため、シワになりにくく、畳んで収納することが難しい物まで収納できます。 また棚や引き出しも付いているため、下着やハンドタオルなど小さくて意外と収納に困る物をしまう時にも役に立ちます。

ブレザータンスタイプ

内部が二段に分かれており、どちらにもハンガーを吊るすことができます。
ブレザーやスカートなどを型崩れさせずに収納できる点がポイントです。ハンガーで吊るす収納には優れていますが、引き出しなどがないため、畳んだ服の収納には収納ボックスなどを買い足す必要があります。

整理タンスタイプ

ロッカータンスやブレザータンスと違い、ハンガーを吊るすスペースが無く、棚だけのクローゼットです。ハンガーで上着などを吊るすことができない代わりに、畳んだ服や小物を収納できます。
また、季節ごとにわかりやすく管理することで、衣替えをする際にスムーズにクローゼットの整理ができます。

引き出しタイプ

いくつかの底が浅い引き出しだけで構成されているクローゼットです。
棚の奥に洋服をしまい込んでしまうと、取り出す時に苦労してしまいますが、引き出しであればその心配はいりません。

また、引き出しを閉めて密閉することができるので、ホコリから収納したものを守ることができます。
しかし、密閉された環境は虫が発生しやすくなるので、大切な洋服が虫に食われてしまわぬよう、防虫剤を入れて対策しましょう。

マルチ収納タイプ

色々な形やサイズの棚が組み合わさったもので、衣類に限らず、様々なものが収納しやすい使い道の幅広さが特徴です。

毎日のように使用するのに保管場所に困っている物などをしまっておきたい時にも利用することができます。 また、どこに何があるのかひと目で分かるため、防災グッズのような普段使わなくとも緊急時にはすぐに取り出したい物の保管にも向いています。

カーテン付きクローゼット

クローゼットの扉の代わりにカーテンで目隠しをするクローゼットです。
扉よりもカーテンで隠してある方が、空間に与える圧迫感を抑えることができます。 また、扉をしない分安価なものが多いので、予算を抑えながら新しいクローゼットが欲しいという方にもおすすめです。

クローゼットポール

壁と壁の間にハンガーを吊るすための突っ張り棒をかけ、収納スペースを作ります。
突っ張り棒の中心に支柱があり、重みにも強いのでたくさんの洋服をハンガーに掛けて吊るしてしまっても安心です。

簡単にどこにでも設置でき、長さを変えることができるので、別の大きさのクローゼットに買い替えたとしても使うことができます。
収納に限らず洗濯物を干すためなど、使用方法は多岐にわたります。

壁面とウォークイン、それぞれのメリットとデメリット

洋服をたくさん収納したいのか、かさばる物を収納するスペースが必要なのか、クローゼットの用途をはっきりとさせることで、最適な種類を選ぶことができます。

壁面クローゼット

ハンガーに掛けた洋服をレールに吊るすことができるので、複数の上着を収納することに適しています。 吊るされた洋服の下のスペースに衣装ケースを置くことができるので、結構な量の洋服を収納することができます。

限られたスペースを有効利用することができますが、*床面積が少ないため、かさばる物の収納には向きません。

ウォークインクローゼット

クローゼット内の床面積が広いため、スーツケースや掃除機など服以外のかさばる物も収納ができます。
また、中で着替えをしたり、一つの部屋のように使用することもできます。

収納力があり何かと使い勝手が良い一方で、中に入るためのスペースを確保する必要があるため、収納スペースとして使用できないデッドスペースも生まれてしまいます。 壁面クローゼットよりも住宅内のスペースを必要とする点がデメリットと言えます。

扉の種類

壁面クローゼットにおいては、どの扉を選ぶかで使い勝手が変わると言われています。 扉のタイプとそれぞれの特徴を頭に入れた上で、最適な物を選びましょう。

開き戸

クローゼットの内部をひと目で確認でき、物の出し入れがしやすいのが特徴です。
扉を開閉する際の可動域が広いため、手前にある程度のスペースが必要なので、狭い部屋には不向きです。 扉の手前に十分なスペースを確保できないと、物を置くことができなかったり、扉を避ける必要が出てきます。

引き戸

扉を横にスライドして扉を開閉するため、扉の前にスペースを確保できない時に便利です。
また、軽い力で開閉できるので、身体の不自由な方や年配の方にも扱いやすいのが特徴です。

扉を壁の中におさめる設計にすると、すっきりとした見た目になります。 この場合は壁に扉をつくる場所が必要になるので、スイッチやコンセントの場所を見直さなければならないことがあります。

折れ戸

取っ手を引くと扉の中心が2枚に折れて開く扉です。開閉スペースが小さくて済む一方、開口が広く、クローゼット内のものをひと目で確認できます。
扉を引く際、扉の蝶番の部分に負担がかかりやすいため、故障や不具合が多い扉でもあります。

鏡張り

扉の一部もしくは全面を姿見として使えるよう、ガラス張りにしたものです。
姿見を付ける場合、開き戸の場合は扉の裏面に、折れ戸の場合は前面に鏡を付けることが多いです。

扉を無くす

部屋に開放感を出すことを優先する場合、扉を無くすという選択肢もあります。インテリア代わりに、お気に入りの洋服やカバンをあえて見せることもできます。

ほこりや見た目が気になる場合は、カーテンを付けます。レールを残しておくと、使い勝手に合わせて後から扉を取り付けることもできます。

クローゼットリフォームの種類

クローゼットを新設する

収納スペースを新たに増やしたいのであれば、クローゼットを新設することも可能です。
収納するものや生活スタイルを踏まえ、より使いやすいクローゼットのタイプを選びましょう。

クローゼットを拡張する

間口を広げたり、クローゼットの奥行きを拡張することができます。
また、部屋の仕切りを撤去して、部屋の一部かもしくは全体をウォークインクローゼットにするという方法もあります。

押入れをクローゼットに

押入れ内部の柱などを全て外してから、内部の壁紙を貼りかえたり、ハンガーパイプや棚を取り付けます。
さらに、扉も押入れのふすまからクローゼット用のものに変えます。

既にスペースが確保されている押入れをクローゼットへ作り替えるリフォームは、半日で工事が完了します。
押入れの大きさや内部の構造によって多少違いはありますが、新しい場所にクローゼットを作るよりも安価に施工してもらえる内容です。

その他に、既存の押入れを撤去し、その周りも一緒にリフォームすることで、ウォークインクローゼットにすることもできます。

棚やハンガーパイプの追加

ハンガーパイプを取り付けることで、洋服にシワをつけずに収納できるだけでなく、掛けた洋服の下も収納スペースとして使うことが可能となります。

リフォーム会社にクローゼットの用途を伝え、それを満たせる最低限のパイプを使用してもらったり、型落ちのものを提案してもらうことで、費用を抑えることができる場合もあります。

自分で購入した突っ張りポールを、ハンガーパイプの様に取り付ける方もいらっしゃいますが、ポールが落下しやすかったり、クローゼット内の壁に穴が開いてしまう可能性がありますので、業者に取り付けてもらうことをおすすめします。

既にあるクローゼットに、枕棚や中段を取り付けることで、収納スペースを増やすこともできます。
これらの作業を同時に依頼することで工事費が安くなることがありますので、リフォーム内容は計画的に決めましょう。

まとめ

クローゼットの種類や、リフォームで抑えておきたいポイントをご紹介しました。
クローゼットは内部構造や扉の種類よって用途も様々です。

クローゼットの周辺の環境や、何を収納したいのかなどのポイントを整理することで、ご自身に合うクローゼットが見えてきます。

それぞれの特徴や生活スタイルを比較して、使い勝手の良いクローゼットを作りましょう。

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!

リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。
リフォマなら中間マージンカットで専門業者をすぐ紹介