2017年11月15日

リノベーションの種類とリフォームとの違い

リフォームという言葉は以前からありましたが、リノベーションという言葉が使われだしたのは最近です。リフォームとリノベーションの違いや、リノベーションの種類などまで把握できている方は少なく、リフォームとリノベーションを同じように考えている人も少なくありません。ここではそんなリノベーションの基礎知識と種類について紹介します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • メールで送る

リノベーションとリフォームの違い


混同しそうなリノベーションとリフォームですが、それぞれの工事は目的が違います。
リフォームは原状回復のために行う工事で、リノベーションはよりよい住環境を整えるために行う工事です。

このため、一般的にはリフォームよりもリノベーションのほうが大掛かりな工事になることが多く、かかる費用も高くなる傾向にあります。

老朽化などによって古くなったものを元に戻すのがリフォームであり、人の動線も含めて、より暮らしやすい住まいにつくり変えていくのがリノベーションだと覚えておきましょう。
両者の違いを把握した上で、次にリノベーションの種類について見ていきましょう。

一軒家の増築リノベーション

リノベーションの種類の中でも、床面積を増やすものを増築リノベーションと言います。
出産などで家族が増えることに合わせて子供部屋を増築する、子ども家族と住むための二世帯住宅にするなどの工事がこれにあたります。

建ぺい率の計算などが必要になるため、DIYでの増築はとても難しく、専門家と相談しながら進めていくことになります。

また建ぺい率や容積率は土地ごとに決められているため、定められた建ぺい率や容積率を超えた増築リノベーションはできません。
このため、増築をしたくても規定上できない一軒家もありますので注意が必要です。

一軒家の改築リノベーション

増築は床面積を増やす工事でしたが、改築の場合は床面積をそのままに、家の内部構造を変える工事をさします。

室内をバリアフリー化したり、リビングやキッチンを一体化させたりする工事がこれにあたります。
柱を取り除くなど大掛かりな改築の場合は、家の強度を落とさないようにするための強度計算が必要で、こちらも専門家に依頼することになります。

改築リノベーションは、家を建て直すよりも低コストで、より使いやすく新たな環境を作ることができます。
再建築が認められていない物件でも対応可能であるため、昔ながらの家であっても新築のような快適な住空間へと変えることができます。

マンションの改築リノベーション

リノベーションの中でも人気が高いものが、マンションの改築リノベーションです。
リノベーションすることを前提に、中古マンションを購入し、従来のマンションにはないライフスタイルに合った間取りを作ることが可能です。

新築よりも低コストで、快適な暮らしを手に入れることができるため、若者を中心に注目されているリノベーションです。

ただし、マンションの規定や、構造上の問題から一軒家ほどの大掛かりなリノベーションが難しいという難点もあります。

自由度は一軒家ほど高くありませんが、それでも格安で暮らしやすい住環境を手に入れられるのが中古マンションリノベーションの魅力。
中古マンションの改築リノベーションは、これからも増えていくことが予想されます。

一軒家の屋外修繕リノベーション

屋外の修繕は基本的にリノベーションではなく、リフォームに分類されます。
外壁塗装の塗り直しや、サイディングボードの張替えなどは、暮らしを改善するわけではありませんが、家の耐久性を維持するためには必要なメンテナンスです。

一方、古くて使いづらい玄関の開き戸を引き戸に換えたり、ウッドデッキを設置したり、エントランスをきれいにする工事などはリノベーションに分類されます。
劣化した箇所をただ直すだけでなく、より使いやすい状態にすることでライフスタイルの改善を期待することができます。

外観を大きく変えることで、築年数の古い家でも建て替えをすることなく、最近のトレンドを取り込んだ家に変えることが可能です。

内装リノベーション

畳が敷かれている和室をフローリングにしたり、複数の部屋を一つにまとめたりする工事が内装リノベーションです。
最近では床暖房システムを導入したり、壁紙から漆喰の壁に変えたりするようなリノベーションも増えています。

見た目が大きく変わるだけでなく、目的に合った部屋づくりなどもできるため、手軽に環境を変えたい人におすすめのリノベーションです。

内装リノベーションは部屋の雰囲気を左右しますので、どこに工事依頼をするかで満足度が大きく変わってきます。
内装リノベーションを成功させるには、施工業者選びがとても重要です。
満足のいくリノベーションにするためには、目的やイメージを打ち合わせでしっかりと伝え、工事を進めていきます。

水まわりのリノベーション

水まわりのリノベーションは生活の動線を大きく変えるリノベーションでもあります。
配管設計が必要になるため、非常に高い技術が必要です。

キッチンをアイランドキッチンに変える工事、設置場所を大きく変える工事、最新のシステムトイレに交換するなどの工事が水まわりのリノベーションにあたります。
一軒家の場合は自由度が高いのですが、マンションの場合は配管の自由度が低くなります。

そのため、水まわりの位置を変えることが難しく、大掛かりなリノベーションができないこともあります。

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!

リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。
リフォマなら中間マージンカットで専門業者をすぐ紹介