サッシのトラブルは戸車に原因あり
- サッシが動かない
- サッシに何か引っかかったような感じがする
- サッシがガタつく
というトラブルが起きたら、サッシのレールに不具合がある、または、サッシを動かすための戸車に問題があると考えられます。
レールに不具合がある時は、レールの掃除や調整するだけでサッシの動きが良くなることも多いですが、戸車に問題がある場合は、戸車の交換という作業が必要になります。
サッシの戸車を交換するタイミング
サッシを開閉するときに重さや、引っ掛かりを感じたら、サッシの戸車を交換するタイミングです。毎日開閉するサッシに使われる戸車の耐用年数(寿命)は、4年程と言われています。
クレセント錠がうまく閉まらないときは、戸車の不具合でサッシが傾いている可能性が高いので、戸車交換のタイミングとみていいです。
玄関がサッシ扉の場合、鍵穴が合わない、戸にすき間があるなどの症状が出たときも、戸車交換のタイミングです。
「開閉はできるから」と先送りにして無理に使い続けていると、完全にサッシが動かなくなったり、レールに直せない傷がつくこともあり、戸車交換だけでは直せなくなります。戸車が壊れる前に交換するのも、サッシのメンテナンス方法のひとつです。
サッシ戸車はDIYできるか
サッシの戸車は自分で直せないことはありません。DIYが得意な方であれば、以下の手順通りにすると交換そのものはそれほど難しくなく行うことができるでしょう。
1.サッシを外す
2.戸車を外す
3.新しい戸車を取り付ける
4.引き戸を戻す
▼参考記事▼
ただし、戸車交換のDIYには、気をつけたいポイントがありますので、DIYを試みる前に確認してください。
①似たようなもので代用しない
自分で戸車を「似ているから大丈夫」という選び方をすると失敗します。基本的には元からついていた戸車と同一の製品を利用してください。
網戸のように軽量なサッシであれば、同じ形状、同じ材質の戸車で代用できます。しかし、戸車によって耐えられる重さが違うので、ガラスの入ったサッシの戸車をただ見た目が似ている戸車と交換した場合は、耐荷重の違いで戸車が壊れてしまうことがあります。
戸車交換の基本は「同じもの」に変えることです。違うものに変えるには、知識と経験、そして技術が必要になるので、専門の施工業者さんに依頼してください。
②交換後の調整を行う
サッシのほとんどが2枚、もしくは、3枚で1セットになって鍵をかけられるようになっています。戸車を交換しただけでは、鍵位置の高さが揃わなかったり、サッシが傾いてしまったりして鍵をスムーズに閉めることができません。
そのため、サッシによっては何度も取り外して調整をする必要があります。調整を怠ると、サッシの鍵を閉めるときに無理な力が掛かり、サッシや鍵が壊れる原因になります。
戸車の交換は、きちんと調整まで行うことも重要な作業です。細かな作業や面倒なことが苦手な方は、初めから専門の業者さんに依頼することをお勧めします。
サッシの戸車交換だけでは修理できないケース
サッシの動きが悪くなった時、戸車を交換することで動きが改善されても、短期間でまたサッシの動きがおかしくなることがあります。このようなときは、原因を探り、問題の根元から直すことが大切です。
サッシ・枠組みの変形
サッシや枠組みが変形することがあります。特に、アルミサッシの網戸は構造上変形しやすいです。サッシは太陽の熱で変形することもあり、変形が原因の動きの悪さは、戸車の交換だけでは改善されません。
サッシ本体のアルミ腐食
サッシ本体の耐用年数(寿命)は、25〜30年と言われていて、30年以上経過するとサッシの材料であるアルミの腐食が目立ってきます。アルミが腐食すると、戸車を止めるネジ部も弱くなってしまうので、サッシ本体の交換が必要になります。
レールが傷ついている
壊れた戸車を使い続けると、レールが傷ついて使い物にならなくなってきます。新しい戸車に交換しても、今度はレールによって戸車が傷つき、さらにその戸車がレールを傷つけます。
サッシの動きが悪くなったときは、早く戸車を交換しないと、戸車交換以上の修理が必要になるので注意しましょう。
▼参考記事▼
戸車交換の費用相場
戸車交換の費用相場
サッシ戸車交換
40,000~80,000円
室内ドアなどの戸車交換
30,000~70,000円
▼参考記事▼
サッシ戸車交換業者を選ぶポイント
純正品の戸車を見つけてくれる
サッシ戸車の交換は段取りが重要と言われています。交換自体は、経験を積んだ業者であれば、難しい作業ではありません。作業の肝は、サッシに合った戸車を用意できるかどうかです。サッシの戸車は、基本的に純正品交換が基本なので、廃盤になったものでも純正品を探すことがベストです。
古いサッシの場合、戸車がすでに廃盤になっている可能性が高いですが、優れた業者であれば廃盤になったものでも自社で保管していることがあり、同じ戸車を見つけてくれます。交換部品を提案されるとき、安易に汎用品を薦めてくる業者よりも、まずは純正品を探してくれようとする業者を選んだ方が安心です。
サッシに合った戸車を選べる
汎用品の方が費用は安いですが、汎用品を使って、新たなトラブルが発生したときに、もっと大きな出費につながることもあるので注意が必要です。サッシ自体が古く、純正品が見つからない場合も多々あります。そんなときに、使っているサッシに合った戸車を選ぶ必要がありますが、これには専門知識と経験、技術力が必須です。
▼参考記事▼
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