2018年2月14日

建具の修理・補修方法を詳しく解説! DIYをする方にもおすすめ

この記事では、さまざまな建具の分類方法を解説していますので、修理したいものがどの建具なのか分かるだけでなく、建具修理・補修の専門業者に依頼できる作業内容を詳しく解説しています。

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建具の修理・補修

新築のときやリフォーム直後はなんともなかったのに、何年も暮らしているうちに「ドアが重い気がする」とか「引き戸が閉まりにくい」という 小さなストレスを感じるようになっていきます。

小さなストレスのうちはいいですが、ごまかして使い続けても悪化していくだけです。 そんなときは建具の修理や補修のサービスで快適さを取り戻すことができます。 ここでは、建具の修理・補修サービスの基礎知識や作業内容について紹介します。

建具の定義

建具の定義は「建物の開口部に設けられた開閉機能を持つ仕切り」で、 「ドア、窓、障子、襖、網戸」などが一般的に建具と呼ばれるものになります。

建具の用途は、ドアのように部屋の出入り口として使われることが多いのですが、和室の押し入れや、クローゼットの扉のように保管場所と生活スペースの仕切りとして使われることもあります。

障子のように部屋に差し込む光の調整をする役割や、通風口のように風の流れを取り込む役割をもつ建具もあります。 開閉のために常に摩擦が発生し、何度も開閉を繰り返すことで建具の一部が消耗していくため、動作にストレスを感じるようになります。

開閉方法の違いによる分類(3種類)

引き戸

  • 片引き戸 ・・・ 1枚の扉を左右方向に引くことで開閉を行う扉
  • 引き違い戸 ・・・ 2枚の扉を1組とした建具で、押し入れの襖など
  • 引き込み戸 ・・・ 壁の中に収納することが出来る扉

開き戸

  • 片開き戸 ・・・ 一般的な扉(ドア)
  • 両開き戸 ・・・ 左右2枚の両端を回転軸に、中央が開く扉
  • 両開き親子戸 ・・・ 両開き戸の左右のサイズが違う扉

折れ戸

  • 折れ戸 ・・・ 2枚に折れることで開閉する扉

デザインの違いによる分類

  • かまち戸 ・・・ 戸の周りをかまちと呼ばれる枠で構成する扉
  • フラッシュ戸 ・・・ かまちと桟で作った骨組みに合板を張った扉
  • ガラス戸 ・・・ 木製や金属製の枠にガラスをはめ込んだもの
  • 和風の内部建具 ・・・ 襖、障子

ドアの交換と修繕の違い

ドアに穴が空いてしまったり、ドアノブが壊れてしまったときに修理して直すかドアを交換して直すかで悩むことがあるかもしれません。 ここではトラブル時にドアの交換をすべきか、修理するのかについてその判断方法をご紹介します。

ドアに穴が空いたとき

穴が小さければ直すのに時間がかかりませんので修繕をお願いするほうが良いでしょう。 穴が大きいようでしたら修繕に時間がかかり、交換したほうが安いということがあります。 一般的にドア交換は5~10万、修理は2~7万が相場になっています。

フラッシュ戸のように安いドアの両面に貫通するような穴が空いた場合は、 修理作業もかなりの時間がかかるため、修理よりは交換を選んだ方が得策といえます。 ドアの穴の修理方法は下記の2種類があります。

  • 木目描きいれ(塗装)方式
  • ダイノックシート方式

どちらもまず穴をパテで埋めるのですが、その上から木目を描き入れるか、全面にダイノックシートを貼り付けるかの違いがあります。 価格は木目描きいれのほうが安いのですが、よく見ると修理したことがわかってしまうというデメリットがあります。

ドアノブの不具合

ドアノブの不具合の場合は、一見簡単にドアノブの交換をできそうなので、自分で直そうとする人がいますが、実際には熟練の技が必要な作業です。 安易にドアノブの交換を自分で行った結果、さらに開閉の調子が悪くなり、結局ドア全体の交換が必要になるようなこともあります。

一般的にドアノブの不具合でドアの交換になることはほとんどありません。 修理で対応できるトラブルですので、無理に自分で直そうとして悪化させないよう、最初から業者さんに修理を依頼しましょう。

ドアの蝶番の不具合

繰り返しドアの開閉をしていると蝶番部に負荷がかかるので、ドアが徐々に下方向へとズレていき、最終的にはドアが閉まらなくなることがあります。 一度ズレてしまうと素人では修理できないことがほとんどで、ドアの老朽化が進んでいる場合は蝶番の交換ができないこともあります。 その場合は、ドアとその枠組ごと交換しなくてはいけないこともあります。

具体的な作業内容

建具修理・補修サービスに依頼できる作業内容をご紹介します。

ドアノブの調整・修理・交換

故障して動きが鈍くなったり、まったく動かなくなったドアノブを調整・修理・交換します。

ドアクローザーの調整・修理・交換

玄関のドアクローザーは毎日使う場所のため、故障しやすい場所のひとつです。動きをよくするための調整や修理を行うことや、部品の交換を行います。

収納棚の建てつけ修理

食器棚や、下駄箱などが経年劣化で傾いてくることがあります。これらは修理することで元の状態に戻すことができます。

建具の建てつけ修理

時間とともに下がってしまった鴨居の修理などを行います。ロウなどを利用して建具の滑りを調整することも出来ます。

窓の修理・調整作業

割れた窓ガラスの張替えを行います。サッシ窓の傾きの調整なども行います。

ヒンジの調整・交換

緩んでしまったドアのヒンジを交換、調整することが出来ます。

ドアの穴・欠けを補修

誤って開けてしまったドアの穴や欠けを補修します。穴が多い場合は補修ではなく交換のほうが安く済む場合もあります。

襖や障子の張替え

時間とともに汚れの目立つようになった襖や障子を張替えます。襖はデザインを変えることで部屋のイメージを変えることも可能です。

カーテンレール取付

カーテンレールがなかった窓へのカーテンレールの取付けや、デザイン性の高いカーテンレールへの交換を行います。

網戸の張替え、修理・調整作業

網戸の張替えを行います。滑りやすさを元に戻したり、枠との隙間が生じている傾きの調整なども行います。

ここではご紹介していない建具の修理作業も業者さんによっては対応してもらえることもありますので、一度相談してみてください。

建具修理・補修の作業依頼〜完了の流れ

  1. お問い合わせ
    電話・メール・FAXで業者さんに依頼します
  2. 作業内容詳細の打ち合わせ
    簡単な作業内容の場合は「電話で詳細ヒアリングのみで見積作成」となることもありますが、基本的には直接家まで来てくれて現場確認し、 その場で見積を行います。複雑な作業でなければそのまま「作業」となることがあります。
  3. 見積
    依頼した内容を元に見積を作成してもらいます。
  4. 正式依頼
    見積金額に納得がいく場合は正式依頼となり作業へと移行します。
  5. 施工・作業
    見積内容に従って実際に作業を行います。作業途中に見積範囲外の作業が必要になったときは、お客様と相談しながら進めていくことになります。

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!

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