2019年7月1日

マンションでトイレ交換するときの費用は? ポイントと注意点も解説

マンションでトイレ交換をする場合、いくら費用がかかるのか気になりますよね。この記事では、トイレ交換にかかる費用だけでなく、トイレ空間をより快適に使用するために押さえておきたいポイントや、注意点についてご紹介しています。マンションにお住まいで、トイレ交換を検討されている方はぜひご覧ください。

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マンションでトイレを交換する費用はいくら?

マンション トイレ交換

最近では、機能的で快適性に優れたトイレが人気ですよね。マンションや賃貸物件にお住まいでも、トイレのリフォームを検討されている方は多いのではないでしょうか。

トイレを交換する際にかかる費用は、設置する便器のグレードによって変わってきますし、トイレの床や壁などの内装も一緒に新しくする場合は、追加で費用がかかります。

便器の価格は、5万円~30万円程度で、機能の有無などにより差が出ますので、ご家庭に必要な機能を持つものを選ぶと、費用を抑えることができます。
また、トイレの内装工事費用は、壁紙や床材の種類、施工面積によって変動しますが、3万円~5万円程度を目安にしておくと良いでしょう。

マンションでも設置できるトイレの種類

トイレは種類は4つに分かれていて、それぞれ設置方法や特徴が異なります。
トイレの広さや使い勝手を考慮して、適切なトイレを設置しましょう。

例えば、「タンク一体型(手洗い器付き)」から、機能性にも優れた「タンクレス型」へリフォームすることは可能です。しかし、タンクレス型は、手洗い器がないため、別に手洗い器を取付ける必要があります。トイレに手洗い器を設置するスペースがない場合は、組合せ型やタンク一体型を取付けなければなりません。

さらに、排水方式(壁排水、床排水)によって、設置できる便器の種類が限られてしまうことがありますので、注意してください。
ここでは、各タイプの特徴についてご説明しますので、ご自宅に設置できるトイレかどうかも含め、しっかりと検討してください。

組合せ型

マンション トイレ交換

「組合せ型」は、タンク、便座(ウォシュレットなど)、便器の3つのパーツが、それぞれ分かれているタイプです。好みのデザインや予算などに合わせて、自由に組み合わせることができ、壊れた部分だけを交換することができるので、費用をおさえることができます。

タンクは、手洗い器の有無を選ぶことができますが、凹凸が多い形状のため、隙間にホコリや汚れがたまりやすく、掃除がしにくい箇所があります。

タンク一体型

「タンク一体型」は、タンク、便座(ウォシュレットなど)、便器の3つのパーツが一体型になっているタイプです。凹凸がなく継目が少ないので、掃除もしやすいといわれています。

便座だけが壊れたり不具合が現れた場合は、修理することが可能ですが、個別のパーツだけ交換はできないため、トイレごと全部を交換しなければならないことが多いようです。

タンクレス型

マンション トイレ交換

「タンクレス型」は、タンクがないので形状もコンパクトで、見た目がすっきりとしています。デザイン性も高く、手軽に掃除ができるのが特徴です。
ただし、トイレ本体に手洗い器がないため、別途手洗い器を設置しなければなりません。

システムトイレ

マンション トイレ交換

「システムトイレ」は、手洗い器や収納などを自由に組み合わせて設置することが可能です。 トイレ空間を大きく変えることができるだけでなく、トイレットペーパーや洗剤などの収納もありますので、非常に便利になります。

また、ラックなどをご自分で選べるため取付ける手間も省けます。

マンションのトイレリフォームで忘れがちなポイント

マンション トイレ交換

出典:Photo-AC

マンションのトイレリフォームでは、次の3つのポイントを確認しておくことで、より快適で使いやすいトイレ空間に近づけることができます。 リフォーム後に後悔することのないように、しっかりと計画を立てることが大切です。

  • 便器の大きさを測る
  • トイレに合った床材や壁材にする
  • まわりの設備との色合い

便器の大きさを測る

設置する便器は、トイレの広さに合うサイズを選ぶことが大切です。

マンションのトイレの広さは、おおよそ0.4坪(78cm×123.5cm)が一般的です。 設置する便器の先から、ドアまでの距離は、45cm~50cmくらい設けておくと、出入りの動作などがスムーズに行えるでしょう。

また、左右の壁と便器の間にも15cm~20cm程度のスペースを設けておくと、無理のない動作が可能です。 従って、0.4坪のトイレには75cm×48cm程度の大きさの便器を設置すると、トイレ内での動作が不自由なく行え、快適に使用することができるといわれています。

トイレに合った床材や壁材にする

マンション トイレ交換

トイレは、家族が毎日何度も使用しますので、汚れも付着しやすく臭いもこもりやすい場所です。特に腰から下の壁は、尿などが飛び跳ねてしまうため、黄ばんだり、臭いが付着することが懸念されます。

床材や壁材は消臭効果があり、水や汚れに強いものを選ぶと、掃除も簡単ですし嫌な臭いが気になることも少なくなります。

トイレに適した床材には、主に次の4種類が挙げられます。

  • クッションフロア

「クッションフロア」は、ビニール素材なので水拭きができますし、汚れが付着した際も早めに対応すればサッとふき取るだけで済みます。また、価格も比較的安価でデザインの種類が多く、トイレ空間を自由にコーディネートすることが可能です。

  • フロアタイル

「フロアタイル」はタイル状に加工された、塩化ビニール樹脂素材です。キズが付きにくいのが特徴で、デザイン性に優れ、大理石調、タイル調、フローリング調など、お好みに合わせて選ぶことができます。

  • フローリング

「フローリング」は、廊下などと同じ床材ですので、トイレに入ったときにも部屋の延長として認識でき、違和感を感じることが少ないでしょう。 しかし、水やキズなどが付着しにくく、コーティング加工されたものを選ばないと、水などが付着した際に変色してシミになることがあるので、扱いには注意が必要です。

  • タイル

「タイル」は、耐久性、耐水性に優れている材質です。普段の掃除は、水拭きで済むので手間もかかりません。色やデザインが豊富ですので、ナチュラル、ラグジュアリーなど様々な空間演出が可能です。ただし、冬場は床が冷たくなるため、マットを敷くなどの工夫が必要になります。

周りの設備との色合い

最近は、トイレ全体をコーディネートして、快適な空間へとリフォームする方が多くいらっしゃるようです。

便器の色は、「クリアホワイト」「アイボリー」が定番ですが、同じホワイト系でも印象が異なりますので、全体の雰囲気に合うものを選ぶのがポイントです。 ペーパーホルダー、手洗器、収納などの備品との色合いや、デザインを考えながら選ぶことで、より統一感のあるトイレ空間に仕上げることができます。

マンションのトイレ交換で失敗しないための注意点

マンション トイレ交換

最後に、マンションのトイレ交換の際に、失敗しないために押さえておきたい注意点についてご紹介します。 トイレリフォームは、手間や費用もかかるので、そう何度も行えるものではないため、ポイントをしっかりと把握しておきましょう。

管理規約を確認する

マンションではリフォームを行う際、「管理規約」「使用細則」を確認しておくことが大切です。 管理規約には、個人が専有部分のリフォームを行う際、可能なリフォームの箇所や範囲など、様々な制約が記載されています。

一般的には、トイレ内のリフォームをすることは可能ですが、排水管の位置(パイプスペース)を変更するリフォームは行えないことが多いため、注意してください。

排水方式を確認する

トイレの排水方式は、「壁排水」と「床排水」の2種類です。 各排水方式の違いを説明しますので、ご自宅の汚水を流す排水管が、床と壁のどちらに空いているかを確認してください。

また、冒頭でもご説明しましたように、排水方式によって排水芯の経口サイズが異なるため、設置できる便器の種類が限られることがあります。不安な方は、業者やメーカーに問い合わせてみましょう。

  • 壁排水

壁排水は、一部のマンションや公団住宅にみられる排水方式で、便器の後ろから壁の間に太い排水管が設置されています。トイレ後方に、排水管が通っているため、掃除がしにくいことが懸念されます。

  • 床排水

床排水は、戸建て住宅や多くのマンションで採用されている一般的な排水方式です。 排水管は床下に接続されているので、壁排水に比べて空間がスッキリとして見えま。

まとめ

マンション トイレ交換

マンションや賃貸物件でトイレ交換を行う際は、管理規約や使用細則に目を通し、制約について確認しておくと、管理会社とのトラブルも回避できるので安心です。

さらに、トイレ空間に合った便器のサイズを選んだり、汚れに強く、消臭効果のある床材や壁材を選んでください。排水方式(壁排水、床排水)を確認しておくことで、便器の種類が明確になりますので、業者との打ち合わせもスムーズに行えるでしょう。

リフォーム費用は、設置する便器の種類や取付ける備品、床材、壁材、リフォームする箇所(範囲)で変動します。 現在、お使いのトイレが使いにくいと感じたり、快適な機能のある便器を使用したい方は、ぜひ新しいトイレにリフォームされてみてはいかがでしょうか。

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