ウォシュレットの取付け - 自分で出来る対処法と修理費用
1980年代に登場したウォシュレットは、累計台数が3,000万台を突破。近年でもなお、導入台数を伸ばしており、今やほとんどの家庭に見られる代表的な家電製品となっています。
最近ではおしりを洗う温水洗浄機能の他にも、嫌なニオイを軽減してくれる脱臭機能や、 汚れやすいノズルを自動で洗浄してくれるノズル洗浄機能、また、便座とふたの自動開閉機能や、 省エネに配慮して節電機能を搭載したものなど、便利な機能がいくつもあります。
ウォシュレットは使い心地もよく、多機能で非常に魅力的ですが、構造が複雑な電化製品ため、 一度故障などを引き起こしてしまうと、素人が無闇に取り扱うことができないというデメリットももっています。
プロに依頼した場合の費用相場の目安
ウォシュレットの取付、交換にかかる費用は約8,000~11,000円が目安になります。
ウォシュレットが故障してしまう原因
精密な機械が搭載されているウォシュレットですが、うまく機能が作動しない、動き出したけど止まらないといったトラブルも少なくありません。
不具合が起こった際には、故障を疑う前にまずは以下のことを確認してみましょう。
- コンセントが抜けている、もしくは停電が発生していないか
- 各部品が正常な位置から外れていないか
- リモコンの電池などが切れていないか
確認してみても原因がみつからない、または改善したのに正常運転をしないという場合には、ウォシュレット自体が故障している可能性が高いです。 素人の手で触るのは避けて、速やかに専門業者に修理を依頼してください。
ウォシュレットの取り付け方
専門的な知識や技術を持っていれば、以下の手順を踏まえてウォシュレットを取り付けることができます。 しかし、ウォシュレットは非常に精密な機器が搭載されており電気を使用する製品ですので、取付ける際にミスがあると思わぬ事故に繋がる危険性があります。 余程の自信がない限りはできるだけ専門業者に依頼するようにしてください。
用意しておくもの
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- ウォータープライヤー
- モンキーレンチ
- スパナ
実際の対処法
STEP1 止水栓を閉じる
マイナスドライバーを使って止水栓を閉じて水を止めます。時計回りに回すと閉じることができます。
STEP2 給水管を取り外す
スパナなどを使ってゆっくりとナットを緩めて既存の給水管を取り外します。
STEP3 分岐金具を取り付ける
止水栓を抑えながら、ウォシュレットを購入した際に同梱されているパッキンを挟んで分岐金具を取り付けます。
STEP4 フレキシブル管を取り付ける
STEP3で取り付けた分岐金具にフレキシブル管を取り付けます。その際、ナットの部分にパッキンが入っているかを確認しましょう。
STEP5 既存の便座を取り外す
便座が固定されているナットを工具で外し、既存の便座を取り外します。この時点で便器側に汚れが付着しているようであれば、しっかりと拭き取って綺麗にしておきましょう。
STEP6 ベースプレートと本体を取り付ける
ウォシュレット用の取り付けベースプレートを取り付け。便座取り付け穴にゴムブッシュを差し込み、ネジを締めてしっかり固定してください。
ゴムブッシュが差し込みにくい場合は、表面を水で濡らしてみてください。
ベースプレートの設置が完了したら、そこにウォシュレット本体をカチッとなるまで差し込んでください。
STEP7 給水ホースを取り付ける
STEP3で取り付けた分岐金具に給水ホースを取り付けます。この時、給水ホースが折り曲がったり、つぶれたりしないように注意してください。
給水ホースが接続できたら、ゆっくりと止水栓を開けていきましょう。
STEP8 試運転をする
電源プラグを差し込んで試運転をしてみます。水漏れなどがないかをよく確認しておきましょう。特に配管接続部に注意してください。漏水などの問題がなければ完了です。
予防方法と注意点
ウォシュレットは、精密機械が搭載されており、非常にデリケートな家電製品といわれています。 長く使用するためには、ホコリなどをためないように小まめに掃除をしておくことが大切です。 定期的なメンテナンスも行っておくといいでしょう。
また、トイレ内の環境に気を配っておくことも大切です。頻繁に換気を行うなど、湿気をこもらせないように注意しておきましょう。
掃除の方法としては、まず水を絞った布にトイレ用洗剤、または台所用の中性洗剤をつけて、便座の表面を拭いていきます。 同じように便座のふたを裏と表を拭いていき、便座と便器を取り付けている接続部分も同じように拭いていきます。 ノズル部分など細かい個所は使い古しの歯ブラシなどを使うとよいでしょう。 綺麗になったら不要な洗剤を取り除くために、全体を水拭きします。掃除終了後は便座とふたはしばらく空気にあてるために開けたままにしておきましょう。
とくに、便器本体とウォシュレット(便座)の隙間はホコリや汚れがたまりやすい部分です。 汚れがひどくなると落ちにくくなるので、汚れが軽いうちにきれいに掃除しておくことがポイントといえます。 清潔に保つことでトラブルを回避できることもありますので、常日頃から小まめに掃除するよう心掛けておきましょう。
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