2018年1月16日

エクステリアとしての窓シャッターの必要性と選び方

防犯のために窓シャッターを取り付ける方が増えていますが、窓シャッターにはエクステリアとして住宅の外観を引き立てる役割もあります。住宅の安全を守るために重厚なイメージのある窓シャッターですが、近年では見た目にもこだわりのある物が増えています。ここでは住宅のエクステリアとしての窓シャッターの必要性や選び方を解説します。

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引用:pixabay.com

窓シャッターを設置していない住宅は意外と多いのではないでしょうか。確かに、窓自体やサッシの性能が向上したことでシャッターを取り付ける必要性を感じなくなったり、住宅のデザインと合わないといった理由があるかと思います。

しかしその必要性は時代と共に変化し、新たな役割が加わったりもします。多くのメーカーから機能性の高い商品が発売されていますが、昨今、重要視されるようになってきたのが、外観を彩るエクステリアとしての役割です。今回は、エクステリアとしてのシャッターの重要性や選び方をご紹介します。

エクステリアとしてのシャッター

シャッターを選ぶときは、まず、必要な機能を持っていることが重要です。台風などが多いのであれば防災性、暮らしを快適にするのであれば、採光性や通風性を取り入れることになるでしょう。

しかし、どんなに素晴らしい機能が備わっていたとしても、家の外観とまったく合わないシャッターではいかがでしょうか。純和風の家にアルミ製のシャッターや、ヨーロッパ調の住宅に重厚感のあるブラック系のシャッターといった組み合わせを街角で見かけると、違和感を覚えてしまいます。

個性を大切にする時代になった今、住まいも住む人の個性を表現する要素の一つとなりました。住宅を見てそこで暮らしている人を想像する方も多いかと思います。家の外観は内部と同じくらいにこだわりのある部分となっているのです。

シャッターとは窓を覆うものですので、閉めている時には住宅の外観のにおいて大きな面積を占めます。また、シャッターを開けていたとしても、収納部分は見えるものです。そのシャッターが、せっかくこだわってデザインした住まいの外観を台無しにしてしまうのは避けたいものです。

大切なのは、個性を思う存分発揮しデザインした住まいの外観にマッチし、雰囲気を壊さず、さらに美しさや可愛さ、スタイリッシュさなど、その住まいの魅力を引き立たせるものを選ぶことです。そのようなニーズに応えられるように、デザイン性が高いシャッターが増えてきました。一昔前の大きなゴツゴツとしたデザインではなく、あらゆる部分でスリム化したり、収納部分を小さくする工夫がされていたりと、見た目を重視してシャッターを選ぶことができるようになったのです。

防犯性も重要

デザイン性とともに、エクステリアとして防犯性も重要になります。シャッターを選ぶ時には見た目だけでなく防犯性などの実用性も重視する必要があるのです。

シャッターには夜間の侵入を防ぐ効果があります。シャッターだけでは完璧とはいえませんが、窓と合わせて2重にロックがかかっていれば、空き巣にとってはこじ開ける手間もかかります。外側からは簡単に開かない構造になっているものもありますので、夜間の防犯対策には効果的です。

アルミ製だと軽いのでガラガラという音が鳴りにくく、夜間や早朝の開閉も静かに行えますので、近隣の迷惑になりにくいです。日中は閉まっていると留守だと分かってしまうので、開けておいた方がよいでしょう。「CPマーク」のついたものは、「防犯性の高い建築部品」です。

また、プライバシー保護という観点では、完全に遮蔽するシャッターは目隠しとして最適です。日中もレースのカーテンだけでは外から部屋の中が見えてしまう可能性がありますが、スリットタイプやブラインドタイプなどは目隠しの役割を持ったまま採光が可能なので、プライバシーの保護という役割を担えるでしょう。犯罪の抑止力に一役買うこともできるのがシャッターです。

引用:photo-ac.com

住宅に合わせたシャッターの選び方

デザイン

やはり大切なお家に合うシャッターを選びたいものです。最近のシャッターはモダンな家にもマッチするよう、スタイリッシュなデザインになっているものが多いです。外壁や雰囲気に合わせて、色も5~6種類ほど用意されています。スリムなタイプもあり、より外観に馴染むようになっています。

シャッターが閉まっているところをご自身で見ることはそんなに多くないかもしれませんが、夜間など、お家の雰囲気に多少なりとも影響する部分です。外観の美しさを際立たせるようなデザインのシャッターが増えていますので、さまざまなシャッターを比べてみて、住まいのイメージにピッタリのデザインを選びましょう。

つけられる場所や操作方法もさまざま

デザイン性の高い住宅も増加し、窓の形も多種多様になりました。それに合わせてシャッターも開発されています。小窓に設置可能なシャッターや、屋内側から取り付けられる出窓用シャッターもあります。手動で操作するタイプの中には、窓を開けずに内側から開閉できるものもあります。シャッター事態にソーラーパネルが設置されていて、太陽光で発電した電力で操作できる電動タイプも開発されました。

今までは雨戸が無かったが、シャッターを取り付けたいという方のために、既存の窓に設置可能なシャッターもあります。外壁にスペースがあれば取り付けられる、リフォーム用に考えられた商品です。

まとめ

さまざまな個性で彩られた住まいのデザインの多様化に合わせられるよう、シャッターのデザインも豊富になりました。一昔前のシャッターは密閉するもの、防犯や防災といった機能としては優れていました。しかしイメージ的には、どことなく重く、圧迫感のあるものでした。そんなシャッターがスリムになり、カラーバリエーションが増え、軽量化し、住まいを彩るエクステリアとしての役割を担うようになったのです。

大切な家族を守るものとしてだけでなく、大切なお住まいを美しく引き立たせるものとして、シャッター選びを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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